早稲田メンタルクリニック院長
精神保健指定医、精神科専門医・指導医
岡山県出身、防衛医大卒。
2019年12月14日よりYouTubeチャンネル「精神科医が心の病気を解説するCh」を配信開始。日々、精神疾患や治療法、カウンセリング技法などの解説を行なっている。チャンネル登録者数は40万人を超え、1日の再生回数は平均20万回以上(2023年4月時点)。また、患者さん同士がオンライン上で会話をしたり、相談ができるオンライン自助会を2022年3月24日より主催・運営するほか、精神科領域のYouTuberを集めた勉強会なども運営している。著書に『精神科医がやっている聞き方・話し方』(小社)などがある。
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一説によると、全人口の10%前後が発達障害の傾向があり、グレーゾーンまで入れると20~30%と言われています。こうした数字を知ると、発達障害とは特異な状態ではなく、ごく身近なものだとわかります。編集作業の過程で「発達障害の方の困りごと」を知るにつれて、自分自身(や知人など)にもいくつか当てはまる部分があり、ドキッとしたと同時に、誰にも多かれ少なかれ未発達の部分はあると思うに至りました。本書は発達障害の方だけでなく、身近に発達障害の方がいる定型発達者の方にもお読みいただきたいと思います。発達障害をネガティブな特性ではなく、人間が持つ精神の多様性の1つとして捉えることで、人間や人間関係に対する新しい視点を得ることができます。
POSTED BY貝瀬
View Moreもう仕事と人間関係で悩まない!
そもそも発達障害の方たちは
職場定着率87%を誇る就労移行支援施設の代表が教える
自分の特性を知り、長く、上手に働くための方法
社会で活躍するだけの力を持っているのにもかかわらず、
自分にはどのような障害特性があり、
何が得意で何が苦手なのか、
そしてどのように支援を受ければよいのかが
わかっている方はほとんどいません。
また、発達障害は身体障害や知的障害とは違い、
周りの人たちもどのようなサポートをすればよいのかわかりません。
いえ、そもそも発達障害についての基本的な知識すら持っていません。
その結果、発達障害やグレーゾーンの方たちは、
仕事がうまくできなかったり、
人間関係もうまくいかず、
周りの理解や配慮も得られず孤立し、
その結果、仕事が長続きしないということになりがちです。
そうならないためには、
まず自分の障害特性を理解し、
向いている仕事、向いていない仕事を知ることが重要です。
また、仕事にやり方をちょっと変えてみるのです。
たとえば、次のようなコツを身につけるだけで、
今までとは比べものにならないくらいスムーズに働けるようになります。
□スケジュールとタスクはスマホで管理する
□チェックリストで物忘れとミスをなくす
□手順を忘れないために自分用の仕事マニュアルを作る
□上司への報連相の前に話す内容を書き出す
□コミュニケーションは「聞く」を9割にする(よけいなことを話さない)
本書は、これまで多くの発達障害者の衆力支援をしてきた土野さんが、
現場で培い、職場定着率87%という結果を出している
発達障害者が上手に働く方法、
自分に合った会社を見つける方法、
行政などの支援を受ける方法などをあますところなく解説します。
お仕事のことや職場の人間関係で悩んでいる、
あるいは求職中の発達障害の方に、
ぜひともご一読いただきたいと思います。
気になる本書の内容
本書の内容は以下の通りです。
序章 大人の発達障害
発達障害とは?
自閉スペクトラム症(ASD)
注意欠如・多動症(ADHD)
発達障害の二次障害とは?
第1章 発達障害の人はどんな仕事が向いているの?
仕事選びの大原則
発達障害の特性を活かせる仕事 ASD編
発達障害の特性を活かせる仕事 ADHD編
取得すると有利な資格
コラム 職種だけで向き不向きを決めつけない
第2章 「仕事の困った」はこう解決する①仕事の管理&実務編
困りごと1 期日が守れない
困りごと2 予定を忘れる
困りごと3 目的地にたどり着けない
困りごと4 仕事を忘れる
困りごと5 マルチタスクが苦手
困りごと6 優先順位がつけられない
困りごと7 集中できない
困りごと8 作業効率が悪い
困りごと9 ケアレスミスが多い
困りごと10 無くし物が多い
困りごと11 臨機応変な対応ができない
困りごと12 急な予定やルールの変更に対応できない
困りごと13 自己流に固執する
困りごと14 メモが取れない
困りごと15 電話応対が苦手
困りごと16 メールの管理が苦手
困りごと17 メールの送信が苦手
困りごと18 報連相ができない
困りごと19 衝動的に行動してしまう
コラム 安定就労のための求人検索
第3章 「仕事の困った」はこう解決する②対人関係&コミュニケーション編
困りごと20 口頭指示が理解できない
困りごと21 一方的に話してしまう
困りごと22 よけいなことを言ってしまう
困りごと23 意見をうまく伝えられない
困りごと24 なれなれしいと言われる
困りごと25 相手との距離が近すぎる
困りごと26 社交辞令がわからない
困りごと27 曖昧な指示が理解できない
困りごと28 間接的な表現が理解できない
困りごと29 暗黙の了解がわからない
困りごと30 感情がコントロールできない
困りごと31 会議が苦手
困りごと32 雑談ができない
困りごと33 仕事が断れない
困りごと34 礼儀作法がわからない
コラム 職場実習のすすめ
第4章 「仕事の困った」はこう解決する③仕事の準備&心がまえ編
困りごと35 遅刻が多い
困りごと36 忘れ物が多い
困りごと37 先延ばしにしてしまう
困りごと38 興味のないことに取り組めない
困りごと39 身だしなみを注意される
困りごと40 雑音や光が気になる
困りごと41 疲れやすい
困りごと42 疲れに気づきにくい
困りごと43 夜眠れず朝起きれない
コラム 特例子会社って? トライアル雇用って?
第5章 自分にぴったりの会社を見つける方法
発達障害者の働き方
・オープン就労とクローズ就労
・一般雇用と障害者雇用
・福祉就労
・働き方の組み合わせ
・それぞれの働き方のメリットとデメリット
・自分に合った働き方は?
障害者雇用で働くためには?
・障害者雇用とは?
・障害者雇用で働く条件
・障害者手帳の取得
・障害者雇用の求人の探し方
発達障害の人が受けられる就労支援
・自分に必要な支援は何?
・すぐに就職したい人
・就職に向けて準備を整えたい人
障害者雇用の面接に向けての準備
・障害特性と配慮を明確にしよう
・障害者雇用の面接質問対策
コラム 障害者用の応募書類の書き方
第6章 「もしかして自分は発達障害? グレーゾーン?」と思ったらやること
「もしかして自分は発達障害?」と感じたら
・診断はどこで受ける?
・診断はどのように行なわれる?
・発達障害の治療
発達障害のグレーゾーンって何?
・グレーゾーンって何?
・障害者手帳の取得は?
・診断を受けるコツ
・支援は受けられる?
・どんな働き方がある?
第7章 インタビュー 就労移行支援を受けて就職した人たち
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メールやSNSでのやり取りが当たり前になり、コミュニケーション手段がどんどん便利になるにつれて、人間自身のコミュニケーション能力、特に会話をする能力は退化しているのではないでしょうか――本書を企画した根底にはこんな思いがありました。本書では、精神科の外来という、1日に、心の傷づいた人たち40~50人と会話をする益田先生が、患者さんに安心して心を開いてもらう、信頼してもらう、そして「治療を受け入れてもらう」ために日々実践しているコミュニケーション技術を一般の方にも使えるように解説していただきました。編集する過程において、話すこと以上に「相手の話をきちんと聴く」ことが大切だということを改めて学びました。つまり、きちんと聴くことができて初めて適切な言葉を返すことができる、そうなって初めて会話が会話として成立するのです。仕事や家庭における人間関係に悩んでいる方、周りの人とうまくコミュニケーションが取れないといった方はぜひ本書で解説した技術を実践してみていただきたいです。人生好転間違いなしです。
POSTED BY貝瀬
View More精神科医の会話術を身につけてコミュニケーション能力を高める本
「会話が苦手」という方はたくさんいらっしゃると思います。
あるいは、苦手とまではいかないものの、
初対面の人に「何をどう話したら良いのかわからない」
と感じている方は多いのではないでしょうか。
人間は社会的動物ですから、
「会話が苦手(あるいは下手)」な人は「会話力が高い」人に比べて
仕事、プライベートのさまざまな場面で損をしがちです。
会話が苦手・下手な人たちは、
話が上手な人に対して「話がうまいなあ」と感心したり
自分とは「生まれ持った才能・センスが違う」
などと劣等感を抱いてしまったりします。
しかし、それは大きな誤りです。
会話力が高い人のほとんどは、
話す前に入念に準備をしたり、
日頃からトレーニングを積んでいます。
つまり、トレーニングを積むことで、
誰もが会話のスキルを高めることができるのです。
本書では、
精神科医が患者さんと会話する際に使っている技術を解説します
「会話が苦手」を卒業する!
本書では、
チャンネル登録者数32万人超
人気ユーチューバーの精神科医がズバリ教える!
仕事と人生でトクするコミュニケーションの技術
精神科医が患者さんと会話する際に使っている技術を解説します。
精神科には、病気の影響や過去の辛い経験から被害的になりやすい人、
家族とすらまともにコミュニケーションを取れない人がやって来ます。
そんな人たちの心を開き、互いの心を通わせ、
信頼され、治療を受け入れてもらうために、
精神科医はさまざまな会話の技術を駆使しています。
たとえば次のようなものです。
□会話のストーリー展開とゴールをあらかじめ決めておく
□聴くのが中心、相手を会話の主役にする
□相手の脳の処理速度やワーキングメモリのサイズに合わせる
□相手の話を再構築(リモデリング)しながら話す
□ネガティブな言葉はポジティブに変換して返す
□違う視点・選択肢、世界観を提示する
□あえてゴールの手前で会話を打ち切る
□ソクラテスメソッドで、相手に気づきを与える
この中で最も重要なのが「聴くのが中心、相手を会話の主役にする」です。
とにかく相手に存分に話させることで、
相手に気分良くなってもらう、
思っていることを吐き出してもらうのです。
ただし、相手がしゃべりっぱなしだと、
相手も疲れてしまいますし、会話も停滞してしまいます。
ですから、適時、会話を進めるために話をふってあげる必要があります。
そのときのポイントは次の6つです。
①ストーリーを展開させるときに話す
②相手の「間違った認識を正す」ときに伝える
③相手が「インプットできていない情報」を伝える
④相手が「ストーリーに乗れていない」ときに話す
⑤相手に「会話疲れ」を起こさせないために話す
⑥「焦点を当てる」ために伝える
あなたは「聴き役」に徹しつつ、
あらかじめ構築しておいたストーリーに乗るように時どき口を挟む。
「聴く、時どき伝える」というスタンスが重要になってくるのです。
本書では、この「精神科医の会話術」を
具体的な会話例とともに詳しく解説しています。
この技術を身につけることで、周りの人たちから信頼され、
仕事と人生のさまざま局面で物事を有利に進めることができます。
会話力、コミュニケーション能力を高めたいすべての方におすすめします。
気になる本書の内容
本書の内容は以下の通りです。
序章 精神科医の会話術を身につけて仕事&人生でめちゃトクしよう!
なぜ精神科医の会話術は仕事や人生に役立つのか?
①人間は社会的動物なので会話力が高いことは有利である
②会話力は才能ではなく〝技術〟である
③精神科医も患者さんと会話する際に技術を使っている
④「精神科医の会話術」を身につければ周りから信頼され、
仕事や人生のさまざまな局面で物事を有利に進められる
これからは「信頼される人」が成功する
第1章 会話の成否は「準備」で決まる
精神科の治療と会話の共通点
準備、目的(ゴール)の設定。ビジョンを明らかにする
自分の考えよりも優先すべきものは何か?
〈column〉精神科医にとっての会話のゴール
会話の前に信頼感を得ておかないとうまくいかない
信頼されるためにSNSで何を発信すればよいのか?
〈column〉精神科医が患者さんに信頼されるために心がけていること
あらゆる業種で事前の情報開示が重要になった
会話のストーリー展開をあらかじめ決めておく
王道のストーリーのパターンを利用する
時間と場所が会話に与える影響は大きい
〈column〉なぜ精神科医は患者さんの話に引きずられないのか?
第2章 会話の前に、自分の性格・特徴を理解しよう
会話する前に「自分がどんな人間か?」を把握しよう
みんな「家族の影響」から逃れられない
環境(会社や業界)からどんな影響を受けているか?
ライフステージや世代の影響
会話に表れる「自我・超自我・リビドー」
会話の前に「自分の傾向」を把握する
〈column〉自分の「自我・超自我・リビドー」は把握できるのか?
僕たちは、人間関係を無意識に加工している
「相手はどんな人なのか?」を早めにつかむ
〈column〉自己愛性パーソナリティ障害の人とはどう付き合う?
第3章 会話は「聴き方」ですべて決まる
絶対に押さえておきたい大前提「会話の主役は相手」
〈column〉精神科医は患者さんを尊重できているか?
人間は「聞く」よりも「話す」が好きな生き物
相手はすでにたくさんの情報を持っている
どんな態度で相手の話を聞けば良いのか?
自分が話すときの6つのポイント
①ストーリーを展開させるときに話す
②相手の「間違った認識を正す」ときに伝える
③相手が「インプットできていない情報」を伝える
④相手が「ストーリーに乗れていない」ときに話す
⑤相手に「会話疲れ」を起こさせないために話す
⑥「焦点を当てる」ために伝える
〈column〉精神科医は「聴く」「話す」をどのように訓練しているのか?
第4章 精神科医が実践する、相手を導くテクニック
精神科医は会話を使って手術する
男性が好む会話、女性が好む会話がある
自分の〝今の状態〟を冷静に把握する
〈column〉乳幼児と患者さんの共通点
専門用語、難しい言葉は決して使わない
相手の脳の処理速度やワーキングメモリのサイズに合わせる
相手の話を再構築(リモデリング)しながら話す
ネガティブな言葉はポジティブに変換して返す
〈column〉精神科医のポジティブな言い換え術
〈column〉「あるがまま」を受け入れる
違う視点・選択肢、世界観を提示する
〈column〉精神科医はどのようにメタ認知を身につけているのか
本題に入る前に「雑談」をする
たいていの問題には正解が存在する
あえてゴールの手前で会話を打ち切る
ソクラテスメソッドで、相手に気づきを与える
〈column〉相手を追い詰めず、気づきをうながすには?
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