私もフリーランスになる可能性を考えたことがありますが、結果としてサラリーマンを続けています。やはり、収入的にも時間的にも不安定になるのではないか、自分の身一つではリスクが高いのではないか、と考えてしまうから。しかしながら、本書で解説されている「オーナーフリーランス」というビジネスモデルを使えば、そうしたリスクを排除できそう。私もフリーランスになったときは、このオーナーフリーランスを選択肢の筆頭として考えることでしょう。そして、現在フリーランスとして働いている方には、ぜひ知ってもらいたいビジネスモデルです。
POSTED BYかばを
下請け構造・価格競争・健康・不安定…
フリーランス急増の影で後悔している人が続出…生き残る方法はコレだ!
夢や希望を抱いてフリーランスになったものの、「こんなはずじゃなかった!」と、現実とのギャップにショックを受けている人も多いはず。事実、フリーランスとして独立したものの1年で廃業する人は3割以上、10年継続している人は1割程度というデータも。
その原因として、フリーランスには次のような課題がある。
◎できるだけ高単価な仕事を大量に受注しなければならないが、1人でこなす仕事量には限界がある。
◎競業フリーランスがいる以上、価格競争に巻き込まれる。
◎元請けが倒産するリスクを考える必要がある。
◎時代に合わせて常にスキルと知識をアップデートしていかなければ、継続的に仕事をもらえない。
もちろん、時給労働のように寝る間を惜しんでがむしゃらに働けば稼ぐことはできる。
しかし、それを継続するためには、やはり時間と心身の健康が必要不可欠。
また、結婚、育児、介護……など、否が応にも変化する家族やライフステージに対応しなければならない。
そこで本書では、以上の課題を克服する方法として、「オーナーフリーランス」という新しいビジネスモデルを提案する。
オーナーフリーランスとは?
フリーランスでありながら、下請け→元請け・発注側になる働き方
「オーナーフリーランス」とはフリーランスでありながら、フリーランスの元締め、経営者のような存在のこと。自分以外のフリーランスに仕事を発注する仕組みや、最小限の労力で収入を得られる仕組みを持っており、自分自身が働かなくても自分に向かって入ってくる収入源を確保できる。
このビジネスモデルを手に入れることで、不安定な収入や働けないときのリスク、時間的制約など、フリーランスの課題の大部分を解消できるのだ。
「フリーランス」の限界を突破することで、本書中の実例のように年間数千万~数億円の売上を上げことも可能だ。
以上のように、場所や時間に縛られず、経済的にも自由になれる「オーナーフリーランス」になるために、本書では、サラリーマン→副業フリーランス→本業フリーランス→オーナーフリーランスというステップをたどって解説していく。
目次
まえがき フリーランスからオーナーフリーランスへ第1章「こんなはずじゃ…」とならないためのフリーランスへの入り口
*副業フリーランスからのスタート
フリーランスのメリット・デメリット
心得① 仕事が途切れないようにする
心得② 仕事相手の期待に応える
心得③ 安定収入を確保せよ
第2章 食いっぱぐれないための仕事と仲間のつかみ方
*本業フリーランスとしての土台づくり
SNSを使って仕事を増やす
地方や中小企業を狙おう
プラットフォームを利用しよう
異業種交流会に参加しよう
第3章 絶対に生き残るためのオーナーフリーランスへの3つの道
*本業フリーランスの限界突破
限界を知り、オーナーフリーランスを目指す
オーナーフリーランスの3つの種類
「元請け」になる場合の注意点
第4章 フリーランスが抱える不安からの完全解放
*講座ビジネスのつくり方
講座ビジネスの圧倒的メリット
コーチかコンサルか、あるいはコーチ型コンサルか
まずはコンセプトを決定しよう
自分のビジネスモデルを考える
成果が出る講座コンテンツのつくり方
集客とセールスの正しい手順
第5章 売上数千万~数億超え!圧倒的な結果を出すまでの道のり
*オーナーフリーランス5つの事例
事例1 八百屋の倒産から、ドバイでオンライン集客を指導する立場へ
事例2 内職専業主婦が、オーナーフリーランスとして年商4億円を売り上げる
事例3 トレーナーとして圧倒的ポジションを築き、求心力の高いビジネスを展開
事例4 板前からお金のプロフェッショナルへ転身、経済的自由人に
事例5 リーマンショックでの挫折を経て、ストック型ビジネスで成功
あとがき あなたのビジネス経験は宝になる
著者について
-
慶應義塾大学経済学部卒業。㈱ワコール、㈱リクルートを経て、コピーライターとして独立。
View More
その後、コーチ、コンサルタント、セラピスト、セミナー講師、カウンセラー、士業、整体師などの“コンサル型ビジネスでの独立・起業支援に特化した活動”に主軸を移し、「コンサルタント&新職種を創り出すコンサルタント」として活躍する。コーチ、コンサルタント、フリーランスのためのスクール&コミュニティ「コンサルタントラボラトリー・ビジネススクール」を主宰。
自身のキャリア自体が本書で解説する会社員からフリーランス、そしてオーナーフリーランスになるまでのロールモデルとなっている。
著書に吉江勝との共著『ゼロ起業』(実業之日本社)がある。