私は自分の集中力のなさに、ほとほと困っていました。原稿を読んでいても、いつの間にかネットサーフィンをしていたり、雑念が湧いてきたり。暇さえあればスマートフォンをいじっていたり。情報が氾濫している現代、私のようにすぐに気が散るという人は多いハズ。しかし、本書に記してあるテクニックを用いることによって、まさに私は集中して本書を編集することができました。とても簡単なうえに、気持ちいいんです。今、現代人に一番必要とされているスキルかもしれません。
POSTED BYかばを
速くて深い!スマホ・情報過多時代の必須テクニック
ビジネス、あるいはプライベートで、集中力が必要とされる場面は数多くあります。しかし、そんなときに限って、頭の中が雑念でいっぱいになったり、
意味もなくスマホをいじっていたら数十分が経過してしまい、
結局何一つ達成することができなかった、という苦い経験をされたことのある方は、
多いのではないでしょうか?
もし、あなたが「集中できない」「集中力が続かない」ということにお悩みであれば、
本書はあなたにとって大きな転機をもたらすことになるでしょう。
なぜなら、すべてのページを読み終える頃には、
あなたは自身の集中力を自在にコントロールするためのノウハウを知ることになるからです。
数々の集中法と呼ばれるものが提唱されていますが、
理論的には正しくても30分もの時間を要するために実践的ではなかったり、
既存の集中法のパッチワークで構築したために複雑すぎて取り組みづらく、
その効果を実感することが難しいものが数多くあります。
しかし、本書では自己催眠(セルフ・ヒプノシス)を理論的ベースとしたシンプルで、
誰でも、速くて深い集中状態に入ることができる唯一無二のテクニックを公開しています。
一流アスリートも実践!「意識」を操り、ゾーンの扉へ
本書では集中を次の4段階として考え、意識的に【ニュートラル】に入ることで、確実に【フロー状態】に飛び込むためのテクニックを解説しています。
さらにそこから、時間が止まったように感じ、
驚異的な力が発揮できる100%の集中状態である【ゾーン】の扉まで読者を誘います。
【ナチュラル(通常意識状態)】
↓
【ニュートラル(フローへの準備段階)】
↓
【フロー(集中状態、人間が意図的に到達できる領域)】
↓
【ゾーン(究極の集中状態、神の領域)】
【ゾーン】の扉を開けられるかどうかは、神のみぞ知るタイミング次第。
しかし、著者が指導している一流アスリートが実際にそうであったように、
本書のテクニックによって確実にその確率を高めることができます。
目次
まえがき 集中力を自在にコントロールするには?第1章 奪われた集中力を取り戻すために
第2章 フローとゾーンへと誘う準備段階「ニュートラル」
第3章 自分の中の集中スイッチのつくり方――ニュートラル・テクニック 基礎篇
第4章 一点集中した意識のコントロール術――ニュートラル・テクニック 実践・理論篇
第5章 集中力をスキル化する2つの方法――ニュートラル・テクニック 応用篇
あとがき 体力で補えないものは集中力で
著者について
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國學院大學文学部准教授(文学博士) ヒプノセラピスト(催眠療法士) 催眠療院・銀枝庵院長(https://ginshian.net)
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オムニ ヒプノシス トレーニング センター®トーキョー ジャパン代表・認定講師(https://omnihypnosis.jp)
1970年東京都生まれ。カナダの大学を卒業後、日本の大学院に進学。博士課程修了後、防衛省・防衛大学校にて英語を指導。長い海外生活の経験から、呼吸法等を通じて英語の発声・発音を修得する「身体から学ぶ英語」を提唱。同時期に操体(法)の修行を開始。國學院大學へ移籍後、操体のエッセンスを加えた英語の指導を開始。
その頃、うつ病と摂食障害を抱える学生から相談を受けたことをきっかけに、心理学、精神医学を研究しはじめ、ヒプノセラピーを知る。数年に渡る研究・修行の末、大学において教育催眠の研究を、催眠療院・銀枝庵にてヒプノセラピーの実践を開始。催眠に関する大学での講義は履修登録できない学生が多数出るほど人気。療院へは経営者や一流アスリートも通うなど、高い信頼を得ている。本書では、そうした確かな実績を積み重ねてきたヒプノセラピーの技術を情報過多時代向けにカスタマイズし、新たな集中法を開発、初公開している。
著書に『プレ・トークでよくわかるヒプノセラピー入門』(ハート出版)がある。