ホーム 著者 著者一覧 加原井 末路 加原井 末路 1965年、埼玉県生まれ。1990年代半ばに、中堅の消費者金融会社「デック」に入社。以来、債務の督促・取り立てや貸付、「おまとめローン」の営業など、20年間にわたり債務者との前線で四苦八苦する。一方、サラリーマン時代に組んだ35年の住宅ローンの結末も本書につづる。 著者の関連商品 該当件数 1件 : 1~1件目表示 1 当年59歳、「ご利用は計画的に」お願いします 消費者金融ずるずる日記 加原井 末路 著 「お客を追い込む仕事」 サラ金社員が経験した、 貸し手と借り手のお金の修羅場 ――貸した私が悪いのか? 1990年代の半ば、30歳のときに足を踏み入れ、50歳で退職するまでの20年を私はこの業界ですごし、お金にまつわる悲喜こもごもを目撃した。私が在籍した期間は、消費者金融業界が栄華を極めてから、2010年の法改正施行を経て、没落していく年月でもあった。 ――本書にあるのはすべて私の実体験である。 もくじ まえがき――「旦那さんのお仕事は?」 第1章 サラ金業、始めました 某月某日 きちんとした会社:どうして私はサラ金に? 某月某日 督促部屋:サラ金ビルの一室で 某月某日 ワル自慢:サラリーマン社会の縮図 某月某日 ストレス解消:債務者は客じゃない⁉ 某月某日 ゴミ屋敷:多重債務者宅の特徴 某月某日 綺麗どころ:キャバクラのような貸付フロア 某月某日 審査落ち:信用情報とは何か? 某月某日 「持ち家じゃないか!」:二流サラ金の悲しいさが 某月某日 金策:回収はつらいよ 某月某日 「ぶっ殺すぞ!」:債務者は弱者か? 某月某日 チンピラ、推奨します:マル秘回収テクニック 某月某日 食べ放題:「やつらは金がないんじゃない!」 某月某日 親不孝者:冷暖房の効いた大きな会社に 某月某日 父親のDNA:刺激的でワクワクする毎日 第2章 貸した私が悪いのか? 某月某日 ミニロト当選:常連延滞者のドヤ顔 某月某日 延滞者リスト:よく見りゃ、知り合いの名 某月某日 リボ払いの誘惑:なんで今まで使わなかったんだろう 某月某日 アルファード:高級車でお金を借りに来る人たち 某月某日 スピード出世:翻弄される従業員 某月某日 夜逃げ:首が回らなくなった人の結末 某月某日 在籍確認:「なまった感じでお願いします」 某月某日 手ごねハンバーグ:やさしい老夫婦のおもてなし 某月某日 奨学金:多重債務の典型的パターン 某月某日 元日生まれ:代払い返済を繰り返す道楽息子 某月某日 命を担保にとっておく:団体信用生命保険 第3章 可笑しくて、やがて哀しき… 某月某日 おまとめローン:甘く、やさしい言葉で 某月某日 無人契約機:人の気配はないけれど… 某月某日 何か隠している:ボケていませんよね? 某月某日 二人羽織:コンプライアンスなんて知りません! 某月某日 支店長、喜怒哀楽:心温まる(?)話 某月某日 身売り:二流サラ金からシティグループへ 某月某日 斜陽産業:貸し倒れ件数の増加 某月某日 足抜け:去っていく同僚たち 第4章 お金に教えられたこと 某月某日 あんた責任取れんの?:時代は法令遵守 某月某日 様変わり:改正貸金業法完全施行 某月某日 弁護士センセイ:味方ですか? 商売ですか? 某月某日 返済能力:消費者金融業界を去る 某月某日 「もう無理だよね」:義母からの電話 某月某日 個人再生:それでも生きていく あとがき――足るを知ること 【発行】三五館シンシャ/【発売】フォレスト出版 View More 該当件数 1件 : 1~1件目表示 1