新しい会社ができてしまう「すごいプロジェクト」
元リクルートのマネジャーとして、20年間売り上げを上げ続けた
「伝説の営業組織」を作り上げた著者が、
会社を変えるプロジェクトの立ち上げ方を伝授。
実際に「NEWプロジェクト」から
新会社を設立してしまった若者グループも輩出している。
プロジェクトリーダーに必要なのは、
長い間会社に存在する習慣を逆手に取っていくこと。
強みはいらない、気合を捨てる、低い目標設定
愚痴を取り入れる、リーダーは席に座らない、
プレイングマネジャーをやめるなど、
新しい考え方を取り入れた成功企業を紹介しながら
「NEWプロジェクト」紹介する。
コンテスト形式でプロジェクトを生み出す「DREAMステップ」
「NEWプロジェクト」を生み出すには、著者が編み出した「DREAMステップ」という
すごい仕掛けがある。
キーワードは「ワクワク」ト「チャレンジ」。
社員やパートまでがプロジェクトに参加できる
新時代型のプロジェクト。
この本では、
スマッシュヒットを生み出す「本気の妙案コンテスト」、
110%の売り上げ達成を目指す「110%は運命共同体? ハーゲンダッツゲット!」、
ベテラン社員を再ブレイクさせる「ソリューションコンテスト」。
本気ながらも、社員の貢献心を生み出す
画期的なプロジェクトの進め方を紹介する。
答えのない時代のリーダーの新しい役割
今の時代、リーダーの役割は過重になっている。成熟市場で売上を伸ばすことは、
あたかもコンマ1秒の世界で闘うアスリートが、
さらにタイムを伸ばすほど難しい。
そんな倒れそうになりながらも
ファイティングポーズを取り続けるリーダーが、
楽に楽しく仕事ができる方法も紹介している。
それが著者のもう1つの顔である
「コーピング」というストレス対処術。
プロジェクトでくじけそうになったとき、
部下が思い通りに動いてくれないとき、
上司の叱咤激励にプレッシャーを感じるとき、
新しい人材育成、新しいプロデュース力、
新しいモチベーションアップ、新しい環境づくりなど
これまでにない「すごい仕掛け」を紹介する。
目次
社員を信じる勇気――なぜ、あの会社の社員はアイデアを生み出し続けているのか?
・私たちが、スティーブ・ジョブスに近づける、ただ1つの方法
・ビジネス・アイデアが勝手に集まり続ける「NEWプロジェクト」とは……
第1章 優秀な社員が、「儲けを生み出してくれない」10の理由
・成長企業の「絆」と閉塞企業の「手綱」
理由1 「勉強になります」と部下に言わせているから儲からない
理由2 「プレイングマネジャー」が一生懸命だから儲からない
理由3 この1年で、優秀な若手が「1人でもやめた職場」は儲からない
理由4 「財務諸表を知らない」管理職がいるから儲からない
理由5 「コンセンサス」を大事にするから儲からない
理由6 「管理職がマジメ」だから儲からない
理由7 「ウチの会社」と言う管理職がいるから儲からない
理由8 大声で社訓を唱和するから儲からない
理由9 「サービス残業」をする会社は絶対に儲からない
理由10 採用を「担当者に任せる」から儲からない
第2章 「直流思考」から「交流思考」へ。
1パーセントの儲かる会社だけが知っている「絆」という考え方
・英語を学ぶより、大事なことがある
・これだけで、出社するのが楽しみな職場に変わる
・一瞬で全社員を元気にできる、意外な人とは?
・「愚痴」をお金に変える、成長企業の錬金術とは?
・「強み」なんてなくても儲かる会社になれる
・社訓の唱和をやめたとき、会社はもっと強くなる
・「気合」を捨てるだけで、利益率は倍になる
・この人の一声で離職率は大幅に改善できる
・「低い目標」を設定するから、会社に勢いがつく
・こうすればサービス残業を簡単になくせる
第3章 1パーセントの会社がやっている!
社員が勝手に儲けを生み出す「NEWプロジェクト」
・いくらマーケティングを勉強しても、絶対に勝てない「すごいホスピタリティ」
・『儲かるアイデア』を量産し続ける「新しい商品企画」
・『社長』を量産する「新しい人材育成」
・『若手社員が徹夜』したくなる、「新しいプロジェクト」
・『単純作業が大好き』になる、「新しいモチベーションアップ」
・『事務員を参謀』にする「新しい体性」
・今は非正規だけど、『お父さん、かっこいい』と言われたい
・『高齢者』の能力を活かす「新しいプロデュース力」
・『人件費を増やさず、2倍以上の成果』を上げる「新しい営業戦略」
・『残業撲滅』を実現させる「新しい環境づくり」
第4章 部下の「意味づけ力」を鍛えるだけで、
すべてがうまくまわり始める!
・毎年、メンタル疾患が発生しているなら?
・毎年、新人がやめているなら「ルビ力」を鍛えよう
・今年こそ、低業績者の業績を再生させたいなら?
・今すぐ、ギスギスした人間関係をよくしたいなら?
・孤立してしまっているプロジェクトリーダーがいたら?
・なぜか、いつも会議が長くなってしまうようなら?
・「ウチの会社はリストラしない」と断言できない時代だから
・「お宅の社員は躾がなっていない」と叱られたら?
・何でもかんでも「他責」にする部下がいたら?
・相手への気配りができない部下がいたら?
第5章 さあ、「DREAMステップ」で「NEWプロジェクト」を動かしてみよう!
・答えなき時代に求められる「3つの組織テーマ」
・プロデューサーとして組織を動かす「DREAMステップ」
(D)【Dangerous】危機感を感染させよ!
(R)【Recruit】本気のメンバーを集めよ!
(E)【Entry】全員を参加させよ!
(A)【Auction】オークションイベント方式で落札させよ!
(M)【Meeting】3カ月以内に小さな成功を見せ、成功を記憶させよ!
・「スマッシュヒット」を生み出すプロジェクト
(D)【Dangerous】「常識の枠」を超えさせよう
(R)【Recruit】ポスターさえもつくってしまえ!
(E)【Entry】いかに敷居を低くするか
(A)【Auction臨場感を演出せよ!
(M)【Meeting】3カ月以内に小さな成功を見せて、しっかり記憶させよ!
・「110パーセントの売上目標達成」を目指すプロジェクト
(D)【Dangerous】手を挙げる人がいない、それこそがシンボル
(R)【Recruit】勧誘すれども、自分で選ばせる
(E)【Entry】個人対抗ではなく、チーム対抗が今どきのやり方
(A)【Auction】貢献欲求に火をつけろ!
(M)【Meeting】業績の進捗は「彩り」で記憶させよ!
・「ベテラン社員」を再ブレイクさせるプロジェクト
(D)【Dangerous】ベテランが隠している「悔しさ」に火をつける
(R)【Recruit】若手がベテランを支える構造をつくれ!
(E)【Entry】イケているベテランだけに絞る
(A)【Auction】選ばれしベテランの競演
(M)【Meeting】進捗は徹底的な「露出」で記憶させよ!
・「NEWプロジェクト」のプロデューサーになる、たった1つの覚悟
著者について
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株式会社らしさラボ 代表取締役/研修トレーナー
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1969年京都生まれ。
1991年リクルートグループ入社(求人情報事業)。営業職としては致命的な人見知りを4万件を超える訪問活動を通して克服。その後は、リクルート社においてプレイヤー部門とマネージャー部門の両部門で年間全国トップ表彰を4回受彰、また40回以上の社内表彰を受け、営業部長、(株)フロムエーキャリアの代表取締役を歴任。リクルート流の「圧倒的な当事者意識」を持つ組織作り、人材育成法を会得。
2011年、研修会社(株)らしさラボを設立。リクルートで学んだ「圧倒的な当事者意識」を持つこと、「期待に応えるだけではなく、期待を超える」ことの大切さを説くべく、リーディングカンパニーを中心に年間200回を超えるセッションを行なっている。
著書に『できるリーダーは、「これ」しかやらない』(PHP研究所)、『営業の一流、二流、三流』(明日香出版社)などがある。