名作を読んで論理力を鍛える全101問
「頭がいい」とは、高度な論理力(言語処理能力)を持った人です。先天的に高い論理力をもっている人がいることは確かですが、
じつは論理力は訓練によって飛躍的に高めることができるのです。
そして本書はそのためのドリル。
題材としている文学作品を読み、101のよく練られた設問に挑戦してみてください。
芥川龍之介『蜜柑』/葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』/
太宰治『魚服記』/夏目漱石『夢十夜』
本書によって論理力が身につくことはもちろん、
文学の正確な読み方が分かり、そのおもしろさを十分に味わうこともできます。
【本書で身につくこと】
・文章を正確にとらえられる。
・相手の話を瞬時に理解できる。
・物事の本質をつかむ思考能力が身につく。
・巧みな文章が書けるようになる。
目次
第一部 日常の中で論理力を磨く *論理エンジンの6つのルール第二部 『蜜柑』芥川龍之介 *SCENE 1_12
第三部 『セメント樽の中の手紙』葉山嘉樹 *SCENE 13_21
第四部 『魚服記』太宰治 *SCENE 22_40
第五部 『夢十夜』夏目漱石 *SCENE 41_48
※本書は2006年12月に小社より刊行された『論トレ』を改題および加筆・再編集したものです。
著者について
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1955年東京都生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士課程修了。広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定理事、東進衛星予備校講師、出版社「水王舎」代表取締役。現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ている。また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、多くの学校に採用されている。
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予備校講師のイメージが強いが、実際にはさまざまな方面で活動。ボランティアとして、パピーウォーカー(盲導犬育成) を長年続け、作家としても講談社から小説『水月』を刊行し、多くの一般書も手掛ける。『出口汪の「最強! 」の記憶術』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、『東大現代文で思考力を鍛える』(大和書房)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)、『奇跡の記憶術』(小社刊)など。