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核議論をしていれば、原発事故も防げていた
福島原発事故は想定外の津波によって、施設は破壊され、放射能漏れが現在も続いている。後手後手に回る東電や政府の対応は、これからの日本に教訓となるべきものである。なぜならば、政府の無知は菅総理に代表されるように、原発反対、核武装反対の立場を取ってきたために原発や核に対する知識がなさすぎたことである。
もし、以前から核について議論していたら原発に関する安全性は見直されていたはずである。
つまり、今回の事故は未然に防げた可能性が高い。
嫌なことは後回しにする体質、おざなりのまま大切な議論をしない体質、日本の外交を考えない体質......。
実はすべてが、今回の原発事故をまねいた。
この事故は明らかな"人災"なのだ。
日本はこのまま崩れてしまうのか?
大地震により国内の問題一色になった日本。
しかし、国際環境を見回せば、現在、ただならぬ状況にある。
アメリカの経済圧力(TPPなど)
中東革命による石油高騰
中国のインフレと暴動の可能性
北朝鮮の核の脅威など、
このまま国内問題に終始していれば、近いうちに日本は国際環境のなかで取り残される。
本当の独立国となるには、やはり核議論は避けては通れないのである。
アメリカ在住の政治・外交評論家である伊藤貫氏は、アメリカの真の狙いを肌身で感じた経験を踏まえて語り、
日本を愛し、経済・政治・社会などあらゆる分野を辛口批評で警鐘する日下公人氏は、日本人としての覚悟を語る。
戦略なき日本に明日はあるのか?
白熱の議論が展開される。
「核」を議論しなければ日本人は前に進めない
今回の震災に遭っても、明日への希望を失わない日本人の素晴らしさが世界のニュースを駆け巡っている。
しかし一方で、危機管理能力のなさが露呈したのも事実である。
危機管理は、平和な状態が長く続いた日本人には、消失してしまった言葉である。突然の事故に対する再生ができるのに、それを防ごうとする対策はできない。
だから、国益や国防といった日本の未来に左右する大問題ですら対策を議論しない、もはやこれは国民性といっていい。
今回の原発事故で、国民はいっせいに原発反対論者となってしまうのだろうか。
日本の未来を考えたとき、それは得策ではない。
あえて核について議論する。
その強さこそが日本を再び世界一の国にするためのスタートとなるのだ。
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