「あいつはどうして成果を上げられないんだ?」
「あいつはどうしても気に入らない」など、
上司としての悩みは尽きぬもの。
そんな悩める上司の皆様に、
神田昌典先生とのコラボレーションでもおなじみの
臨床心理士・堀之内高久先生がとっておきのアドバイスをいたします。
部下を動かすのではなく、部下が自ら動くための心構え、
苦手な部下に対してどういう気持ちで接すればよいかなど、
あなたの仕事がずっと楽になる方法を紹介。
読んだだけでほっとした気持ちになれる一冊です。
[目次]
テクニックには限界があります まえがきにかえて
第1章「どうしてあいつは言ったとおりにできないんだ……」
成果を上げない部下をどうするか
・土台づくりはしていますか?
・部下の「やる気」は指示次第
・「部下を育てる指示」はとても簡潔
・「原因探し」は意味がない
・失敗した部下には、何て言えばいいか
・コーチングへの勘違い
第2章「どうしたら信頼されるんだろう……」
部下との距離をどうするか
・怒る必要はありません
・上手に叱るコツがある
・部下を「尊重」できますか?
・メッセージを発信する方法とは
・「ほめる」のは間違い?
・「ねぎらう」って知ってますか?
第3章「あいつとは、うまくやれない……」
「気に入らない」部下をどうするか
・嫌いな部下、いますか?
・身体に表れる「いやな感じ」
・「いやなやつ」は「いやなやつ」
・嫌いな部下との向き合い方
・徹底的にぶん殴れ!
第4章「会社に一体感がないなあ……」
社員が伸びる環境、ダメな環境
・人が疲弊する環境
・風通しはいいですか?
・部下にコップをかぶせるな
・「本音」と「建前」は両方必要
・「本音」と「建前」の上手な使い分け方
・人を辞めさせられますか?
第5章「ダメだ、自信ないよ……」
困難の乗り越え方
・何をいまさら……。
・「過去」「現在」「未来」があって、あなたがいる
・あなたは「イメージすること」ができる人
・まずは、前を向けばいい
・「聞く」ではなくて「聴く」
・あなたはもうOK!
[ちょっと試してみたい簡単トレーニング]
簡単トレーニング①「ねぎらいワーク」
簡単トレーニング②「視点を変えるワーク」
あなた自身の「存在」の力 あとがきにかえて
[編集担当より]
「臨床心理学」というと難しく聞こえるかも
しれませんが、本書はその臨床心理学をベースにした、
一般の職場で簡単に使える「考え方」が満載です。
憂鬱なテーマですが、内容は明るく、元気が出る一冊です。
著者について
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横浜国立大学保健管理センター助教授。
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筑波大学大学院修了。
総合的心理臨床のセラピストとして
「人は皆違う」という観点で短期の問題解決を目指す
心の専門家。
心理・福祉・教育領域では全国で専門的トレーニングを展開し、
福祉カウンセラー、福祉スーパーバイザーの養成に
取り組んでいる。
近年ビジネス領域では、経営者・コンサルタントなどへの
コーディングトレーナーとして実践手法のスキルトレーニングを行い、
高い評価を得ている。
具体的なスキルのトレーニングと合わせて
自身のトラウマを解消する「トラウマワーク」を行う、
わが国では数少ないトラウマセラピストでもある。
主な著書に『介護の心づかい 心のケア』
(NHK福祉番組取材班編・旬報社)
『介護職のためのストレス対処法』
『介護ストレス解消法』(中央法規出版)がある。