「欲」を追求する人間は、品格ある一流になれる!
欲求が弱い男は、一流になれない――。自分の中の小さな欲求を明確にして、大きく育てた男だけが、
満足できる価値ある人生を謳歌する――。これが、本書のテーマです。
私は誤解を恐れず、あえて言わせていただきます。
「自分の中の欲求に忠実に従い、行動する男だけが、
多くのものを得て、理想の人生を実現する」
一流の人間になるなら、この本質の話を知ることが必須の条件です。
根本的なことを知らなければ、どんなすばらしい道具(能力や情報)を
持っていても、ゴールにはたどり着けません。
あらゆることで満足する結果を得ているのは、
優しい男、真面目な男、頭がいいだけの男、
能力が高いだけの男ではありません。
衝動に従って情熱的に行動してしまう男こそ、
欲しいものを手にし、上質な人生を生きています。
これが、真実なのです。
何事も、行動しなければ、結果は得られないからです。
人間は自分に甘い生き物です。漫然と日々を過ごしていても、
行動など一生起こしません。
そこで、欲求の力を借りるのです。
欲求ほど強い「行動への動機付け」はないからです。
自分の中の欲求を見つけ、大きく育てる。
すると、自然と「行動せずにはいられない」状況になり、
人は物事に情熱的に向かい、結果を得ていくのです。
狙って、動く――。
これが、人間の「原理原則」なのです。
「ガマンできない欲求」が一流へのシグナル!
しかし、欲望をギラギラさせながら生きることには、誰もが気後れすることでしょう。
日本の社会は、横並びをよしとしますので、
そこから外れることに一種の恐怖を感じるからです。
つまり、社会的に欲求を抑えるように、
子供のころから教育されているので仕方がないことなのです。
しかし、一流の人間は、例外なく、この「原理原則」に従っています。
欲が明確でなければ、その他大勢として生きていく、
価値の低い人生を送ることになってしまうからです
男の世界は、キレイ事だけではすまされないことが確実にあるのです。
厳しい社会をサバイバルして、勝ち残らねばならないのです。
一流を目指すのなら、「欲求を抑える」という選択肢はありえません。
そこで私は、心理的なプレッシャーを極力減らし、
社会性を保ちながら、自分の欲求を叶えていく方法を本書でご紹介しました。
この方法なら、多くの人が「あなたが欲求の達成」を応援してくれます。
「自分の欲求の達成」を、多くの人に応援される秘訣
人に認められながら欲求を叶えていくためには、あなたが一流の品格を持つ男であることが前提条件になります。
一流とは、自分だけがオイシイ思いをする、
自分勝手な人間であってはいけません。
つまり、自分の中に「ブレない軸」を持ち、
一本筋の通った男に成長しながら、欲求を叶えることが重要になります。
社会全体、多くの人に貢献する男になることが重要だということです。
また、「仕事」「お金」「人間関係」「健康」……、
そのすべてのバランスを取りながら、
自分の夢や目標に向かっている男が一流と言えます。
自分の成すべきことをしながら、相手の場に立ってものを考えられる、
貢献できる、言行一致の男が一流なのです。
そのためには、自己管理ができる男になることも大切です。
男性から信頼も得る男、魅力的な女性からも支持される男は、
この条件を満たしています。
欲求を叶えながら、人からも支持を得られる一流の男に成長していく方法を
本書では、誰もが自然に身につけられるように書きました。
あなたには、「自分はこうなりたい!」というイメージがあるはずです。
後悔しない人生を送るためには、
何がなんでもそれを実現するべきだと私は思います。
そのための、一助となるように、本書を書きました。
ぜひ、欲求を燃やし、理想のライフスタイルをつかんでください。
まずは、「はじめに」を書店で肩の力を抜いて読んでみてください。
目次
第1章 「自分本来の欲求」を見つけた男が一流になる!「思考」と「行動」を自動的につなげる
・「ガマンできない欲求」が一流へのシグナル
・「思考」と「行動」が自動的につながる"欲求の威力"
・あの大物もあなたも"スタートは同じ"
・あなたの同世代に、すべてを満たして生きている男が必ずいる
・当選金額300円、当選金額3億円
・あなたは「他人の価値観」で生きていないか?
・マズローの欲求5段階説
・「稼ぐ男」は最低でも"このレベルの欲求"を持っている
・あの人の言うことなんか聞かなくていい!
・"キレイ事"を真に受ける人が多すぎる
・「自尊心を満たすこと」に気後れするな!
・なぜ、「先に与える男」が一流になるのか?
・一流の男が必ず持つのは"この欲求"
・強力な欲求は"いい素材"から生まれる
第2章 欲求を“より大きく”育てる男が、理想の人生を現実にする
「仕事」「お金」「人間関係」「健康」……
明確なミッションが前進エネルギーの源
・男の人生は「この3つ」の繰り返しである
・自分の核となる「ミッション」が欲求を強める
・この"ムダな努力"が欲求を弱める
・「連動」が大きな前進エネルギーを生む!
・一流は何よりも「感情」を優先する!
・それは「行動につながる本物の欲求」か?
・大きな波に狙いを定め、最短の道を進もう
第3章 ここで分かれる「一流の男」「その他大勢の男」
自分の中に「誰にも負けない極上の男」をつくるには?
・一流の男は「信者」にならない
・本物のメンターは"自分の中"につくる
・欲しいものを引き寄せる男は、軸が一本通っている
・「最高の自分」と「理想の自分」の違い
・後先考えずに設定することで、大きなエネルギーが生まれる
・「部分メンター」を吸収していく
・「原理原則」を持たない男は一流ではない
・「枝葉」しかない男は二流以下
・「いわゆるメンター」と戦うことで"独自の強み"が磨かれる
第4章 この「学び」が男の価値を上げる
究極の欲求を叶える、情報の「インプット法」「アウトプット法」
・4つのポイントを押さえれば、成長が加速する
・サバイバルするための武器
・優遇されるのは能力がある男ではない
・スマートな男が負け続ける理由
・「私にプライドはありません」
・その他大勢とスタートラインをズラせ
・上位10%に入る男は「人間力」を磨き続けている
・「成功するしかない情報」を耳から入れる
・仕事に"即"活かし、小さな手応えを得る
・一番簡単なものを選び、実践する
・自分への投資にリスクなし
・お金は"100%本気"になるための道具
・「記録」しておくことで初めて認められる
・何事も「自分事」にできれば学習効果が上がる
・時には「一流の場所」で「一流のスタッフ」に「一流のもてなし」を受けてみる
・不義理をしない男が“一流で”かつ“モテる”
第5章 一流のステージに一気にかけ上がる!
「ふさわしさ」の追求が"地力"の底上げになる
・男はサラブレッドである必要はない
・「狭くて」「密度の濃い」中で得られるものを大事にする
・「ふさわしさ」を追求していく
・基礎を固める正攻法
・弱点は克服するべきか?
・欲求を俯瞰する力を持つ
・一流は「ニュートラルグレー」である
・ポジティブシンキングの限界
・感謝の大きさでステージの高さがわかる
・「言葉のレベル」がそのままあなたの生活水準になる
・これを受け止める器量を持て!
・男の価値を上げるのは"欲求の完全燃焼"である
第6章 何がなんでも「勝ちを拾う男」の勝負の哲学
連戦連勝の「負けない技術」
・男はトップを目指すことから永遠に逃げられない
・一番「気持ちがいい」ことをする
・勝負に関しては"この選択肢"しかない!
・勝負のステージはいきなり高くてもいい!
・「"あがけば"なんとかなる」のが人生
・「十点突破」は可能である
・意図的な"フライング"で勝利を確実にする
・受けていい勝負、受けてはいけない勝負
・「運がいい男」「仕事で結果を出す男」が捨てたこと
・遊んでいたヤツと同じ人生なんてあってはならない
・「自分が正しい」と思えばいい
終章 「芯がブレない男」が大切にしているもの
「潜在意識」を磨けば、成功につながる選択が必ずできる
・「"できる"と思えば"できる"」のメカニズム
・一流の男は7秒前をコントロールする
・この世に「失敗」という概念はない
・他人が理解できないことこそ大切にする
・よいものしか見ない。よいことしか選ばない。
・あなたには「一流の男」以外の生き方は許されない!
著者について
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いのうえ歯科医院理事長。歯学博士、経営学博士。1963年、北海道生まれ。
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東京歯科大学大学院修了後、世界レベルの技術を学ぶためニューヨーク大学、ペンシルベニア大学、イエテボリ大学で研鑽を積み、医療法人社団いのうえ歯科医院を開業。自身の医院で理事長を務めながら、東京医科歯科大学、東京歯科大学非常勤講師、インディアナ大学客員講師など国内外の7つの大学で役職を兼任している。
その技術は国内外から評価され、特に最新医療・スピード治療の技術はメディア(情報番組「未来世紀ジパング」)に取り上げられ、注目を集めている。
世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト(潜在意識の権威)公認グランドマスター。本業の傍ら、世界的な能力開発プログラム、経営プログラムを学んだ末に、独自の成功哲学「ライフコンパス」をつくり上げ、「価値ある生き方」を伝える著者として全国各地で講演を行なっている。
著書累計は130万部を突破。実話から生まれたデビュー作『自分で奇跡を起こす方法』(フォレスト出版)は、テレビ(「奇跡体験! アンビリバボー」)で紹介され、大きな反響を呼ぶ。ベストセラー『「学び」を「お金」に変える技術』(かんき出版)、『なぜかすべてうまくいく1%の人だけが実行している45の習慣』(PHP研究所)など著書多数。