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自分が10代だったころを振り返ると、一歩間違えればとんでもないことをしでかしたり、巻き込まれていたかもしれないと感じます。押見修造『悪の華』の登場人物ではないですが、頭の中はいつもグッチョグチョでした。しかし、今の10代は当時の私よりもっとストレスフルな環境にいるのではないかと想像します。SNSを使うのが当たり前になり、いじめもより陰湿になりました。同世代の輝くインフルエンサーと自分を比べてみじめな気持ちにもなります。そして闇バイトなどの誘惑もあります。そんな10代の子やその保護者の方に、本書は間違いなく支えになるはずです。
POSTED BYかばを
元・少年院の先生の人気Vtuberが教える!
被害者や加害者にならないための対処法、落とし穴の見つけ方
体も心も成長中の10代は、ふとしたきっかけや気の迷いで、足を踏み外すもろさがあります。違法行為に手を染めてしまったり、犯罪被害にあってしまったり……。
保護者にとっては心配のタネが尽きない一方、子の多くは自分には関係ないと考えがちです。
しかし、「いじめ」にも犯罪の要素があったり、いじめの延長線上に犯罪が顔を出すこともあります。
つまり犯罪はとても身近な存在なのです。
本書では、10代の子やその保護者に向けて、元・少年院の先生で人気Vtuberである著者が、少年院の現場での経験や、犯罪学で得た知識をベースに、犯罪やいじめの被害者にも加害者にもならないためのアドバイスをしていきます。
親には聞けない、親も話しづらい、あんなこと、こんなことに答えます
子どもが本当に知りたいことは、親に聞きづらいものです。また、親は本当に大切なことを、子どもに伝えづらいものです。
しかし、かなえ先生は10代が抱えるさまざまな問題について、上辺の甘っちょろい言葉ではなく、ガツンと答えていきます。
◎SNSで紹介していたバイト、やってもいい?
◎いじめられたら、誰に相談すればいいの?
◎18歳以上なら風俗で働いたり、AVに出演できるの?
◎加害者になったときの謝罪の方法とは?
◎家族からお金を盗むのは犯罪?
◎18歳(成人)と13歳(未成年)の性交は許されるの?
◎スマホを使って証拠を撮影したり、録音したりするのはアリ?
◎少年院に入った少年は、出所後どうなるの?
◎性行為を動画撮影するのは問題ない?
目次
プロローグ なぜ、10 代で犯罪学を学ばなければいけないの?第1章 いじめから身を守るために、いじめについて考える――いじめ
第2章 キミたちのスマホが犯罪の入り口に?――ネット・SNS
第3章 少年法の改正と「特定少年」の誕生――少年法
第4章 すぐそばにある少年犯罪への落とし穴――少年犯罪・防犯
著者について
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元・少年院法務教官(いわゆる少年院の先生)、日本初の元国家公務員の男性VTuber。
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少年院法務教官として数多くの非行少年の教育に携わる。主に発達障害やコミュニケーションに困難を抱える少年を担当し、社会復帰に尽力した。実は退官後もひっそりとかれらの支援を続けている。
現在は「中学生や高校生にも犯罪学をわかりやすく!」をモットーに、2020年9月よりスタートしたユーチューブチャンネル「犯罪学教室のかなえ先生 V Criminologist」を運営している。犯罪学の視点をベースに、事件や事故、法学・心理学・教育学・社会学の知識や実践理論、少年院や刑務所の中で行われている更生支援の内容などを解説。また、過去のいじめ被害・不登校経験から、現在いじめに苦しんでいる子どもやその保護者にアドバイスをしており、週末のお悩み相談配信は好評を博している。
経済産業省のST E A Mライブラリー「未来の教室」プロジェクトに学術系Vチューバーユニット「まなぶい」のメンバーとして教育コンテンツを提供するなど、活動の場を広げている。
YouTubeチャンネル
「犯罪学教室のかなえ先生 V Criminologist」
https://www.youtube.com/c/KanaeVCriminologist/featured