お店を殺すのは誰か!?
お店を取り巻く環境は、近年ますます厳しさを増しています。・大型ショッピングモールの出店
・ネットショップとの価格競争
・長引く不景気、縮小する市場
・消費しない若者
お店に関わる人たちは、これらの理由を挙げて
「お店が殺される!」と嘆いています。
しかし、実はそれが本質を見誤った議論だとしたらどうでしょう。
「お店がなにかに殺される」ことはありません。
実際は、問題を他のせいにして、
問題を取り違えてしまった店が「自ら死に向かってしまっている」のです。
では、売れない店はどうすればよいのでしょうか。
「もうつぶれる気がしない!」
ここに登場するお店は、いずれも厳しい業界・環境に置かれながら業績を伸ばし続けているお店ばかりです。
農業地帯にもかかわらず農協の支所もガソリンスタンドも撤退という、
厳しい商業圏のスーパーが、
「スーパーをやめる理由がなくなってしまいました」
と不死鳥のようによみがえる。
市場規模が10年で半分になった呉服業界において
売り上げを伸ばし続けている呉服店。
クリーニングに出すものがなくても、
一切の値引きなしで、お客さんがわんさか詰めかけるクリーニング屋。
彼らは、同じ業界から「奇跡だ!!」と言われています。
しかし、彼らはいいます。
「これは、奇跡でもなんでもない」と。
彼らは、どうやれば自由に売り上げを作ることが出来るか
どうやればお客さんが購買までの行動をとってくれるかが分かっているのです。
あなたも変わることが出来る!
自由に売り上げを作るために、多くの商人が忘れてしまったいること。それが、人にフォーカスする商いの三本柱
「顧客作り」「動機づけ」「毎日来たくなる店になる」であり、
「マスタービジネス」なのです。
著者の小阪裕司氏は10年以上に渡り、
ワクワク系実践会を主宰し、売れない店を売れる店に変えてきました。
その数、5000件以上。
実績と理論を余すことなく公開しています。
また、本書では小阪氏の著作では初めて
自由に売り上げを作る店に変貌したお店の「共通点」を取り上げ、
「商いに革命が起きる5ステップ」としてまとめています。
本書は表層的なスキルやノウハウではなく、
商いを通じて、関わる人すべての「悦び」のカタチを変える
考え方をつめこんでいます。
商人の魂を忘れた人、すべてに手に取ってほしい1冊です。
ぜひ、こんな人に読んでほしい!
・町の商店主
・店を継ぐ人がおらず、もう店をたたもうと思っている人
・チェーンを経営していたり、経営を継ぐ予定の人
・上司の言うことは違うと、肌で感じているような店に勤めている人
・苦労して作った商品が棚にぽつんと置かれ、寂しさを感じるメーカーの人
・モノが売れずに悶々としている卸の人
・成功はしているけれど、もっと繁盛したい人
目次
第1章誰が店を殺すのか
第2章
数字を見るな! お客を見よ!
人にフォーカスするしくみ
第3章
数字を見るな! お客を見よ!
人にフォーカスするしくみ
第4章
あの店の奇跡はこうして起きた
第5章
あなたは進むだけ!
商い革命が起きる五つのステップ
第6章
新しい時代の店のカタチはこれだ!
著者について
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オラクルひと・しくみ研究所代表/博士(情報学) 山口大学卒業(専攻は美学)後、大手小売業、広告代理店を経て、1992 年オラクルひと・しくみ研究所を設立。人の「感性」と「行動」を軸にした独自のビジネスマネジメント理論を研究・開発し、2000 年からは、その実践企業の会「ワクワク系マーケティング実践会」を主宰。現在、全都道府県から千数百社が集う。近年は研究にも注力し、工学院大学大学 院博士後期課程修了。学術研究と現場実践を合わせ持った独自の活動は、多方面から高い評価を得ている。
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「日経MJ」(日本経済新聞社)での400 回を超える人気コラム「招客招福の法則」をはじめ、連載・執筆多数。著書は、『価値創造の思考法』(東洋経済新報社)、『「心 の時代」にモノを売る方法』(角川書店)、『「惚れるしくみ」がお店を変える!』(フォレスト出版)など30 冊を超える。産官学にまたがり講義・講演多数。九州大学客員教授、静 岡大学客員教授、中部大学客員教授、日本感性工学会理事。