逆境の中でどう生きるか?
仕事が苦しい、心が折れそうになった
理不尽に押し潰されそうになった
自分の能力の限界を知った…
仕事をしている人ならば
当てはまらない人はいないのではないでしょうか。
人生とはとてもつらいもので
さまざま危機が次から次へと訪れます。
しかし、そんな状況の中で
「もうダメだ、あきらめよう……」
と思うのか、それとも
「もうすこし自分の可能性を信じてみよう。
あきらめず前進を続けてみよう」
と思えるのかで、その先の将来は大きく変わってきます。
「それはわかってもいてもできないよ…」
そんな声も聴こえてきそうです。
息子へ綴る28通の手紙――
本書は、元スターバックス、ザ・ボディショップでCEOを務め、急成長をもたらした経営者が、自らの息子に綴った手紙集です。
著者の岩田松雄さん自身、華やかな経歴の裏には
「意に沿わぬ部署でやりたくない仕事をさせられたこと」
「膨大な仕事量と上司からのパワハラでノイローゼになったこと」
「信頼していた人から裏切りを受けたこと」
があったと告白します。
しかし、そんな境遇にあった岩田松雄さんが
売り上げ1000億を超えるスターバックスのCEOにまで登りつめたのは、
自分の可能性を信じることをやめなかったからです。
では、逆境の中で自分を信じるためには
どう考えればよいか。
その考えと哲学を息子に語るように
優しく、時には厳しく、親身に語ったのが本書です。
「人生には、否応なく耐えねばならない時もあれば、怖いぐらいにうまくいく時もあります。
だからこそ、耐えるべき時には耐えて、いずれ到来する好機に備える必要があるのです」(はじめに)
という著者が明かした、成功への道のりとは。
やりたいことが見つからない「新入社員」や「就活生」、
部下と上司の板挟みになっている中間管理職、
会社を起こした起業家……
「働く」にかかわるすべての人に読んでもらいたい
渾身の1冊です。
目次
第1章 なぜ働くのか第2章 チャンスの土俵に乗る
第3章 壁にぶつかったときの考え方
第4章 可能性を最大限に伸ばす
第5章 目の前のことだけが道を開く
28通の手紙の一部
自分の「限界」を簡単に決めてはならない本当に「君は君のままでいい」のか?
「理不尽さ」も飲み込んでしまえ
不遇な境遇でも自分の目標を探しなさい
成果を出す法則=「やる気」×「活動量」×「質」
不遇な経験はすべて「肥やし」ととらえなさい
君はいままさにチャンスの土俵に上がっている
競争から逃げてもかまわない 目標は下げてもかまわない
キャリアとは、線を描くことではなく 点と点をつなぐこと
著者について
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株式会社リーダーシップコンサルティング代表。
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元スターバックスコーヒージャパン株式会社代表取締役最高経営責任者。
1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車株式会社に入社。生産、品質、購買、セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社ジェミニ・コンサルティング・ジャパン、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、ゲーム会社の株式会社アトラスの代表取締役社長に就任。三期連続赤字企業をターンアラウンド。株式会社タカラ常務取締役を経て株式会社イオンフォレスト(ザ・ボディショップ)の代表取締役社長に就任。店舗数を107店舗から175店舗に拡大、売り上げを67億円から約140億円に拡大させる。その後、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとして「100年後も光り輝くブランド」を掲げ、業績を右肩上がりに成長させる。2010年度には過去最高売り上げ1016億円を達成。それらの実績が認められ、UCLAビジネススクールより全卒業生3万7000人から「100 Inspirational Alumni」(日本人でわずかに4名)に選出される。
現在、株式会社リーダーシップコンサルティングを立ち上げ、次世代のリーダー育成に力を注いでいる。著書に『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』(サンマーク出版)『ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由』(アスコム)『スターバックスCEOだった私が伝えたいこれからの経営に必要な41のこと』(中経出版)などがある。