ホーム 著者 著者一覧 松本 孝夫 松本 孝夫 1944年、山口県生まれ。大学卒業後、会社員、ライターなどを経て、会社を立ち上げるも倒産。70歳を目前に職探しをする中、高齢者ホームだと勘違いして受けた面接を経て、精神(知的)障害者のグループホームに就職。以来、8年にわたって勤務しながら、障害者が置かれた厳しい立場や偏見に苦しむ親の思いを知る。現場で見つめてきた「綺麗事の通用しない世界」を本作に描く。 著者の関連商品 該当件数 1件 : 1~1件目表示 1 当年78歳、今日も夜勤で、施設見回ります 障害者支援員もやもや日記 松本 孝夫 著 「殴られ、蹴られ、噛みつかれる仕事」 障害者支援員がそれでも続ける 理由と意味 ――私が見た、ありのままの光景 「障害者支援員」の世界に飛び込んで見えてきたのは、これまでに見たこともない人間の不思議な景色だった。 8年間を「障害者支援員」として生きてきた。ホームの利用者に殴られ、蹴られ、噛みつかれた。障害者が置かれる立場の厳しさを知り、偏見に苦しむ親御さんの思いを聞いた。 ――障害者の人たちが置かれた環境や境遇をたくさんの人たちに知ってもらいたい。内実を知ってもらうことが、現実を変えていく力になると考えるからだ。 もくじ まえがき――勘違いで飛び込んだ世界 第1章 障害者支援員、走りまわる 某月某日 裸足で追いかける:素っ裸で逃げていく男 某月某日 無銭飲食:お金もないのに… 某月某日 コンビニオーナー:偏見の取れない店員 某月某日 ディズニーシー:申し訳ない「役得」 某月某日 一触即発:車内でのケンカを回避する方法 某月某日 深夜のトイレ掃除:便器から出てきたのは… 某月某日 おしっこ:それでも憎めない 某月某日 熱血教師:人間関係は難しい 某月某日 こんな夜中に:真っ暗なリビングルームの隅で 第2章 ホームは今日も大混乱 某月某日 職探し:いつのまにやら支援員 某月某日 テスト勤務:確認係、失格! 某月某日 初顔合わせ:怖そうな人、やさしそうな人 某月某日 宿泊勤務、手当て5000円:夜勤はおトク? 某月某日 危険水域:「ベテラン」からの注意 某月某日 いっぱい血が出る?:包丁ぶらんぶらん 某月某日 とんぷく!:統合失調症の特徴 某月某日 医療少年院で学んだこと:父と子の会話 某月某日 いちばん偉い人は?:お父さんはなぜ来ない 某月某日 写真立て:やさしい彼の、さみしい涙 某月某日 労働災害:「何かに噛まれたんですか?」 某月某日 秒読み:バスに間に合わせろ 某月某日 精神科病院へ:エリア長、苦渋の決断 第3章 男親は逃げる、女親は… 某月某日 けじめの☓☓☓:腰痛でも追いかける 某月某日 虐待疑惑:感情で叱ったことはありません 某月某日 クイズブーム:「障害」ってなんだ? 某月某日 氷山の一角:非常ベルが鳴る夜に 某月某日 モノクロの風景:病院見舞い 某月某日 男親は逃げる:知的障害と学習障害 某月某日 心の〝妻さん〟:「彼女がパニくるといけないから」 某月某日 根性焼き:授産施設のありがたさ 某月某日 彼が仕事を辞めたワケ:無理解と挫折 某月某日 人権ってなんだ?:津久井やまゆり園事件 某月某日 救急車:熱血先生、敗れる 第4章 それでも生きていく 某月某日 返ってくる:期待と不安と 某月某日 薄氷を踏む:洗濯療法の実践 某月某日 見て見ぬふりの「性」:人に言えないのですが… 某月某日 教育ママ:言うべきことは遠慮なく 某月某日 「働いて稼ぐこと」の意味:自立とは何か? 某月某日 偏見が重すぎる:キチガイは山の中の施設に 某月某日 成長していく:小学2年生用の漢字ドリル 某月某日 家に帰りたい:カンファレンスでの大作戦 某月某日 別人みたい:「また来るからな」 あとがき――休職と復職 【発行】三五館シンシャ/【発売】フォレスト出版 View More 該当件数 1件 : 1~1件目表示 1