◆本書の内容
■あなたは自分の論理力に自信がありますか?
「頭がいい」とは、高度な論理力を持った人のことをいいます。
論理力が身につくと、
・文章を論理的に読み、理解・整理することがはやくなります。
・速読にも威力を発揮します。
・人の話を一瞬で理解できて、飲み込みがはやくなります。
・思考能力が身につきます。
・自分の考えを筋道立てて、分かりやすく伝えることができます。
・論理力と関係の深い、英語力も計算力も一緒に向上します。
頭脳の潜在的な能力が次々と開花するのです。
そして、論理力は簡単なトレーニングによって、
誰でも飛躍的に高めることができるのです。
では、論理力はどうやって鍛えればよいのでしょうか?
■「言葉力」を磨くだけで、「論理力」アップ!
「脳力&思考力は、言葉の習熟度によって変わる」
◆目次
プロローグ
なぜ、論理力が頭を鍛えるのか?
全国で成果を出している論理エンジンとは?
能力を最大発揮させる道具とは?
問題を解くだけで、論理力が自然と身につく
名作は、必ず論理的にできている
Part1
仕事をしながら論理力を磨く「論理エンジン6つのルール」
論理エンジンのルール1
主語と述語で要点をつかむ
論理エンジンのルール2
言葉のつながりを見る
論理エンジンのルール3
文と文のつながりを見る
論理エンジンのルール4
イコールの関係を見る
論理エンジンのルール5
対立の関係を見る
論理エンジンのルール6
因果関係を見る
Part2
芥川龍之介『蜜柑』で「論理エンジン」を鍛えよう!
●『蜜柑』を読む前に知っておこう
Part3
葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』で
「論理エンジン」を鍛えよう!
●『セメント樽の中の手紙』を読む前に知っておこう
Part4
太宰治の『魚服記』で「論理エンジン」を鍛えよう!
●『魚服記』を読む前に知っておこう
エピローグ
これは、受験生を難関大学合格に導いてきた著者の経験と
実績データに裏づけされています。
私たちは言葉を使ってものを考えます。
言葉を使わずにものを考えることも、感じることもできません。
その日本語を変えてしまえば、
頭の中まで自然と変わっていくのです!
なぜなら私たちは毎日毎日、それも生涯にわたって
言葉を使い続けるのですから。
そのため、素晴らしい日本語に触れることが
何より大切なのです。
では、「言葉力」ってどうやって磨いたらよいのでしょうか?
■一流の文学を使った贅沢なトレーニングブック
言葉力を鍛えるには、
一流の文章を「体感」することが最善の方法です。
昔から人は、名作を写し取って言葉を学んできました。
『論トレ』でも「芥川龍之介」、「葉山嘉樹」、「太宰治」など
一流の文章を題材に、問題を解いていくだけで
ぐんぐん言葉力が鍛えられるようになっています。
よく練られた問題を解き進めれば自然と頭が鍛えられ、
楽しく論理力が身につくことでしょう。
ところで…
■なぜ、名作と呼ばれる書籍は論理的なのでしょうか?
なぜなら、不特定多数の読者に伝えようとするとき、
いきおい論理的な文章にならざるを得ないからなのです。
それは、すべての世界において同じこと。
あなたが相手に伝わる言葉を持てば、
仕事もプライベートもすべてうまくいくのです!
さあ、頭のいいあなたなら、本書の価値がわかるはずです。
さっそく「論理力」を、あなたのものにしましょう!
著者について
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1955年東京都生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定理事、東進衛星予備校講師、出版社「水王舎」代表取締役。現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ている。また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、多くの学校に採用されている。
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予備校講師のイメージが強いが、実際にはさまざまな方面で活動。ボランティアとして、パピーウォーカー(盲導犬育成) を長年続け、作家としても講談社から小説『水月』を刊行し、多くの一般書も手掛ける。『出口汪の「最強! 」の記憶術』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、『東大現代文で思考力を鍛える』(大和書房)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)、『奇跡の記憶術』(小社刊)など。