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その昔、ロジカルシンキングの講師に、「ふだん、ロジカルシンキングを意識して仕事をされているのですか?」と質問したところ、「ぶっちゃけ、意識することはほとんどない」と言われたことがあります。「意識するまでもないほど、ロジカルシンキングがアタマに染みついていて自然と使えている」と解釈することもできるかもしれません。一方、私個人の実感としては、ロジカルシンキングの本を読むとアタマが良くなったと満足する一方、それを意識的に日々の仕事に落とし込むことはできていません。率直に難しいからです。同樣の人は多いのではないでしょうか。しかし、本書でお伝えするロジカル思考は非常にシンプル。「合目的」「構造化」「論拠」「網羅」という4要素を少し意識するだけで、勝手にロジカル思考ができてしまうのです。本書はこれまでのロジカルシンキング本のなかでもっとも「シンプル」で「使える」本になっているはずです。
POSTED BYかばを
View Moreトヨタ、イオン、楽天、メルカリ、日本製鉄…
本書は「話がわかりやすくて仕事が早い人」になるための方法を解説する。
大手企業で研修登壇する著者が伝えている
明日から「話がわかりやすくて仕事が早い人」になる方法
その方法とは、「ロジカル思考のスキルやコツ」だ。
一般に「ロジカル思考」というと、基本的な考え方として帰納法、演繹法、弁証法など、具体的な手法としてMECE、仮説思考、ゼロベース思考、ピラミッドストラクチャー、さらにさまざまなフレームワークを使った方法をイメージする人もいるだろう。
しかし、これらは学ぶのが難しいうえに、実際のビジネスシーンに落とし込むのは容易ではない。
「本を読んで理解したつもりだけど、意識して仕事に活用することができない」という声をよく聞く。
しかし、本書の「ロジカル思考」はもっとシンプル。
具体的には、「合目的」「構造化」「論拠」「網羅」の4つの要素からなる方法だ。
合目的:内容が目的に合っているのか?
構造化:全体の構造が明確か?
論拠:答え(意見、判断、提案など)の理由が適切か?
網羅:情報に漏れや重複がないか?
これらの4要素を意識して実践することで驚くほど仕事がはかどるようになる。
しかも、メールや資料作成、報連相といったコミュニケーションなどの日常業務から、大切なプレゼンや商談などの重要案件、そして問題解決まで、幅広く活用できるのだ。
本書を読めば、明日から「話がわかりやすくて仕事が早い人」になれるはずだ。
本書における4つのロジカル思考の主な特長
①メールの作成から、報連相、資料作成、プレゼンまで、日常業務にも重要な場面でも、さまざまなビジネスシーンに「簡単」に落とし込めるところ。
②意識するだけで、すぐに改善し、それを当人も「実感」できるところ。
③4つの思考そのものが「シンプル」でわかりやすい。
こんな人に読んでほしい!
●無駄をなくして、もっと効率的、効果的に仕事をしたいと願うビジネスパーソン(新人から中堅社員)。
●実績がなかなか出せないことに悩む部課の管理職・チーム(プロジェクト)のリーダー。
目次
まえがき 本当に仕事で使えるロジカル思考
序章 ロジカル思考の4つのステップ
第1章 ロジカル思考の第一歩は目的の明確化 合目的
第2章 △□◯のパターンで全体を把握する 構造化
第3章 「それ、理由になってないよ」と言われないために 論拠
第4章 構造に欠陥を出さないために要素を集める 網羅
実践編 ロジカル思考を仕事に活かす
1 ロジカルな報連相
2 ロジカルなメールの書き方
3 ロジカルなプレゼンテーション
4 ロジカルな会議
5 ロジカルな議事録
6 ロジカルな情報整理4
7 ロジカルな問題解決
あとがき 話がわかりやすくて仕事が早い人へ
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世界中の人と繋がれるようになった社会とは言いつつも、言語と文字においては、コミュニケーション手段として共通認識することはまだまだ困難です。一方、人間の視覚による感知機能、とくにヴィジュアルから認知できる割合は、約80%以上と言われています。誰かに何かを〝伝える″とき、ヴィジュアル表現で伝えることがどれだけ重要なのかということがわかります。「すべてのヴィジュアルは言語を越える」という信念のもと活動されている、概念アーティスト・溝部達司氏の思考・発想法を参考にしてみてください。〝伝える″ことを生業にしている人すべての方におすすめです。
POSTED BY美馬
View More「言葉」では伝えられない感性がある。
「見てわかる」「見て感じる」サインで、世界中の人たちが共有できるモノやコトをより多く生み出せる世の中になってほしい。そんな思いから本書は生まれました。
仕事で新しいアイデアを生み出せない、取引先が求めている企画がつくれない、自分にしかつくれないものがない……。そんな悩みを持っているならば、ぜひ本書で紹介する〝言葉で伝えない″考え方を参考にしてみてください。
本書では、〝言葉で伝えない″の根拠になるデザインやロゴマーク、サイン、モノ、コトをいくつも提案します。そして、そのために必要な感性や思考などについて、著者自身の経験を踏まえて紹介していきます。
どんな学問をしていても、どんな仕事をしていても、どんなプライベートのときを過ごしていても、一番に必要なことは、分析したり説明したりする言葉ではない。大切なのは、「感性」を原点にさまざまな発想をすることだ。
——はじめにより
本書の目次
はじめに
第1部 デザインの本質
第1章 言語表現とヴィジュアル表現
「文化」の言語表現と「文明」のヴィジュアル表現
伝達の本質に迫った「TOKYO 1964」
枠をつくらない思考が自由な発想を生み出す
教育の本質は自ら学び考えること
デザインにサインを取り入れる「De/Sign」思考
ヴィジュアルだけで表現するピクトグラムの力
現代ピクトグラムが生まれたきっかけ
すべてのヴィジュアルは言語を越える
第2章 言葉がなくてもデザインは語る
安全な方向を直感させる世界標準の「非常口」サイン
生き物としての人間に共通する感性
グラフィックで表現する日本人のアイデンティティー
国旗に歴史や文化は表現される
世界の潤滑油になれる日本人の感性
国際的に統一しなければならないモノ
見るだけで味をイメージできるロゴマーク
世界で一番シンプルな企業ロゴマーク
ティファニーブルーはどんな色?
名前を聞くだけで脳裏に浮かぶあの写真
日本を言語不要で表現できる唯一の山
第2部 感性を磨く
第3章 デザインは「1」ではなく「0」から始まる
枠を取り去る0ベースの発想
「0」とは何か?
「コップ」を取り去ったら何が残る?
「0」から「1」を生み出す力を養う
発想を実現させるために必要なモノ
時代の変化を読み取る力が新しさを生む
吉田松陰や高杉晋作らに学ぶ「志」
決してあきらめることのない強い思考
第4章 発想は五感を磨くことで生まれる
目から鱗が落ちたときに自由になれる
小学生が時間の概念を感じた瞬間
始まりはスケール感のイメージから
言葉では表せない感性がある
人が亡くなった瞬間に何を思うか?
自然からの発信に気づいてみる
戦略・戦術・戦闘の感性
夢の中で発想したモノを生み出す
誰しも自分を壊さなければならないときが来る
建築における時間軸の感覚
第5章 本物との出会いが本物の感性をつくる
努力できる感性、努力の方向性を見極める感性
その人は「その人の音」を追い続ける
ソプラノ歌手が響かせる音の裏側
ISOはなくてもいい
動物と自然と人間の知恵の共存
必要のないモノを捨て去る思考形態
記憶と知識から独自の感性を磨く
将棋と相撲に見る日本独特の「間」
無駄・余白・余韻の空間としての「間」
「日本人にしかできない」は曖昧さがつくり出す
曖昧な色彩が感性に働きかけること
第3部 人が想像できるモノは必ず創造できる
第6章 言葉の枠を越えた産物の数々
やわらかく光る「面光源」
環境にもやさしい「ECO時計」
音の概念を変えた紙の「フィルムスピーカー」
手巻き寿司のイメージが世界を変えるきっかけに
いつまでも心に残る親しみやすいロゴマーク
誰が見ても安心できるロゴマーク
日本文化を世界に運ぶフランチャイズ展開
「想像」が未来につながる「創造」になる
第7章 言葉を越える表現へ挑戦を続ける
イメージができればロジックは後からついてくる
ひと言で物事の本質を表すコンセプトワーク
その言葉にたどり着くために必要なコト
コンセプトワークの手順とスキルの磨き方
比較論でコンセプトワークのコツをつかむ
訓練で感性は高められる
「人間」と「アナログ」と「デジタル」
人間が唯一つくれないモノ
あらゆるモノの寿命を見据える
なかったモノを生み出すよろこびを知る
答えが出るまではイメージを持ち続ける
おわりに
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ビジネス書界隈では、「言語化」をテーマにした書籍があふれています。この言語化ブームの牽引してきた一人が本書の著者、木暮太一さんです。今回、木暮さんが挑戦したのが「言語化」×「人生」。本書の中でも触れられていますが、「人生を変えたい、変えよう」と思ったとき、私たちは何をすべきかどうか、すでに「大事なこと」はもうだいたい知っています。問題は、知っていても実現できないことです。なぜか?それは、「明確になっていないから」。明確にするために必要なのが「言語化」です。言語化すれば、【目標】が明確になり、すると【思考】が明確になり、【行動】が明確になります。行動につながるためには、どのように言語化すればいいのか。本書では、そのノウハウをわかりやすく解説してくださいました。「やりたいことが見つからない」人、「やりたいことを先送りしてしまっている」人、とにかく人生を変えたいと思っている人、何者かになりたいと思っている人に役立つ1冊です。
POSTED BY森上
View More【毎日こんなに頑張っているのに、
現状を変えたいけれど、
まったく前進していないのは、
正しい「言語化」ができていないから】
何をやったらいいかわからない……。
毎日こんなに頑張っているのに、
まったく前進した気がしない……。
やりたいことが見つからない……。
やりたいことがあるが、つい先送りしてしまう……。
そんな悩みを抱えている人に、
1つ共通する原因があります。
それは……
正しい「言語化」ができていないから
です。
10万部超のベストセラー『すごい言語化』の著者にして、
本書の著者、木暮太一さんは、
正しい「言語化スキル」を身につければ……
【目標】が明確になり、
【思考】が明確になり、
【行動】が明確になる、
と言います。
多くの人は、
すでに「大事なこと」は
だいたい知っています。
なのに、
人生が変わらないのは、
「正しい言語化」ができていないから、
というわけです。
人生は、
正しく言語化すれば、
一気に動き出します。
本書では、
人生を変えたい、現状を変えたい
と思っている人のために必要な
「正しい言語化」のノウハウを徹底解説します。
目標を見つけたい、
目標を達成したい、
そして、人生を変えたい――。
そんな思い悩む人におすすめの1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。
はじめに
序章 あなたの人生を今日から動かす
◎人生を動かす3つのステップ
◎残るは「言語化」だけ
◎なぜ言葉にすると、人生が動き出すのか
◎言葉が、ぼくらに制限をかけている
◎「借金は悪」という言葉があなたの人生に与えている影響力
◎人生は「言語化」すると動き出す
第1章 あなたの人生を動かすものを言語化する
◎熱意を持ちにくい時代に、自分の人生を動かす
◎人生を動かすために必要な3つのこと
◎ゴールは、いつ明確になるのか?
◎「天職」は、後付け
◎「先を見て計画をつくる」ことができない理由
◎すべて「たまたま」
◎「やりたいことが見つからない」と悩むあなたへ
◎嫌いなものは避けなければいけない
第2章 自分が望んでいるものを「言語化」する
◎いくら考えても、「やりたいこと」なんて見つからない
◎ぼくらが考えている「ゴール」は、本当に欲しているものではない!?
◎「やりたいこと」を壮大に考えすぎかも
◎「やりたいこと」の選択肢は、すでに持っている
◎何も制限がなかったら、やりたいことは見つけられるのか?
◎ぼくらが本当にやりたいことは、「失敗体験」からわかる
◎人目や社会を気にしすぎて、押し殺してきた欲求
◎人に言えなかった「願望」に目を向ける
◎人に言えなかった願望は、あなたが嫌っているものに潜んでいる
◎「相反する感情」の発生メカニズム
◎「自分の本心」を見つける方法
◎あの人が嫌いな理由の裏に隠れている本心
◎『スラムダンク』三井寿の本心
◎ムカつく感情はそのままで、「それは自分がほしいもの」と認める
◎あえて「世の中的に悪いもの」に目を向けてみる
◎これまで時間とお金を使ってきたものが、あなたの人生を動かす
◎基準は、「仕事になるか、稼げるか」ではなく、コレで考える
◎近い将来の「ちょっと楽しみなこと」が、ぼくらの人生を動かす
◎「人間が幸福感を得る」メカニズム
◎島田紳助さんが語る、人生を平凡に過ごさない秘訣
第3章 ゴールと同時に「自分」を言語化する
◎「強み」探しでの落とし穴にご用心
◎「褒められた経験」には2種類ある
◎人から褒められたことは、なぜ危ないのか?
◎「強み」を〝結果〟で判断してはいけない
◎「精神的コスト」が低い「強み」を探せ
◎避けるべきは、「苦手なこと」ではなく、「精神的コストが高いこと」
◎人に比べて精神的コストが低いものが、なぜいいのか?
◎最初から「独自性」を考えても意味がない
◎ひとまず、コンフォートゾーンを固める
◎コンフォートゾーンがあるから、積極的にチャレンジができる
◎「退路を断つ」より「安心感」がパフォーマンスを上げる
◎安心感があると、何も心配せずに挑戦できる
◎自分を止めている「不安」や「課題」を言語化する
◎「不安」とは何か?
◎「不安」を言語化するコツ
◎不安を明確にしないと、どんなリスクがあるのか?
◎自分の「無意識」を言語化する
◎ぼくらは、ぼくらのまわりの平均値になる
◎「当たり前」の基準は、人間環境で書き換えられる
◎自分が学ぶべきことは何か?
◎人生を動かすための「リスキリング」
◎ヒントは、「自分が毛嫌いしている人」がやっていること
◎新たな学びを止めているのは誰だ?
◎もしリスキリングをしなかったから、ぼくの人生は止まっていた
第4章 「やるべきこと」を取捨選択する
◎しょぼい案でも、今日からやれば成果が出せる
◎なんちゃってコンサルタントの受講生が成果を出した秘密
◎「効率的にやろう」が、あなたの人生を止める
◎自分の人生を動かすために、「行動」を言語化する
◎「今日やるべきこと」を言語化しよう
◎「苦手克服」は、やるべきことではない
◎「念のためこれも」という発想が、あなたの人生が止めている
◎その資格、何のために取るの?
◎みんなが必要と言っているから、英語を勉強する!?
◎成功体験を積み重ねたら、いけない
◎「絶対成功する」と思うほど、「失敗」を許容できず、行動できない
◎その行動、変化をもたらせている?──「捨てていい項目」を言語化する
◎年間200冊読んで学んだことを、実践し、結果につなげたか?
◎ぼくが10年間続けている「30秒読書」
第5章 「やりたいこと」と「今日やるべきこと」を言語化する
◎人生が止まってしまう本当の理由は、「あきらめるから」ではない
◎「あきらめなければ夢は叶う」は大嘘
◎60過ぎの売れないバンドマンとカーネル・サンダースの違い
◎カーネル・サンダースが持っていた「行動リスト」の量と実践力
◎行動リストがどんどん思いつく「言語化」3つのステップ
◎【ステップ1】全体を俯瞰して「軸を広げる」
◎俯瞰するために必要なのは「数」
◎パルテノン神殿の設計で考える
◎「全体を俯瞰して『軸を広げる』」練習
◎【ステップ2】「方向付け」する
◎「方向付け」したものを具体的な「行動リスト」にしてみるが……
◎【ステップ3】「今日やるべきことに分解」する
◎期限はゆるゆるで設定する
おわりに -
ここ数年の傾向として、(コロナ禍の影響も加わり)ジェンダーやさまざまな価値観が二分、多様化していることを体感します。「多様性の時代」と呼ばれるそんな今、自分とは異なる意見をはねつけたり、頑として受け入れなかったりする態度は人と人の対立を深めるだけ。受け入れがたいものを受け入れなくとも、「いったん受けとめる」ことはできるのではないか。そんなささやかな問題意識から生まれた企画です。
POSTED BY寺崎
View More「いったん受けとめる」
みなさん、こんなことはありませんか?
それだけで人生はうまくいく
◎会議の席で部下から建設的な意見が出てこない。
◎友達と食事の約束をしても、なかなか行き先が決まらない。
◎子どもに「週末どこに行きたい?」と聞いても、「どこでもいい」の一言で終わってしまう。
・・・ささいなことにように思えるかもしれません。
でも、こうした状況を放っておくと、大きな問題に発展しかねません。
なぜでしょうか?
会議で建設的な意見が出なくなれば、指示待ち社員ばかりになってしまいます。友達との食事の約束がスムーズに決まらなければ、そのうち付き合い自体がおっくうになり、疎遠になってしまうかもしれません。子どもが自分の意見を言わなくなれば、将来、夢や希望を持てない大人になってしまうかもしれません。
これらの問題の根底には、実は共通点があります。
それは・・・あなたが相手の気持ちを「受けとめていない」ということ。
もう一度思い出してください。
問題が起こる前、こんなことはありませんでしたか?
◎部下が会議で提案したのに「いいんだけどさ……」と否定してしまった。
◎友達が和食の店を提案したのに「イタリアンがいい」と否定してしまった。
◎子どもが遊園地に行きたいと言ったのに「混んでいるから」と否定してしまった。
受け答えをした方は否定したつもりはなかったでしょう。でも、言われた方は「自分の気持ちを受けとめてくれなかった」「否定された」と感じてしまうのです。
こうしたことが続くと、そのうち「どうせ言っても受けとめてくれない」と思い、何も言わなくなってしまう……という悪循環の結果が、冒頭の「小さいけれど、放っておけないトラブル」の芽を生んでしまうのです。
現代の人々のコミュニケーションを妨げている最大の障壁が、この「受けとめていない」という態度にあります。
では、どうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
それは・・・「いったん受けとめる」ことです。
「いったん受けとめる態度」はアメリカの心理学者カール・ロジャースが提唱した「受容」という概念に基づいています。相手を否定せず、評価もしない。そうすることで、相手の安心感、話しやすさ、信頼を引きだすことができるようになります。
具体的なやり方は簡単。
× Yes but(うん、でも……)
○ Yes and(いいね、だったら……)
この「Yes and」という接続詞を使って会話を進めていくだけです。
一見単純なテクニックですが、これを身につけるだけで、人生は劇的に変わります。
変化の激しい時代を生き抜くには、異なる意見や主張をいったん受けとめることで、新たなアイデアをビジネスチャンスに育てていかなければなりません。もちろん、これはビジネスの世界だけの話ではありません。家庭や友人関係など、プライベートな場面でも、この習慣は円満な人間関係を築くうえで大きな力を発揮します。
購入者限定無料特典
「Yes and」が楽しく使えるようになる「andフレーズ集」(PDF)
「いったん受けとめる」の習慣化は、繰り返しの練習によって身につきます。そこで本書でご紹介した「Yes andカード」で用いる「andフレーズ集」を特別にご用意いたしました。空気を吸うように「Yes and」が実践できるようになるまで、日常生活のあらゆるシーンで活用してみてください。
※無料プレゼントは、お客様ご自身で別途お申し込みが必要です。
※無料プレゼントは、サイト上で公開するものであり、
小冊子などをお送りするものではございません。
※上記無料プレゼントのご提供は予告なく終了となる場合がございます。
あらかじめご了承ください。
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「デザイン思考やアート思考をビジネスに活用して、新規事業・イノベーションを生み出す」ことは、この10~20年ほど、多くの企業・ビジネスパーソンにとっての大きな「課題」となっています。実際、デザイン思考やアート思考に関する書籍は数多く出版されており、広く読まれています。
ただその一方で、この2つの思考をビジネスに活用した成功例はあまり聞きません。なぜならば、それぞれの思考を単体で使用するだけでは、アイデア創出から事業化(収益化)までの長いプロセスをカバーできないからです。
それに対して、本書で解説する「クリエイティブ・マネジメント」は、アート思考、デザイン思考、ロジカル思考という3つの思考法を掛け算することで、アイデアをリアルなビジネスに育て上げるまでの一連のプロセスを型化したフレームワークです。また、実際に成果もあげています。
「正解の見えない時代」に新しい価値を提供するために、多くのビジネスパーソンの方々にご活用いただきたいと思っています。POSTED BY貝瀬
View Moreビジネスに「創造性」が求められる時代
2022年にダボス会議が発表した「世界が求めるビジネススキルトップ10」で「創造性」が3位になったように、「正解が見えない時代」と言われる今、ビジネスの現場において創造性(クリエイティビティ)が求められています。
これまでの「良いモノ」を作れば売れた「生産性」の時代から、
「新しい価値」の提供が求められる「創造性」の時代へとシフトが始まっています。
そして実際に、今多くの企業が新規事業開発に力を入れています。
とはいえ、大半の企業が新規事業の開発に苦労しているのが現実です。
「アイデア出しの会議をしたり、社内でアイデアを公募してもアイデアが集まらない」
「そもそもどんなビジネスを開発すればよいのか、これからどんなビジネスが成功するのか、アイデアがまったく思い浮かばない」
「とりあえず社員からアイデアを集めてみたが、そもそもビジネスとして成立するか判断できない、どうビジネス化したらよいかわからない」
「“新規事業を開発するぞ!”というかけ声ばかりで、誰もが目先に仕事に忙しく、積極的に取り組んでいないので、まったく新規ビジネスが生まれる気配がない」
さまざまな理由があるでしょうが、要は「新規事業のアイデアを創出して、それをビジネスに育てるノウハウがない」ということです。
新規事業を開発するにあたっては、単に「優れたアイデア」を出すだけではなく、それを現実的なビジネスとして成立させるための多くのプロセスが求められます。
たとえば、事業化に向けたスケジュール管理、コスト調整、人材の配置・育成、アイデアを多産し、仮説を立てて検証し、事業計画を立てるところまで、幅広い業務に対応しなければなりません。
こうした新規事業開発の一連のプロセスをノウハウ化できている企業はほとんどないでしょう。
それを解決するためのフレームワークが本書で解説する「クリエイティブ・マネジメント」です。
新規事業はアート思考×デザイン思考×ロジカル思考のかけ算から生まれる
本書で解説する、新規ビジネスを開発するためのフレームワーク「クリエイティブ・マネジメント」は、次の3つの思考をマネジメントすることを意味します。
・アート思考:創造するスキルと自分起点の内発的なマインド
・デザイン思考:他人(顧客)の思いや行動に共感と洞察を重ねた課題解決
・ロジカル思考:事実にもとづき客観性を持った論理的な思考
まず、アート思考では、経験や多くの知識の蓄積から生まれる「ひらめき」や「直感」を駆使して、今までにない新しいアイデアを創造します。
次に、デザイン思考では、「そのアイデアが本当に世の中から必要とされているかどうか」を顧客の立場に寄り添って想像し、ニーズを深く観察・洞察・検証します。
そして最後に、ロジカル思考では、客観的かつ論理的な思考により、アイデアを具体的なビジネスにしていきます。
この3つの思考を行ったり来たりしながらアイデアをビジネスに育て上げるまでのプロセスが「クリエイティブ・マネジメント」です。
20年以上の現場での実践から生まれた思考のフレームワーク
「クリエイティブ・マネジメント」は、トヨタ自動車のメタバース「メタポリス」や内閣府の「地域経済分析システム(RESAS)」など、多数の新規事業のクリエイティブ・マネージャーを担当してきた著者の柴田さんが、20年以上にわたって現場で実践したきた経験を型化したフレームワークです。
具体的には、新規事業開発チームが全員で新規ビジネスのアイデアの「種」を蓄積し、アイデアを生み出すところから、ニーズ検証、経営陣の承認を得て世に出すまでの一連の流れを型化しています。
そして、それは次の5つのプロセスから成り立っています。
①情報の集積
②アイデアを妄想
③ひらめき
④ニーズ検証
⑤事業計画
①~⑤の各フェーズにおいて、アート思考、デザイン思考、ロジカル思考を駆使しながら、徐々に新規ビジネスを開発していきます。
本書では、「クリエイティブ・マネジメント」の基本的な考え方と実践方法を具体例を交えながらわかりやすく解説します。
新規事業開発に積極的に取り組みたい方、自分で新しいビジネスを立ち上げたい方、そしてビジネスをもっとクリエイティブにしたい方というは、ぜひ本書をご一読ください。
気になる本書の内容
本書の内容は以下の通りです。
第1章 原体験と3つの思考
原体験と「衰退社会の幸福」
アート思考との出合い、「新しいこと」を考え出す人の時代
思考の3つの「型(フレームワーク)」とは?
アート思考
デザイン思考
ロジカル思考
第2章 生産性社会から創造性社会へ
「貧しさ」が広がる衰退社会の始まり
成長しない国
なぜ日本企業のDXは進まないのか?
インターネットの未来はどうなっていくのか?
生成AIは人の仕事を奪うのか?
AIと共創する
世界が求めるビジネススキルの3位は「創造性」
「人材」の時代から「人才」の時代へ
アマゾンの面接「あなたが発明したものは何ですか?」
能力のピラミッド
大きな変化の時代
第3章 あなたの会社で新規事業が生まれない理由
もし、あなたが新規事業部に配属されたら
社会や市場の変化に気がつかないミドル〜シニア世代
生産性組織の限界
新規事業を阻む3つの壁
1 個人の壁
2 組織(チーム)の壁
3 経営者の壁
新しいことを生み出す人才に求められるスキルとマインド
創造的思考能力(クリエイティビティ)
創造的精神力(クリエイティブ・マインド)
実行力(コミュニケーション・スキル)
第4章 アート思考
アート思考とは何なのか?
アート思考が注目された経緯
私にとっての「アート思考」
『The MFA(美術学修士) is the New MBA(経営学修士)』
アート思考が注目を浴びた背景と資本主義の限界
アーティストが持つ10のマインド
1 好奇心と探究心
2 内発的動機
3 独創性
4 創造性
5 感受性
6 リスクテイキング
7 反骨精神
8 持続的努力
9 多様な影響の吸収と統合
10 情熱
起業家精神とアーティスト・マインドの共通点
孫正義氏のアート思考
起業家・イノベーターとアーティストのマインドの共通点
経済価値、社会価値、アート思考の内発的動機との関係
アート思考を起点にした新規事業開発の事例
アート思考とモチベーション3.0
アート思考に対する誤解とアート思考の限界
日本企業にアート思考のイノベーター人才が存在しない理由
第5章 デザイン思考
デザインとデザイン思考の違い
デザイン思考とは?
デザイン思考の5つのプロセス
1 共感(Empathize)
2 問題定義(Define)
3 創造(Ideate)
4 プロトタイピング(Prototype)
5 テスト(Test)
デザイン思考の事例①「子どもが怖がらないMRI装置」(GEヘルスケアMRI装置担当幹部ダグ・ディーツ氏)
デザイン思考の事例②「生活者研究」(花王株式会社 コンシューマーインテリジェンス室)
共感マップを使う
デザイン思考の事例③「足と目と耳を総動員する」(「いつもナビ」)
デザイン思考の事例④「顧客が欲しいというものは作らない」(キーエンス)
「モノ」から「コト」、そして「物語」の時代へ
デザイン思考の限界
第6章 ロジカル思考
ロジカル思考とは何か?
事業計画書はどう作ればよいのか?
ロジカル思考の限界
MBAは必要なのか?
第7章 クリエイティブ・マネジメント
「3つの思考」の傾向を知る
拡散思考
収束思考
アイデアを事業化するまでの流れ
1 情報の集積
2 アイデアを妄想(起点)
3 ひらめき
4 ニーズ検証
アジャイル開発
5 事業計画ロジカル思考とは何か?
第8章 創造性をビジネスに活かす
なぜアイデアを多産する必要があるのか?
アイデアを生み出す方程
1 蓄積=アイデアの種 ~多くの引き出しを持つ
2 結合=さまざまな要素を自由に結びつける妄想
3 熟考=客観的思考
4 4B=思考を手放す(開放)
最新の脳科学から見た創造性
どうすれば創造性は鍛えられるか?
青の晩餐
ダ・ヴィンチとGACKT氏の共通点
メモをとる習慣で創造性を広げる
瞑想やマインドフルネスをビジネスに活用する
第9章 実践のための思考ウォーミングアップ
頭を柔らかくするクイズ
思考のウォーミングアップでわかったこと
第10章 アイデアの「種」
アイデアの「種」を蓄積する
1 トレンドレポート
2 アセットやリソースの可視化(企業ポートフォリオの作成)
3 なりすまし営業
第11章 アイディエーションの実践
アイデアを生むための「型」を身につける
マインドマッピング
内発的動機の結合
自社アセットの結合
オープンイノベーション
リバース・アサンプション
オズボーンのチェックリスト
生成AIを使ったアイディエーション
第12章 イノベーションを生み出す組織
「新しい組織の創出」というイノベーション
組織リノベーションに必要な要素
1 トップのコミットメント
2 パーパスの浸透と全社員の参加
3 外部専門家の活用
自律分散型 アジャイルアート思考組織から生まれた「RESAS」
JVCケンウッドの新規事業プロジェクト
新規事業の「型」(フレームワーク)の習得
オーセンティック・リーダーシップ
心理的安全性と1on1
メモをとる習慣:好奇心の習慣化でアイデアの「種」を集める
競合&共創関係:2つのイントレプレナーチームのパーパスを策定
可視化と浸透:大型の液晶ビジョンの導入、ステッカー制作
アセットの可視化:企業ポートフォリオの作成
事業の把握:「なりすまし営業」
アイデアの「種」を集積:「トレンドレポート」
客観的な評価:媒体への露出
メタ認知の習慣:「今どこ?」の確認
コラム クリエイティブ・マネジメントを実践して得たもの
イノベーション管理プラットフォーム「IdeaScale(アイデアスケール)」
組織の幸福度がイノベーションの源泉となる