[編集担当より]
キラーブランドとは、一言でいえば
「知る人ぞ知る存在でありながら熱狂的なファンを持つ、
小さいからこそガンガン儲かる無敵のブランド」のこと。
そして本書では、そのキラーブランドになるための
コアとなる商品・サービス作りから、
いくつかのプロセスを経て、
最終的にブランドとしてプロデュースするまでを、
著者の実体験をベースに具体的で、
わかりやすいステップ・バイ・ステップ・チャート
にしてすべてお見せします。
ブランド? 興味がないな。という前に、
以下の項目に一つでも当てはまる人は、ぜひ読んでみてください。
絶対に損はさせません!
◎小さな会社で、プライドを持って働いている人
◎お店を経営している人、これから始めたい人
◎低迷している売上げをなんとか伸ばしたい人
◎スタッフのマネジメントで頭を抱えている人
◎心から、たのしく仕事がしたい人
◎自分の人生を変えたい人
キラーブランドには、単に「売れる!」というだけでなく、
あらゆる問題を解決してしまうほど強力なパワーがあります。
なぜなら、それは著者の岸氏がすべて
実際に体験してきたことだからです。
著者の岸★正龍氏は、多数のメディアでも紹介され、
東海地方を中心としたファッションに敏感な若者に
絶大な人気を誇る
「アイウェア(メガネ&サングラス)」の
ブランド、「モンキーフリップ」の代表。
あの小阪裕司先生主催のワクワク系マーケティング実践会
では、グランプリおよびルーキー・オブ・ザ・イヤーを
受賞したという実力派。
さらに本書は、小阪先生をして、
「この本は、まさにボクが書きたかったことが、
すべて書いてある!」
言わせしめた程の濃い内容。
コンサルタントではなく、現実のビジネスと
日々戦っているからこそ語れる、
とことん「リアルな体験と実践的なノウハウ」が
すべて詰め込こまれています。
読めば、あなたのビジネスに対する姿勢を変えてしまうほど
パワフルな1冊です。
[目次]
モンキーフリップってブランド、知っていますか?
第1章 キラーブランドの正体
そもそもブランドって何ですか?
ブランドの正体、それは・・・
その変幻あやかしの如し
え? それってブランドだったの?
オープン初日の有頂天
ブランドの逆襲
★ブランディング実践編 お答えしましょう!
ブランド解体新書
ブランド認知度とブランド力の違い
これが、キラーブランドだ!
キラーブランドはやられない
第2章 キラーブランドのプライド
お客さまがどこにもいない!?
これが僕の生きる道
★ブランディング実践編 お答えしましょう!
STEP1 コアプロダクト開発
まず商品にゴリゴリにこだわろう
はじめにコアプロダクトがあり、
最後にコアプロダクトが試される
あなたが心から扱いたいものは何ですか?
はじめてのオリジナル
オリジナル、全国誌の表紙を飾る!
★ブランディング実践編 お答えしましょう!
STEP2 リアルターゲット設定
ただ一人を満足させられなければ
ブランドになんてなれっこない
ターゲットに合わせて、バージョンアップ
リアルターゲットの近くにい続けましょう
コアプロダクト開発の肝=定番要素+目立つ要素
図解! コアプロダクト開発テクニック
第3章 キラーブランドの魂
小山内君のこと
街が変わる時、小山内君は・・・
★ブランディング実践編 お答えしましょう
STEP3 ミッション発見
倒れない想い
ミッションってウサンくさいか?
お金お金お金・・・
真っ暗な毎日
僕に足りなかったもの
★ブランディング実践編 お答えしましょう
実例だとこんなものです
これがモンキーフリップのミッションだ!
第4章 キラーブランドの導火線
秘密は、導火線の作り方
★イッツ・ユアタイム編 お答えしません!
頭の上の電球がピカリ
スーパーモンキーフリップの大ブレイク
そして競争が起こった
ニュース特集「メガネ戦争」
ウレシイ誤算
★ブランディング実践編 お答えしましょう!
STEP4 カテゴリー創造
思い出すのは最初のブランド
今は懐かしきアミノ酸ブーム
ある言葉をなかった組み合わせで
つなぐ言葉の選び方
秘伝テクニック その一
秘伝テクニック その二
ニュースリリースで大爆発
第5章 キラーブランドの最もアツい180日
裸のコアプロダクト
★ブランディング実践編 お答えしましょう
STEP5 ホールプロダクト・デザイニング
ホールプロダクトって何だろう?
だけど、やらねば!
ホワイ180日&ハウ180日?
第一の山 名前やマークを決める
キラーブランド流ホールプロダクトへの道標
名前には徹底的にこだわりましょう
名付ける時には気にしてください
ロゴ・シンボル・カラー……この旗の元に集いし者たち
ついに紋章誕生
第二の山 バックコンテンツを調べまくる
プロトタイプを作りましょう
一〇〇箇所修正を目指しましょう
課題図書三冊
休憩 何もしない
本当に何もしないでください
第三の山 ストーリーを練り上げて準備する
ホールプロダクト最大のミソでキモ
お客さまを動かすストーリーを組み上げろ!
僕の場合のストーリー
コツはディテール
それは、いい不安です
祝! 本格的に始動しニュースリリースを流す
さぁ本格始動です。はじけましょう
合図はズバリ、行列です
第6章 キラーブランドの力
大爆発は止まらない
甘い空想
ライク・ア・ローリングストーンの現実
そして涙の決算報告
★ブランディング実践編 お答えしましょう
もう一度、ブランド認知度とブランド力
STEP6 ブランドデリバリー
ブランド力ってひとつずつ
ただの「赤いメガネ屋」として
★ブランディング実践編 お答えしましょう
「らしさ」「コツコツ」「一貫性」
ブランドデリバリーは運動だ
仲間が、絶対必要です
スタッフこそ最高の媒体です
合宿のススメ
補足をふたつ
さぁ、お祭りだ
イベントの秘中の鉄則
想像してください
終章 アイム・ハッピー
ハッピーのルーツ
つながるハッピー
そして、伝説になりたい
メニー・サンクス。メニー・メニー・サンクス。
著者について
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一般社団法人日本マインドリーディング協会理事/グランドマスターマインドリーダー、行動心理士、アイウェアブランド「モンキーフリップ」代表/デザイナー。
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1963年1月12日名古屋生まれ。東海高校を卒業し、上智大学経済学部入学。3年時に多摩美術大学芸術学部入学。大学時代は芝居に明け暮れ、卒業を前に浅井企画に所属。お笑い芸人を目差すも挫折しコピーライターに。徒弟制の企画室で365日24時間勤務の修業を積み、デザイナーに転職。竹下通りを席巻したタレントショップ数店のグッズ企画とデザインを担当。折からのバブルもあってこの世の春を謳歌するも、すぐにバースト。お金にいき詰まり、人間関係も悪化して、実家のある名古屋に逃げ帰る。
1996年「モンキーフリップ」をオープン。開店当初はメガネ雑貨の小さなお店だったモンキーフリップを、ほかに類を見ないデザインと心理誘導を駆使したマーケティングで、地方発のブランドながら全国に熱いファンを持つアイウェアブランドへ成長させる。その活躍は、テレビや雑誌など多数のメディアで取り上げられている。また、「人間心理をビジネスコミュニケーションに活かす」講演やセミナーを、小学校から大学、商工会から海外まで多数実施。毎回分かりやすく役に立つと好評を博す。
しかし過去は暗く、小学校低学年はひたすらイジメられる日々だった。そのイジメが苛烈を極めたため、「他人を操れればこんなイジメにあうことはない。意のままに操れたらどんなにいいだろう」と強く想い、心理学、NLP、エリクソン催眠、コールドリーディングやメンタリズム、オカルトや魔術の類いまで貪欲に探求。特にエニアグラムは、アメリカの第一人者であるドン・リチャード・リソ氏(2012年他界)、ラス・ハドソン氏の流れを汲むC+F 研究所にて2005年より10年にわたり本格的に学 ぶ。さらにそれだけではなく、自らの身体を使って実験を繰り返し、破壊力抜群の対人コミュニケーションスキルとして「エニアプロファイル」を生み出す。エニアグラムをビジネスに取り入れた「ゼニアグラム」も提唱し、地元名古屋で成功者を生み出している。
著書に『超人気キラーブランドの始まりは、路地裏の小さなお店から…』(フォレスト出版)がある。
2002年 ワクワク系マーケティング実践会社長のアカデミー賞グランプリ受賞
2010年 アイウェア・オブ・ザ・イヤー2011 メンズ部門受賞
2013年 グッドデザイン賞受賞