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- 世界のエリートは「自分のことば」で人を動かす
営業やプレゼンにおいて、商品やサービスの説明だけをしてもクライアントには響かなくなっています。今のビジネスは、その企業の価値や歴史など「コーポレートストーリー」を語ることが常識になっています。しかし、ストーリーと言っても、たとえばスティーブ・ジョブズのような巧みなストリーテラーになれということではありません。自分自身の体験や自分らしい言葉で伝えることが重要です。この本では、次世代のリーダーに向けた人の動かし方として、ストーリーの作り方を紹介します。
著者は全米トップ100に入るプロフェッショナルスピーカー、戦略コンサルタントとして活躍しています。世界水準のストーリー技術を身につければ、社内外でも認められるリーダーになれる、そんな1冊です。
POSTED BY稲川
ニューヨークのスピーチ大会5連覇、
世界トップ100のプロフェッショナルスピーカーの
戦略コンサルタントが教える伝え方の技術
現在、ニューヨークを拠点に全米で活躍する世界トップ100のプロフェッショナルスピーカーが、
これからのリーダーに必要な「人を動かす話し方」を伝授します。
かつて、広告や企業ブランディングで
使われ始めた「ストーリー戦略」は、
いまではビジネス戦略として、
営業や会議、ビジネスプレゼンの場で、
世界では常識として使われています。
代表的なものは、スティーブ・ジョブズが
アップルの開発秘話を語って
iPhoneを世に知らしめたストーリーでしょう。
しかし、ストーリーを語ることは、いまやトップだけではなく、
リーダーにとっても必要なスキルになっているのです。
とはいえ、彼ほどのストーリーテラーを
目指すということではありません。
日本人はストーリーというと、
何か壮大な物語を語らなければならないと思ってしまいがちです。
この本では「自分らしい言葉」や「自分や会社の体験」などから
ストーリーを構築し、クライアントの心をつかむという手法を紹介します。
・リーダーは「4つのF」で共感を集める
・ひと言で共感を集める「ワンビッグメッセージ」
・3幕構成法でストーリーの骨組みを作る
・具体的にストーリーを作る5ステップ
・ストーリーには「6つのC」を盛り込む
・「5つのI(アイ)」で、ゴールの階段を昇る
・たんなる事例紹介からコーポレートストーリーへ
など、クライアントを動かすストーリーテクニックが満載です。
そして、この手法を手にすれば、
あなたは“自信”と“存在感”のあるリーダーになれるのです。
いまや世界水準。営業・プレゼンに使える
「ビジネス戦略・マーケティング戦略としてのストーリー」
あなたの商談やプレゼンは、事例や商品の紹介になっていないでしょうか。
もしそうだとすれば、クライアントの心には、
あなたの言葉は残りません。
リーダー自らが、ストーリーをきちんと
ビジネス・マーケティング戦略と位置づけて語っていかないと、
どんどん世界規準からは遅れていくでしょう。
では、ストーリーで語るとはどういうことなのか。
実はストーリーを作ることは、
自分の内側を掘り下げていく作業なのです。
あなたが経験したこと、あなたが苦労したこと、
そして、あなたが気づいたことなど、
そうしたパーソナルな体験こそ、人を動かすのです。
これらをストーリーに盛り込むことで、
ビジネスの場で成功を収めるリーダーになります。
この本では、さまざまなビジネスプレゼンの例を挙げ、
ストーリーに変えていくとどう変わるのかを
もとの文章と比べながら検証していきます。
テクニックを体感しながら、実際にどう落とし込んでいくかが
手に取るようにわかるよう解説されています。
また、どうストーリーを構築していくかだけではなく、
「自分らしい言葉とは何なのか」
「自分らしいリーダー像とは何なのか」
ということが見えてきます。
これからのリーダーにとって必読の1冊です。
目次
はじめに次世代のリーダーにとって必要不可欠なスキル
次世代のリーダーが心に秘めていたストーリー
ストーリーは自分を掘り下げていく作業から生まれる
第1章 なぜできるリーダーは「心を揺さぶる」ストーリーを語るのか
ストーリーこそ相手の心を開く鍵
広告や企業ブランディングからストーリーが始まった
「未来予想図」を語り、20億円の融資を手に入れたジャック・マー
ストーリーは創作フィクションを語ることではない
「何が一番伝わってほしいか」がストーリーでもっとも大事
ストーリーを語ることは企業戦略として常識となった
いま、求められるリーダーシップ「ファシリテーター型」
ストーリーを学ぶことで、自分らしいリーダーになれる
第2章 あなたのことばが伝わらない、決定的な違い
これでは人は動かない① オレオレ・スピーチ
これでは人は動かない② 共感できるストーリーがない
これでは人は動かない③ 「だから何?」の答えがない
失敗談こそ人を動かす。リーダーは「4つのF」で共感を集める
ひと言で共感を集める「ワンビッグメッセージ」
あなたのプレゼンが変わる! 「ワンビッグメッセージ」の使い方
第3章 映画に学べ! 人を動かすストーリー構築法
1.3幕構成法でストーリーの骨組みを作る
2.具体的にストーリーを作る5ステップ
ステップ1 聞き手を知る4つの質問
ステップ2 メッセージを明確にする
ステップ3 適切な主人公とネタを選ぶ
ステップ4 エンディングを決める
ステップ5 第1幕~第3幕を構成する
3.ストーリーには「6つのC」を盛り込む
サンプル1 ビジネスマンガ編
サンプル2 ビジネスプレゼン……自分が主人公編
サンプル3 ビジネスプレゼン……クライアントが主人公編
第4章 人を動かす上級ストーリーテクニック
聞き手の予想を裏切る
聞き手の「ペインポイント」を探し当てる
感情的コントラストを使って心を揺らす
「モールエスカレーター方式」でサスペンスを盛り上げる
「夢見型」と「脅迫型」を交互に出して揺さぶりをかける
「3段落ち」で感情を緩める
構造的コントラストには「9段階構造」を使う
物理的コントラストを生かす
「5つのI(アイ)」で、ゴールの階段を昇る
「チラ見せ」で聞き手の興味をかき立てる
「触れて、惹き込む」のユニークな発想
あとひと押しには「保証」をつける
第5章 ビジネス戦略としての「コーポレートストーリーの作り方
いまや世界基準の「コーポレートストーリー」に不可欠な3つの要素
たんなる事例紹介からコーポレートストーリーへ
ストーリー使用前使用後で激変! コーポレートストーリー実例
ストーリー使用前使用後で激変! プロモーション実例
第6章 リーダーは「自分のことばで人を動かす
「理想のリーダー」のマネをしない
「So What?」を常に問いかける
日頃からネタ帳をつけて、ネタを集める
仲間とともに「YES AND」のマインドを持つ
あなたには「自分にしか語れないストーリー」が必ずある
著者について
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事業戦略コンサルタント、認定スピーチコーチ、プロフェッショナルスピーカー。
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ニューヨーク在住。1995年、早稲田大学商学部卒業。ニューヨーク大学スターン・スクールオブビジネスにて経営学修士(MBA)取得。早稲田大学卒業後すぐに渡米し、伊藤忠インターナショナル・インク(NY)に勤務。その後マッキンゼー・アンド・カンパニー(東京)を経て、2004年に事業戦略コンサルティング会社のアスパイア・インテリジェンスを設立。同社を通して、調査分析、戦略設計、及びグローバルリーダー育成のための各種企業研修を提供。
2014年には、ブレイクスルー・スピーキング™ を立ち上げ、グローバルに活躍する日本人向けに人々の心を魅了するプレゼン・スピーチを指導。トースト・マスターズインターナショナルの国際スピーチコンテストでは、日本人初の地区大会5連覇、2019年の大会では世界トップ100入りを果たす。また、日本人で唯一のWorld Class
Speaking認定講師となる。全米プロスピーカー協会会員。2015年にはTEDx Waseda Uにも登壇し、そのスピーチ“Living in the YES"は反響を呼んだ。
著書に『20字に削ぎ落とせ』(朝日新聞出版)、英語著書にブライアン・トレーシー氏との共著『The Success Blueprint』(Celebrity Press)がある。