小学生向けのロジカルシンキング塾塾長が、経営コンサルタントが使う「思考のフレームワーク」をわかりやすく解説してくれています。小学生が実際に解いている面白い問題から、ビジネスパーソンに役立つ問題解決の技術が一気に身につく1冊です。とにかく、わかりやすさにこだわりました。
POSTED BY編集者H
100%の正解がない社会人の世界で
役に立つのは"精度の高い、現実的な解決策"
社会人になると、大きな問題から小さな問題まで、あらゆる壁に直面することになります。
しかし、私たち日本人は、問題解決を苦手としています。
それは、小学校以来のテストの世界で染みついた、
「正解を見つけられなければ0点、考えた意味がない」
という結果主義のためです。
授業とは、正解を教えてもらう場であって、
正解を知らない自分が頭を使って考える場ではない。
そういった思考、行動が染みついています。
そこで私たちは、
「自分の考えに確信がないから、誰かが教えてくれるのを待つ」
という、いわゆる思考停止状態で立ち止まってしまうのです。
現実の社会では、自分で筋のいい問題を設定し、
現実的で最良の解決策(意見)をつくる力が必要です。
そこで、本書では「問題の設定と解決」の技術が
身につくように、わかりやすく説明しました。
小学生でもわかるように
コンサルタントの思考のフレームワークを解説!
著者は、経営コンサルティング会社を経て、10年以上にわたり、小学生向けに
「問題解決力」「論理的思考力(ロジカルシンキング)」を
高めるための「考え方」を教えてきました。
経営コンサルタントは、
問題解決のための「思考のフレームワーク(考え方の型)」を
数年かけて学び、身につけます。
その手法を小学生にもわかるように、
そして、楽しみながら学べるように指導しているのです。
本書は、小学生が実際に解いている問題などをご紹介しながら、
「仕事の効率化、スピードアップ」
「アイデア力、交渉力、プレゼン力、伝
える・説明する力」 「人間関係、コミュニケーション」
「計画や目標の達成」「仕事のミス、モレ防止」
……に役立つ問題解決の技術が身につくように工夫しました。
「自分の頭で考える力」が身につく授業
社会人になると急に求められるようになる問題を解決するための「自分で考える力」をつける方法を
本書ではご紹介しています。
たとえば、
・「儲かっていないスーパーを繁盛させるには?」
→【問題解決のためのフレームワークが身につく問題】
・「苦手な算数が得意になるには?」
→【筋のいい仮説をつくる力が身につく問題】
・「右打ち?左打ち?ヒットを打つには?」
→【論理的に考える力が身につく問題】
・「少子化は解決できるのか?」
→【物事の本質を見抜く力が身につく問題】
・「朝の電車の混雑を解消するには?」
→【難しい問題を細くして解決する力が身につく問題】
……などの面白い問題から、
ぜひ、コンサルタントが数年かけて身につける
「論理力」「仮説力」「実行力」を短期間で身につけてください。
著者について
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東京大学文学部卒業後、経営コンサルティング会社を経て、2004 年学習塾ロジムを設立。コンサルタント時代には、社会人向けのロジカルシンキングの研修、指導も担当。
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「"自ら問題を設定し、試行錯誤しながら前進する力"を養うことこそ教育の最も 重要課題である」という考えから、小学生から高校生を対象に論理的思考力・問 題解決力をテーマにした講座を開講している。国語・算数・理科・社会・英語といった主要科目の学習への応用でも効果を上げている。
著書に、『小学生からのロジカルシンキング』(SBクリエイティブ)などがある。