戦後最大の製造業危機!!
世界デフレで、グローバルな「価格戦争」が勃発している。これまで、世界最高の技術で
高価格でも受注ができていた日本の製品が、
「価格戦争」で危機に立たされている。
これまでの「3H」が「2H1L」(詳しくは本書を)
へと変わってしまったために、
日本の製造業に厳しい条件が押し寄せてきた。
しかも、先進国と新興国、途上国の間の賃金格差が縮まり、
世界は「賃金の平準化」へと向かう。
これは日本人の賃金が、これからどんどん下がっていくことを意味する。
製品の価格下げは、企業(売り手)にとっては地獄である。
しかし、技術力を上げ、なおかつ低価格の製品を作る努力を怠れば、
その企業は生き残れない世界となったのである。
原発の受注で韓国に負けた日本に勝機はあるのか?
インフラの建設が世界中で進行している。高速鉄道・原子力発電・環境・水ビジネスである。
21世紀は高速鉄道の時代を迎え、
アメリカ、中国、ブラジル、ベトナムなど、
各地で受注合戦が繰り広げられている。
原子力発電では、中東、ロシアをはじめ、
長きにわたるインフラの大規模受注が存在する。
環境では「温室ガス削減」が可能となる
技術革新が求められる。
水ビジネスでは、日本は遅れを取り戻せるかが
焦点となる。
果たして、日本はこれらのインフラ事業を獲得できるのか。
通貨・ユーロは崩壊する!?
「ギリシャ危機」によって、ユーロは基軸通貨としての可能性を完全に失った。
これはユーロ崩壊の第一歩にすぎない。
EU諸国には、南北格差が存在する。
ポルトガル・イタリア・ギリシャ・スペインの
いわゆる「PIGS」が、
ユーロの呪縛によって財政破たんへと向かっていく。
いまだ利害関係がひしめくEU諸国にとって、
経済再生は遠い道のりとなる。
すでに民主党を見放した国民
すべてを先送りにしてきた鳩山首相に対して、国民はリーダーシップのないトップへの
信頼感を失いつつある。
特に「政治とカネ」の問題で、
国民の民主党離れに歯止めが効かなくなった。
また、鳩山政権の息の根をとめるのが、
普天間基地移転問題である。
民主党は結果的に沖縄県民を裏切ってしまった。
これに対し、鳩山首相はどう説明をするのか。
そのほか、高校無償化、預入金引き上げなどが引き起こす
日本の問題など、民主党の愚策を斬る。
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