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- ドミニク・J ミシーノ
- NYPD No.1 ネゴシエーター最強の交渉術
その魔法の話術には、
やはり「タネと仕掛け」が隠されていた!
本書では、元NYPD(ニューヨーク市警)の
No.1ネゴシエーター(交渉人)が、
これまで決して明かされることのなかった、
プロの交渉テクニックをすべて公開します。
映画などで、話題になっている「ネゴシエーター」ですが、
これまでずっとその魔法の交渉術は、
秘密のヴェールに包まれたままでした。
そのテクニックの全貌を初公開したものが本書です。
もちろん米国においても他に類書等はありません。
「ハイジャック犯」「銀行強盗」など映画さながらの
凶悪犯罪者の説得はもちろん、「上司への昇給要求」
「取引先との価格交渉」といった日常のビジネス交渉まで、
あらゆる状況に対応可能な実践交渉術が紹介されている
ユニークな一冊です。
【目次】
Introduction 人生は交渉がすべて
生死を賭けた交渉に失敗はない
間違いだらけの交渉術
Chapter 1 言葉こそ、銃に勝る最強の武器である
基本はチームで動く
「交渉」「記録」「決定」3つの役割が交渉の結果を決める
1人でも、3つの役割を常に忘れない
相手の出かたを予測しておく
目標を定め、決定を下すのが指揮官の仕事
記録が、最終的な決め手となる
自分が本当に望むものを知らなければ、
適切な目標設定はできない
Chapter 2 最も単純で最も大切なルール
敵のフィールドでの交渉は不利か?
ビジネス・ランチを利用して関係を築く
落ち着かない環境から交渉の本題を切り出すテクニック
心構えが整うまで交渉に臨んではならない
100パーセントはない。それでも最後までやり遂げる
Chapter 3 犯人には銃を与えない
情報を集め、徹底的に調査する
妥協できる点とできない点
引きどころは決めておけ
では、どこをどう押すか?
たった紙切れ1枚のテクニック
交渉の基本原則
わずか1パーセント差の重み
どんな相手であっても礼儀と敬意を忘れない
Chapter 4 あらゆる交渉に通じる3つの局面
封じ込めに邪魔が入ったら
まずは相手にしゃべらせる
「タイム」で流れを変えろ
クロージングに潜む危険
築き上げた信頼の値段
人は最後の決断をためらうもの
Chapter 5 銃よりも口、口よりも耳を使え
「話を聞かせてくれ」
必要なのは「共感」だ。同情じゃない
相手の感情を読みとる秘訣
聞くことは、受け身ではできない
相手の要求を探り出せ
感情的になれば失敗する
弱みを力に変えてしまう
人の感情はコントロールできるか?
効果的な沈黙の使い方
情報を次々と引き出す質問力
Chapter 6 最初のイエスは、こうつかめ
単なる「イエス」に意味はない
役に立たない会話はない
対立点に焦点を絞る
「われわれ」であって「彼ら」ではない
Chapter 7 「要求」と「期限」は使い方しだい
「要求」という言葉は使わない
与えて、手に入れろ
尋ねない限り、答えはわからない
無視できないムチャな要求への対処法
最初に持ち出す場合
最後に持ち出す場合
その期限、ホンモノかニセモノか?
それは相手の期限で、あなたのじゃない
Chapter 8 キープ・クール
交渉におけるクロージングとは?
タバコ3本で解決ってこともある
ルールなんぞクソくらえ!
目標を見誤らない
自尊心に囚われれば失敗する
逆に、相手の自尊心を利用しろ
冷静さを保つテクニック
最悪のシナリオを想定しておく
不意打ちは、すべてをぶち壊す
Chapter 9 欲しいモノを手にするための切札
「ノー」という選択肢があれば怖いものなし
複雑な交渉にはこう臨め
チームメンバーを信頼する
情報収集は徹底的に
成立か、決裂か?
論理と感情を上手に使え
「だまし」は禁物
ウソと真実の境目
Chapter 10 カモにはされるな!
人質にならないために
脅されないためには
交渉の場から立ち去ることができないとき
これが交渉の極意だ
誰にだって不安はある
著者について
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元ニューヨーク市警No.1ネゴシエーター
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NYPD在職中に、人質の解放や自殺志願者の説得など、
さまざまな難局をその類まれなる交渉手腕で解決へと導く。
なかでも1993年、ハイジャックされたルフトハンザ航空592便から、
人質となった乗客と乗員104人全員を無事救出した事件は特に有名。
その長年の経験から、交渉には効果的な言葉と
よく練った戦術が不可欠であると説く。
モットーは「ときには慎重に、ときには大胆に」。
現在は、フォーチュン500に名を連ねる米国トップ企業の
「交渉コンサルタント」として、22年間で培った戦略とテクニックに関するセミナーを中心に活動を行なっている。
また、「ハーバード・ビジネス・レビュー」やCNN、
ABC「グッド・モーニング・アメリカ」をはじめ、
数々のメディアでもおなじみの存在。
ビジネス交渉のエキスパートとして国際的に知られている。