ホーム 著者 著者一覧 笠原 一郎 笠原 一郎 1953年山口県山口市生まれ。一橋大学卒業後、キリンビール入社。マーケティング部、福井支店長などを経て、57歳で早期退職。東京ディズニーランドに準社員として入社。65歳で定年するまで約8年間にわたりカストーディアルキャスト(清掃スタッフ)として勤務。満員電車に乗って舞浜に通っていた日々を懐かしみながら〝夢の国〟の「ありのまま」の姿を本書につづる。 著者の関連商品 該当件数 1件 : 1~1件目表示 1 “夢の国”にも×××× ご指示のとおり掃除します ディズニーキャストざわざわ日記 笠原 一郎 著 「ハッピーなことばかりの仕事などない」 清掃スタッフ(カストーディアルキャスト)が描く、 不安と夢の現場報告 ――これは私の実体験である われわれも人間だから、手を抜くこともあれば、ミッションを忘れるほどゲストに対して怒りを覚えることもある。仲間と会社の愚痴も言い合うし、給料が安いと不満を持ったりもする。 それは本書をお読みいただければ、おわかりになるだろう。 私が本書をつづろうと思ったのは、数多のディズニー本に対する違和感が一因だ。 本書は模範回答的なディズニーランド像に対する現場からの実態報告でもある。 そして、本書にあるのは決して「創作された物語」などではなく、すべて私が実際に体験したことである。 ――57歳で入社し、65歳で退職するまで、私がすごした8年間で見た〝夢の国〟の「ありのまま」の姿をお伝えしよう。 もくじ まえがき――ディズニーランド、「ありのまま」の姿 第1章 キャストの慌ただしすぎる日常 某月某日 肉体労働者:暑い日も、寒い日も 某月某日 何をしているんですか? :ゲストからの質問 某月某日 ××処理:できればしたくない作業 某月某日 ネズミ取り扱い注意:動物の死がい処理 某月某日 ぎこちないスマイル:いつも笑顔なんてムリ? 某月某日 ゴミ屋さん:清掃業への差別意識を考える 某月某日 通勤ラッシュ:「日常」と「非日常」の狭間で 某月某日 走ると危険です:フルスピードのゲストたち 某月某日 気になる個室:ノックに応答なし 某月某日 誰が使ってもいいけれど:レストルームのマナー 某月某日 キャストになる:会社員としての暗黒時代 第2章 決して口外しないでください 某月某日 お金の話:「決して口外しないでください」 某月某日 ここだけの話:不平不満が飛び交う場所 某月某日 苦手な人:すさまじい「おもてなし力」 某月某日 ディズニールック:守る人、守れない人 某月某日 混んでいる日には…:〝夢の国〟にあるまじき声 某月某日 恐怖!埼玉県民の日:忘れてはならない記念日 某月某日 早番、遅番:それぞれの苦労と役得 某月某日 自己アピール:PHSとグループ通話 某月某日 謎の落とし物:ヘアピン1個、届けますか? 某月某日 三度のメシより好きなもの:心が浮き立つ「解消」 某月某日 入園者数予測:不思議なくらい当たらない 某月某日 出社から退社まで:これがキャストの一日 某月某日 殴り合い:一度だけ目にした光景 某月某日 妻の病:突然の宣告 第3章 ヘンなゲスト、もっとヘンなキャスト 某月某日 迷子:非日常の世界観を守るため 某月某日 人間関係:SVからの思わぬ注意 某月某日 取られ損:組合には入ったけれど 某月某日 ディズニー愛の個人差:ティンカー・ベルが教えてくれたこと 某月某日 ボランティア:ある少年との交流 某月某日 身の上話:キャストたちのいろいろな前職 某月某日 条件反射:「お困りのことはございませんか?」 某月某日 「神対応」の舞台裏:東日本大震災の現場で 某月某日 難問:ゲストはいつも予測不能 某月某日 コスプレ:制服姿でプカプカ 某月某日 不人気キャラクター:人知れぬ哀しみ 某月某日「おやっ」と思うこと:SCSEは実践されているか? 某月某日 久しぶりのインパ:緊急事態宣言を受けて 第4章 〝夢の国〟のリアルな風景 某月某日 休憩室を観察する:キャストの職種別傾向 某月某日 君子危うきに近寄らず:楽しみ方は人それぞれ 某月某日 大人買い:キャストショップのマル秘活用法 某月某日 去っていく人:たくさんの出会いと別れ 某月某日 魔法の粉の使い道:彼女が本当に欲しかったもの 某月某日 暇そうな人:「バースデーシールください」 某月某日 ハイテンション:ついていけない「サンクスデー」 某月某日 褒めて、褒めて:真似したいさまざまな仕掛け 某月某日 定年退職:さよならディズニーランド あとがき――大きくなったらキャストになりたい? 【発行】三五館シンシャ/【発売】フォレスト出版 View More 該当件数 1件 : 1~1件目表示 1