「嫉妬」と上手に付き合う技術
「嫉妬心」は、私たち人間の心に「感情」があるかぎり、物心がついたときから老年期まで、
一生付き合っていく感情です。
喜怒哀楽につづく、「第5の感情」ともいわれます。
ただ、「嫉妬」というと、
どちらかといえば、
隠しておきたい、
見て見ぬふりをしたい、
「やっかいな感情」という
ネガティブなイメージがつきまといがちです。
でも、付き合い方次第で、
自己成長の原動力にもなるのが、この嫉妬心です。
そんな嫉妬との正しい付き合い方について、
女性人気カウンセラーが、
カウンセリング事例を交えながらわかりやすく解説しています。
嫉妬する人、される人。
人間関係に悩む人。
嫉妬のエネルギーを
仕事やプライベートに活かしたい人。
いずれの方にも
お役に立つ内容、満載です!
目次
第1章 嫉妬の正体・嫉妬心はどんなときに湧き起こるのか?
・嫉妬の裏に潜む、ある欲求
・「喜怒哀楽」より苦しい感情
・何歳から嫉妬心は芽生えるのか?
・子供の嫉妬、大人の嫉妬
・嫉妬との付き合い方次第で、人生は変わる
・男も女も嫉妬する
・「うらやむ気持ち」が混ざり合い、進化したもの
・「憧れ」と「嫉妬」の境界線
・日本人は嫉妬深い!?
・嫉妬のエネルギーは、歴史をも動かす
・嫉妬で成功する人、失敗する人
・嫉妬で失敗する人が知らないこと
・嫉妬の5つの種類
・嫉妬心が湧き起こったときに、まずやること
第2章 嫉妬する人、される人
・嫉妬する人、される人の特徴を知っておく効用
・嫉妬深い人の5つの特徴
・同業者の立場を貶めた女性社長──嫌がらせタイプ
・同級生の成功をひがんだサラリーマン──嫌がらせタイプ
・腹いせに苦情電話をしまくったOL──ストレス発散タイプ
・後輩の資格を剥奪しようとした先輩──自己優越タイプ
・「俺のおかげ面」男の嫉妬──自己優越タイプ
・女性に自分の実力を見せつけたがる男性の心理
・現実からひたすら目をそらす人──現実逃避タイプ
・正義に隠れた嫉妬心
・嫉妬されやすい人は、被害者なのか?
・嫉妬されやすい人の5つの特徴
第3章 男の嫉妬、女の嫉妬
・「嫉妬」はなぜ女偏の漢字を使っているのか?
・嫉妬の話題が出たときの男の反応、女の反応
・男はタテ社会で、プライドと評価を守る
・男の嫉妬行動の共通点
・女はヨコ社会で、常に自分と他者を比較する
・女の嫉妬行動の共通点
・男は、能力に嫉妬する
・男は、お金に嫉妬する
・男は、学歴に嫉妬する
・女は、美しさに嫉妬する
・女は、「異性の目」が絡むと嫉妬する
・女は、胸が大きい女性に嫉妬する
・女は、抜け駆けを許さない
・女は、幸せに嫉妬する
・異性が絡んだ嫉妬
・コンドームに嫉妬した女
・「般若」の面に隠された女心
・嫉妬心のスイッチ「○○欲」
・束縛する人の深層心理
第4章 人の嫉妬から自分を守る方法
・人の嫉妬から身を守るために
・嫉妬深い人を見極める技術と対処法──人の嫉妬から自分を守る方法1
・物理的に距離をとる──人の嫉妬から自分を守る方法2
・相手の嫉妬心を理解する練習法──人の嫉妬から自分を守る方法3
・嫉妬ストレス耐性のつけ方──人の嫉妬から自分を守る方法4
・嫉妬されることに慣れる心得──人の嫉妬から自分を守る方法5
・嫉妬の矢を自分以外の場所へ方向転換させる法──人の嫉妬から自分を守る方法6
・嫉妬は「最高の褒め言葉」と受け取ってみる──人の嫉妬から自分を守る方法7
・嫉妬を避ける会話テーマ──人の嫉妬から自分を守る方法8
第5章 嫉妬したときの対処法
・嫉妬心に押しつぶされそうになったら
・嫉妬の原型を崩して切り離す──嫉妬したときの対処法1
・あの人の「道のり」に目を向ける──嫉妬したときの対処法2
・嫉妬をチャンスと考えるために──嫉妬したときの対処法3
・嫉妬した相手と会話するポイント──嫉妬したときの対処法4
・相手も自分も救うひと言──嫉妬したときの対処法5
・真の「ライバル」になるとき──嫉妬したときの対処法6
・自分を慰めるためのメソッド「自己防衛機制」──嫉妬したときの対処法7
・負け惜しみする男──合理化
・美人の友達をやたらつくる女──同一視
・自分の弱点を克服した女──補償
・親への怒りからプロボクサーになった男──昇華
・嫉妬する思考グセ「自動思考」をチェックする
・自分に制限をかけているものが嫉妬になる!?
・決めつける前に尋ねる
・自分がどんなことに嫉妬するのか見直してみる
・嫉妬したことを、実際に行動してみる
第6章 嫉妬をプラスに変える技術
・嫉妬心が新しい気づきを与えてくれる
・嫉妬はより「自由」に生きるためのチャンス
・嫉妬を自分の武器に変えるために必要なこと
・自己顕示欲と嫉妬心の深い関係
・自分との信頼関係のつくり方
・自分のセーフティーネットを持つ
・嫉妬心をプラスのパワーに変える
・嫉妬心をプラスにつなげる5つのポイント
・成功する人がやっている嫉妬心の扱い方
・愛を失っても、絶対に見失ってはいけないもの
・愛の欠如は、誰が埋めてくれるのか?
著者について
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産業カウンセラー。
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北海道生まれ。一般社団法人日本産業カウンセラー協会認定「産業カウンセラー」。日本人間性心理学会会員。上智大学グリーフケア研究所在籍。防衛省、国土交通省、財務省をはじめ、国立機関や一般企業にて産業カウンセラーとして臨床経験を積み、現在航空自衛隊外部カウンセラー。幼少期に母が他界。亡母が闘病中に書き記していた日記を見つけ、職場での人間関係の悩みやストレスを驚くほど抱えていたことを知る。さらに、日本で初めてカウンセラー制度を導入した機関にて母が勤めていたことをきっかけに、職場のストレスや人間関係の悩みを抱えている方たちの力になりたいと強く思い、産業カウンセラーを志す。また、死別の苦しみや痛みをケアする「グリーフケア」の普及啓発にも積極的に取り組む。心理臨床オフィス「サクラメント函館東京カウンセリングオフィス」代表。著書に『嫉妬のお作法』(フォレスト出版)がある。
サクラメント函館東京カウンセリングオフィス
https://keiko-kawamura.com/