「エモ!」。何かにつけて使ってしまう言葉。でもそのときの感情を説明しろと言われたらできません。「エモい」ってとても複雑で、不思議な言葉ですよね。私のなかで、エモい言葉を巧みに扱っている人、それが蒼井ブルーさんでした。当初蒼井さんに、エモい言葉を扱う文章術があれば本にしませんか? と提案しました。無理でした。「エモい」に再現性はないし、体系化することもできませんでした。何度も話し合いを重ねて、ようやく本書がかたちになりました。あのエモい言葉が生まれたとき、蒼井さんは何を見て、何を感じて、何を思ったのか。それが知りたくなったのです。本書には、エモい日常が詰まっています。
POSTED BY美馬