起業に関する本はたくさんありますが。中を見ると自己啓発的な内容が多く、肩透かしをくらう人も多いのではないかと感じていました。そこで本書ではメンタル面はもちろん、実務的な内容もふんだんに盛り込み、「使える」本を目指しました。「いつ・どこで・何をするか」を明確にしていますので、これから起業したいと考えている人にとっては、本書を読むことが一番の起業シミュレーションになるはずです。
POSTED BYかばを
驚異の起業2年後生存率80%!
起業コンサルタントが教える、生き残るためにやるべきこと・やってはいけないこと。
起業ブームになって久しい昨今ですが、日本の起業家の起業後2年間の生存率は20%、5年後に至っては5%を下回ると言われています。起業を考えはじめるとき、誰もが「自分だけは大丈夫」と思いがちですが、95%の人が脱落している現実の前では、それはあまりにも楽観的であることに気づくでしょう。
そこで、本書では実務・メンタル両面から、残り5%の勝者になるためのノウハウを、以下の3つのフェイズに分けてお伝えしていきます
フェイズ1 起業準備
フェイズ2 起業後2年間
フェイズ3 5年間の事業継続
起業をして、事業を軌道に乗せるには、経営者としてしなければならないことがたくさんあります。
しかし、それを1つ1つ虱潰しにしたところで効率的とはいえません。
したがって本書では、限られた時間の中で、「いつ、どこで、何をするか」を明確にした構成になっています。
そしてそれを忠実に行えば、失敗要因を限りなくゼロにすることができるのです。
起業コンサルタント(インキュベーター)である本書の著者がサポートした起業の2年後の生存率は、なんと平均を大幅に上回る80%を継続。
起業をゴールにするのではなく、起業前はもちろん、最も変化が激しい起業後2年間を徹底的にサポートし、3年目以降の経営を安定軌道に乗せるためのフォローするコンサルティングをしてきたからこその実績です。
その中で見えてきた、成功する人がやっていること、失敗している人がやってしまうことのすべてをお伝えします。
実務面・メンタル面の両方をフォロー
起業関連本の多くは、その「手軽さ」がアピールされ、実務的なものよりも、自己啓発的な内容の本が目立っています。一歩踏み出すことをためらっているような人の背中を押す分には効果的でしょう。
しかし、多くの起業家が脱落している現実にも向き合い、リスクや実務的な作業を知ることも、同様に大切なはずです。
したがって本書では、メンタルや知識、そして実務の両面から過不足なく解説しています。
本書で解説している「成功する人」「失敗する人」の主な例
◆成功する人はやりたい仕事の嫌いなところを探す。◇失敗する人は嫌いな仕事を好きな仕事と勘違いする。
◆成功する人は自己資金を最後まで使わない。
◇失敗する人は最初から自己資金を投入する。
◆成功する人は複数の資金調達先を確保し、ランウェイを長く設定する。
◇失敗する人は1カ所からの資金調達先で満足し、ランウェイを短く想定する。
◆成功する人は起業前の仮説を疑うことができる。
◇失敗する人は起業前の仮説に疑いを持たない。
◆成功する人は価格競争を避け、商品単価を上げる。
◇失敗する人は価格競争に陥り、安易に値下げをする。
◆成功する人は課題を分析してキラーコンテンツをつくろうとする。
◇失敗する人はキラーコンテンツは勝手に生まれると思っている。
◆成功する人は黒字でも資金調達する。
◇失敗する人は赤字になるまで資金繰りを考えない。
◆成功する人は損益分岐点の管理を怠らない。
◇失敗する人は売上計画のみに囚われる。
◆成功する人は利益を計上した決算書の作成を依頼する。
◇失敗する人はとにかく節税した決算書の作成を依頼する。
…etc.
目次
まえがき 3つのフェイズから考える生き残る起業フェイズ1 起業準備 起業=ゴールではない
フェイズ2 起業後2年間 安定軌道に乗せるためのサバイバル
フェイズ3 5年間の事業継続 絶対に負けない経営力の育て方
あとがき 誰かができたのなら、必ずあなたにも
著者について
-
税理士法人JNEXTマーケティング部マネージャー、株式会社Total Agent代表。起業コンサルタント(インキュベーター)として、起業・資金調達のサポートはもちろんフランチャイズの開業支援や会社設立にも精通している。自身のサポートを受けて起業した企業の2年後の生存率は、平均を大幅に超える驚異の80%を継続。資金調達においては創業融資のプロとして年間5億円以上を調達している。また、中小企業の経営財務顧問としても活躍しており、これまでの総資金調達額は70億円を超える。
View More