著者の堀大輔さんは、1日45分以下睡眠の超ショートスリーパーです。そんな堀さんの本を編集してから、私は睡眠に関する不安がほとんどなくなりました。「悩まなくてもいいものに、悩んでいた」ことに気づいたからです。少しくらい睡眠不足を自覚していても、「まあ、寝ないほうが健康にいいし、むしろいいか」と思えるようになるわけです。
こんな感じで、1冊の本で読者のマインドを変えるって実はかなりスゴイことです。睡眠に不安がある方は、ご一読ください。
POSTED BYかばを
本書はあなたの人生のほとんどを否定するかもしれません
本書では、報道や睡眠関連書籍によって流布される「日本人は睡眠不足」「睡眠負債」「ショートスリーパーは短命」「睡眠は身体にいいもの」といった情報を「俗流睡眠論」と喝破し、快適な睡眠ライフを手に入れる方法を伝えていきます。つまり、あなたが今までの人生で、真実と信じてきたものを「あ、それウソだよ」と言って否定する本です。たとえば……
◎睡眠情報のエビデンスとなるデータや実験の多くは恣意的に用いられたり、的外れである。
◎睡眠の必要性を過剰にアピールし、睡眠不足の危険性をことさらに煽る情報は、多くの健康な人を不安に陥れ、結果的に不健康にしている。
◎現代の日本人は眠りすぎ。寝ることによる経済的損失はダイレクトに身に降りかかる。
◎睡眠そのものに心身に及ぼす害があり、長時間眠る人ほどその影響を強く受ける。睡眠は万病の元。
1日6時間であれば人生の4分の1、1日8時間であれば人生の3分の1を占める睡眠時間を否定するわけですから、もしかしたら自分自身や人生そのものを否定されるように感じる読者もいるかもしれません。 当然、そのように受け止められるのは本意ではありません。睡眠の常識に一石を投じて、みなさんに冷静な目でもって睡眠について考えていただきたいのです。
「もしかしたら睡眠の常識によって、私は悩むべきでないことに悩み、心身ともに不健康になっているかもしれない……」
そんな視点を少しでも持ってお読みいただければと思います。
精神科医・ベストセラー作家
ゆうきゆう氏大絶賛!
眠れない方にこそ読んでほしい本。
睡眠への不安が消え、心が軽くなる!
快適な睡眠ライフを手に入れる方法も伝授!
本書では長い間に植えつけられてしまった睡眠の常識を引き剥がすことにとどまらず、眠気への具体的な対処法や「睡眠の質」を劇的に向上させる方法についても、多くのページを割いています。 ぜひ、本書を読むことで、快適な睡眠ライフを手に入れてください。目次
まえがき 睡眠の常識があなたを不安と不健康に陥れる筆者の「睡眠の定義」について
第1章 ショートスリーパー式最高の睡眠の見破り方
第2章 睡眠の常識にだまされてはいけない
第3章 俗流睡眠論を流布するスリーパーセルの正体
第4章 睡眠が生み出す身体への毒
第5章 4つの眠気の取扱説明書
第6章 入眠と起床の改善が9割
あとがき ある心療内科医の憂鬱
著者について
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1983年11月2日生まれ。兵庫県尼崎市出身。GAHAKU株式会社代表取締役。社団法人日本ショートスリーパー育成協会代表理事。 1日平均45分以下睡眠のショートスリーパー。
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18歳で高校を卒業後、さまざまな仕事や趣味に没頭したことに加え、もともと1日8時間睡眠だったこともあり、ショートスリーパーになることを決意。7年もの歳月をかけて独学で睡眠の研究をし、25歳のときにようやく独自の短眠理論「Nature sleep」を構築、短時間睡眠を手に入れた。現在ではその理論をショートスリーパー志願者や睡眠に悩みを持つ人に伝える事業を展開。ショートスリーパーになった受講生は1000人を超える。テレビ番組の密着取材も積極的に受け、その信じられないような睡眠生活を白日の下にさらしている。
2016年に処女作『できる人は超短眠!』(フォレスト出版)を出版、ショートスリーパーになる方法を記した。賛否が両極に分かれたものの、反響は大きく、睡眠の常識に一石を投じた手応えを得る。しかし、その後も報道や睡眠関連書籍によって拡大再生産されつづける俗流睡眠論と、それに苦しめられる多くの人の姿を見て、改めて睡眠の常識へ反論することを決意。本書はその回答の一部である。
著書はほかに『食べない人ほど仕事ができる!』(フォレスト出版)などがある。