シリーズで100万部を突破した『粗食のすすめ』の幕内秀夫先生の最新刊!猫の目のようにくるくる変わるファッションの流行と同じく、生きることにとても重要な「食」についても、流行りすたりがあり、とくに最近はそのサイクルが早まっているのを感じます。食べることは生きること。ミニマリズムが流行りを超えて定着してきていますが、そのシンプルさは食にも通ずるのではないでしょうか。
POSTED BY杉浦
コロコロ変わる「からだに良い○○」、一体何が正しい?
食事に気を遣っている人ほど、不健康になる!?
「パンよりご飯を食べよう!」とCMが流れたかと思うと、「砂糖はもちろん、お米も糖質だからダメ!」と言われる・・・
一体何が正しいの?と思うことはありませんか?
1950年代は、食事は高カロリー・高タンパクであることが
体を健康にすると考えられていました。
病気のお見舞いに卵が喜ばれたほどです。
ところが、飽食・過食の時代になってくると、
「卵はコレステロールが多いから注意しろ」と言われ、
卵の評価は急速に落ちてしまいました。
それが今や、
「コレステロールはそこまで問題がない」と言われ、
「卵は1日好きなだけ食べても構わない」と
むしろ積極的にすすめる人さえいます。
一体何が正しいのか?
真面目に議論したがる人もいますが、
そもそもバカバカしさを感じませんか?
「食生活を考える時、栄養素なんて無視しなさい」
「栄養素のことを考えれば考えるほど、健康は保てなくなる」
「栄養学が日本人の食事をダメにした」
管理栄養士の私が言うのもおかしな話ですが、
私はこれまでそうした主張を繰り返してきました。
なぜ、そう言えるのか?
いまの栄養学には、「食べるとはどういうことか?」
を理解するためのポイントが欠けていると感じるからです。
それを食べたいからつくるのではなく、
つくれるものを食べる。
歴史を振り返れば、自然条件が農を決め、
農が食を決めてきた。
いまでも多くの国がそうです。
これが真実であり、
そのなかに地域の伝統食や食の知恵があったわけですが、
いまの日本はどうでしょうか?
何がとれるかと関わりなく、季節も考えず、
外国からいろいろな食材を取り寄せ、
食生活を成り立たせています。
そうしたゆがみが見落とされたまま、
さまざまな健康法、食事法が生まれては消えていきます。
出回っている情報の何がどうおかしいか、
そのうち、判断がつかなくなります。
本書ではそれを「情報過食症」と言っています。
私たちの多くは氾濫する健康情報に振り回され、
食べることの本質がどこにあるのか、見えなくなっています。
体にいいものを求めるあまり、
逆に体をおかしくしてしまっているのです。
本書では、情報過食症に蝕まれている皆さんに、
そもそも食べることはどういうことか、
わかりやすくお伝えしていきます。
その原点に帰ることができれば、
食生活のどこを見直せばいいのか?
どう健康管理していけばいいのか?
その秘訣もわかってくるはずです。
あなたの健康寿命を延ばす
読者限定無料プレゼントつき!
本書をご購入くださった方全員に、次の無料プレゼントをご用意しています!
著者・幕内秀夫氏シークレットトーク(音声ファイル)
あなたは「情報過食症」に陥っていませんか?
本書でも書かれていますが、「情報」を取り入れすぎ、
「情報」によって何を食べるかを決め、
食べ物ではなく「情報」を食べている状態になっているのが今の日本人です。
食事とは本来、頭で考えるような、むずかしいものだったのでしょうか?
何を基準に食べることが正しいのか、
幕内氏が読者のみなさんに特別にお話しします。
※無料プレゼントは、サイト上で公開するものであり、CD・DVDなどをお送りするものではありません。
※無料プレゼントのご提供は予告なく終了となる場合がございます。あらかじめご了承ください。
※無料プレゼントは、お客様ご自身で別途お申し込みが必要です。
本書の内容
はじめに 栄養学が食生活をおかしくした第1章 栄養学は矛盾だらけ
栄養学の知識が「情報過食症」を生み出した
「食品」より「栄養素」を信じていませんか?
「栄養素バランス」なんてバカバカしい
エビデンス( 科学的根拠)に意味はあるのか?
「理想の食事」なんて誰もわかってはいない
「科学的事実」には必ず矛盾がある
栄養素だけで食べ物のことは語れない
「栄養素信仰」はいつまで続くのか?
学校給食が「暴走」してしまう背景
「まともな献立」をつくる簡単な方法
コーラやカップ麺で脂肪吸収を抑える?
「カロリーゼロ」という情報を食べている
第2章 栄養学が見落としてきた腸内細菌のふしぎ
栄養学の知識が役立たなくなる?
医療の常識を変える驚異の治療法
「菌を移す」ことで健康が保たれる
腸内細菌叢は安定している
「肉が体に良くない」意外な理由とは?
ヨーグルトを毎日食べても菌は増えない
動物が糞を食べるのはなぜか?
腸内細菌も栄養をつくっている
第3章 栄養学は「欧米崇拝」から成り立っている
日本人の食生活を変えた「欧米崇拝主義」
明治時代の大ベストセラーが教えてくれること
栄養学が日本人の食生活を破壊した
「米を食べるとバカになる」と言われた時代
欧米の栄養学がなぜ問題になるのか?
欧米より豊かだった日本の食生活
欧米の食事が高カロリーである理由
食の欧米化ではなく、ファストフード化
「アメリカの小麦戦略」に乗せられた日本
第4章 栄養学は食の工業化をもたらした
工業製品を食べるようになった日本人
工業製品へと変貌していったパン
パンの工業化を進めた輸入小麦粉
パン屋なのか、洋菓子屋なのか?
原材料表示の文字数がチェックポイント
「食の工業化」の3つの問題点
砂糖と油で味覚を満足させているだけ
第5章 食のドラッグ化はどこまで進むのか?
仕組まれたスイーツのドラッグ化
脳の快楽中枢を砂糖で刺激する
白砂糖が危険である本当の理由
食用油は「工業製品」である
食べ物がドラッグになる3つの組み合わせ
「マイルドドラッグ」の大きな落とし穴
糖質制限はいかにナンセンスか
「ポテチ蕎麦」が当たり前になる時代
依存症は子供の頃に始まっている
「沖縄の短命化」の次にあるもの
増加する肥満、糖尿病、そして乳がん
肥満はいまや深刻な国際問題
もはや課税するしか対策はない?
国を挙げて依存症を増やしてきた日本
第6章 6つのポイントから栄養学の「常識」を破壊する
「おやつ」から「食事」へ広がるドラッグ化
体調が悪い原因は「たったひとつ」ではない
6つの原因が複合して病気が起こる
同じ栄養素でも体への作用はまったく違う
工業製品を減らし、ご飯と味噌汁を増やす
精製した食品の摂取を減らす
穀類・イモ類の食物繊維で腸内環境を改善する
脳を刺激する「砂糖・油・うま味調味料」に気をつける
冷たい清涼飲料水・アイスクリームも要注意
肉類の「添加物、抗生物質」には特に注意する
「安全な食品」にこだわりすぎない
「噛まないでも食べられる食品」をとりすぎない
「のど越しのいい食べ物」も上手に利用した日本人
データよりも感覚のほうが大事
第7章 「風土」と「感覚」に根ざした新しい栄養学
栄養素やカロリーに代わる基準はあるか
イヌイットが「野菜不足」にならない理由
肉を食べるならば内臓も一緒に
トウモロコシの食べ方で健康状態が変わる
未精製であることがいかに大事か
「子供の感覚」をいかに取り戻すか?
「緑色の食べ物」はお腹を壊す?
人は色の影響を驚くほど受けている
においが強いのは危険な証拠
「食わず嫌い」なほうが本能には忠実
「5つの味覚」が教えてくれること
本能から「何を食べるか?」を判断する
「6つの基礎食品群」は「6つの母子いじめ」
「栄養バランス」から自由になろう
おわりに 今日から食生活を変える10の約束
著者について
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管理栄養士。1953年、茨城県生まれ。東京農業大学栄養学科卒。学校給食と子どもの健康を考える会代表。日本列島を歩いての縦断や横断を重ねたすえに「FOODは風土」を提唱する。帯津三敬病院にて約20年にわたり食事相談を担当。現在、伝統食と民間食養法の研究をする「フーズ&ヘルス研究所」代表として、全国各地で講演、セミナー活動を続けている。
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ミリオンセラーになった『粗食のすすめ』(新潮社)、『粗食のすすめ レシピ集』(東洋経済新報社)をはじめ、『夜中にチョコレートを食べる女性たち』(講談社)、『変な給食』(ブックマン社)、『「健康食」のウソ』(PHP研究所)、『世にも恐ろしい「糖質制限食ダイエット」』(講談社)、『ドラッグ食(フード)』(春秋社)、『じぶん哲学~シルクハットから鳩が出てくるのはマジックでしょうか?』(サンダーアールラボ、土橋重隆氏との共著)など、著書多数。
http://fandh2.wix.com/fandh