正体不明、博覧強記の読書家。メルマガやブログなどで、ギリシャ哲学から集合論、現代文学からアマチュア科学者教則本、日の当たらない古典から目も当てられない新刊まで紹介している。人を食ったようなペンネームだが、「読書家、読書人を名乗る方々に遠く及ばない浅学の身」ゆえのネーミングとのこと。知性と謙虚さを兼ね備えた在野の賢人。
処女作『アイデア大全』はロングセラーとなっており、主婦から学生、学者まで幅広い層から支持を得ている。
読書猿Classic: between / beyond readers
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学生から学者、作家、ビジネスマンまで絶賛!ロングセラー『アイデア大全』の著者による待望の2作目。
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View More未来を作る知恵と方法の道具箱
目標達成/工程の最適化/複数意見の集約/不安の解消/
迷いのない決断/脱・三日坊主/悪癖を直す/家族問題の解決…
本書ではビジネスはもちろん、日常の問題や個人的な悩みまで、
ありとあらゆる困難に突破口を開き、自身の自由の範囲を拡張するための手法が、
次の2つの分野に分けて紹介されている。
【リニアな問題解決】
直線的な因果性を基礎に置く問題解決法。
因果関係を直線的に遡り、たどり着いた究極原因を除去・変化させることで、
結果を変え、問題を解決する。
【サーキュラーな問題解決】
鶏と卵の関係のように、原因と結果の関係がループしている場合に用いる問題解決法。
究極原因の除去・変化ではなく、問題へ対する認知を変えることで、
悪循環に変化をもたらし、間接的に問題を変える。
いずれも単独で用いることも、それぞれを互いに埋め込んで新たな問題解決法として運用することもできる。
つまり〈方法を生み出す方法〉も詰め込めこまれた本書は、まさに問題解決法の道具箱である。
解説する技法一覧
本書では問題解決や創造性研究に関わる心理学研究やビジネスの実践はもとより、
哲学、宗教、神話、歴史、経済学、人類学、数学、物理学、生物学、看護学、
計算機科学、品質管理、文学などに由来する37の技法をまとめている。
01 100年ルール/02 ニーバーの仕分け/03 ノミナル・グループ・プロセス/
04 キャメロット/05 佐藤の問題構造図式/06 ティンバーゲンの4つの問い/
07 ロジック・ツリー/08 特性要因図/09 文献調査/
10 力まかせ探索/11 フェルミ推定/12 マインドマップ(R)/
13 ブレインライティング/14 コンセプトマップ/15 KJ法/
16 お山の大将/17 フランクリンの功罪表/18 機会費用/
19 ケプナー・トリゴーの決定分析/20 ぐずぐず主義克服シート/21 過程決定計画図/
22 オデュッセウスの鎖/23 行動デザインシート/24 セルフモニタリング/
25 問題解決のタイムライン/26 フロイドの解き直し/27 ミラクル・クエスチョン/
28 推論の梯子/29 リフレーミング/30 問題への相談/
31 現状分析ツリー/32 因果ループ図/33 スケーリング・クエスチョン/
34 エスノグラフィー/35 二重傾聴/36 ピレネーの地図/37 症状処方
問題解決の技術はノウハウ以上のものである。むしろ既存のノウハウでは歯が立たない状況でこそ、問題解決は要請されるといえる。それまで取り組まれたことのない新しい問題や、旧知ではあるが有効な手立てが見つかっていない難問に対して、既存の解決策がないからこそ、これまでにない解決策を発見し実現する問題解決の技術が必要となる。
――著者「まえがき」より
目次
まえがき――問題解決を学ぶことは意志の力を学ぶこと
本書の構成について
第Ⅰ部 リニアな問題解決
第1章 問題の認知
第2章 解決策の探求
第3章 解決策の実行
第4章 結果の吟味
第Ⅱ部 サーキュラーな問題解決
第5章 問題の認知
第6章 解決策の探求
第7章 解決策の実行
問題解決史年表
索引 -
科学技術、芸術、文学、哲学、心理療法、宗教、呪術……から渉猟。鈍った創造力と知的探求心を挑発するアイデアの百科事典。
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View More企画営業・マーケター・クリエーター・商品開発・起業家……
煮詰まった/ネタ切れ/思いつかない/パクりたい/
一生使える必携の書。
変えられない/才能に自信がない/どうしたらいいかわからない……
本書はそうした新しいアイデアを必要とするあらゆる人のために、
次の2点を目指して書かれている。
◎数々のアイデア法をツールとして読者自身が試せるように、
具体的な手順を思考のレシピとして解説、具体例(サンプル)も明示し、実用性を追求。
◎一方で、その底にある心理プロセスや、方法が生まれてきた
歴史あるいは思想的背景にまで踏み込み、知の営みの縱橫のつながりを理解する。
単なるマニュアルには留まらない、眠ってしまった創造力と知的探求心を挑発し、
呼び起こす、アイデアの百科事典。
解説する技法一覧
発想法や創造性開発の分野だけでなく、本書では類書が扱う範囲を超え、
科学技術、芸術、文学、哲学、心理療法、宗教、呪術など多くの分野を渉猟し、
新しい考えを生み出す42の技法をまとめている。
01 バグリスト/02 フォーカシング/03 TAEのマイセンテンスシート/
04 エジソン・ノート/05 ノンストップ・ライティング /06 ランダム刺激/
07 エクスカーション/08 セレンディピティ・カード/09 フィンケの曖昧な部品/
10 ケプナー・トリゴーの状況把握/11 空間と時間のグリッド/12 事例-コード・マトリクス/
13 P.K.ディックの質問/14 なぜなぜ分析/15 キプリング・メソッド/
16 コンセプト・ファン/17 ケプナー・トリゴーの問題分析/18 仮定破壊/
19 問題逆転/20 ルビッチならどうする?/21 ディズニーの3つの部屋/
22 ヴァーチャル賢人会議/23 オズボーン・チェックリスト/24 関係アルゴリズム/
25 デペイズマン/26 さくらんぼ分割法/27 属性列挙法/
28 形態分析法/29 モールスのライバル学習/30 弁証法的発想法/
31 対立解消図(蒸発する雲)/32 バイオニクス法/33 ゴードンの4つの類比(アナロジー)/
34 等価変換法/35 NM法T型/36 源内の呪術的コピーライティング/
37 カイヨワの〈対角線の科学〉/38 シソーラス・パラフレーズ/39 タルムードの弁証法/
40 赤毛の猟犬/41 ポアンカレのインキュベーション/42 夢見
古代の弁論家、ルネサンスのユマニストらが論じたように、
発想法は我々の知的営為の最初に来るもの、それゆえに最も肝要なものである。
正しく論を組み立てることも、構想を広げ、また現実化することも、
まず〈考え〉を始めることなくしては、成り立たない。
まだ誰も見たことのない何かに向けて考え始めよう。
ここに集めた技法は、そのための道具(ツール)である。
――著者「まえがき」より
目次
まえがき 発想法は人間の知的営為の原点
第Ⅰ部 0から1へ
第1章 自分に尋ねる
第2章 偶然を読む
第3章 問題を察知する
第4章 問題を分析する
第5章 仮定を疑う
第Ⅱ部 1から複数へ
第6章 視点を変える
第7章 組み合わせる
第8章 矛盾から考える
第9章 アナロジーで考える
第10章 パラフレーズする
第11章 待ち受ける
アイデア史年表
索引
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