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著者の松村さんは1997年生まれのZ世代。個人的には、初のZ世代著者との本づくりとなりました。「ライブコマース」が世界で最も盛んな中国では、市場規模が10兆円以上、将来的な市場期待値は34兆円といわれています。日本では、2017~2019年に、日本市場に一度ライブコマースの波が来ていて、メルカリ(「メルカリチャンネル」)や楽天(「Rakuten LIVE」)など大手ECサイトも参入したのですが、うまくいかずにすぐに撤退。日本では浸透しないのではないかといわれていました。ところが、2020年のコロナ禍をきっかけに2回目の波が来ています。コロナ禍前から起業準備していた松村さんにとっては追い風です。豊富な経験や知識を武器に、2020年7月に会社設立するやいなや、日本における「ライブコマース」の第一人者として活躍している人物です。日本の小売業界の革命前夜に、Z世代の革命児による1冊がここに誕生しました。
POSTED BY森上
View Moreモノが売れない時代の
「モノが売れなくなった」
驚異の販売戦略、完全公開!
「マス広告の効果がなくなった」
「価格競争も、もはや限界だ」
このようなネガティブな声が
聞こえてくる小売業界――。
そんななか、
Z世代を中心に、爆発的な売上を上げている
驚異の販売戦略、
「ライブコマース」をご存じでしょうか?
「テレビ通販」とは違います。
いわゆる「ライバー」とも違います。
前者は、売り手側が一方的に宣伝して売り込む手法、
後者は、投げ銭文化が根付いた推しビジネスです。
本書でお伝えするのは、
「小売業界の革命を引き起こすのは、時間の問題」
といわれている「ライブコマース」です。
つまり、
「インスタライブ」をはじめとする
SNSのライブ機能を使って、
視聴者とコマーサーが双方向のやりとりをしながら、
商品やサービスを販売する、
まったく新しい販売手法です。
ポイントは、
「エンタメ」×「コマース」。
双方向のコミュニケーションを通じて、
さらなる顧客ニーズを引き出し、
リアル店舗・ECショップの
売上も押し上げます。
そんな「ライブコマース」という
驚異の販売戦略とノウハウを
完全公開したのが本書です。
しかも、
黎明期である今こそ、
中小零細企業に大きなチャンスがあります。
「ライブコマースとは何か?」といった
超基本的なことから、
「ライブコマースのはじめ方」
「ライブコマースの効果を高める方法」といった
実践的かつ応用的なことまで、
Z世代にして、
日本における「ライブコマース」の第一人者が、
「ライブコマース」の無限の可能性や重要エッセンスを
ぎゅっと詰め込んだ1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。
はじめに──Z世代の僕がライブコマースの会社を立ち上げた理由
第1章 ライブコマースとは何か?
◎「テレビショッピング」と「ライブコマース」の違い
◎視聴動機を生み出す2つの要素
◎なぜライブである必要性があるのか?
◎予算の問題がなければ、どちらを選ぶべき?
◎ライブコマースなら、扱う商品も数も自由
◎ライブコマースは、新しい顧客体験
◎ベンチャーが大企業に勝つための武器
◎大企業もライブコマースをやるべき
◎ライブコマースがテレビ番組の代わりになる
◎消費者にどんなメリットがあるのか?
◎欲しい情報が、欲しいタイミングで手に入る
◎ライブコマースは、〝コミュニティ〞でもある
◎ライブコマースのデメリットは?
◎ライブコマースが急拡大している国
◎中国でライブコマースが盛んな6つの理由
◎日本も中国の後に続くことができるのか?
第2章 日本でのライブコマースの可能性
◎日本のライブコマースの現状
◎僕がライブコマースに参入した理由
◎日本の人気ライバーが「ライブコマース」で売れない理由
◎ライブコマースで売る人は、「ライバー」でなく「コマーサー」
◎日本流のライブコマースのあり方とは?
◎日本の「店舗連動型ライブコマース」の可能性
◎企業がライブコマースをやるべき本当の理由
◎自社商品を世界に向けて販売するチャンス
◎日本にはまだ「真のコマーサー」がいない
◎ライブコマースは、テレビ局になっていく?
◎ライブから、どう購買に結びつけるのか?
◎誰がライブコマースの勝者になるのか?
◎オールマイティなタレントより専門分野の社員
◎信頼ある雑誌メディアや老舗企業の説得力は、大きな武器になる
◎ブランド同士のコラボが魅力のECモール
第3章 ライブコマースがZ世代を巻き込む
◎キーワードは「共創」と「KOL」
◎コロナ禍でさらに膨らむ「共創」の価値
◎「KOL」とインフルエンサーは違う
◎SNSのフォロワー数が絶対的価値
◎Z世代の検索は、「ググる」ではなく「タグる」
◎一方的に押し付ける情報は、SNSで嫌われる
◎YouTuberの次を担うコマーサー
◎「ライブ」というエンターテインメントがZ世代を呼び込む
◎Z世代に向けてライブコマースするときの注意点
◎どんなコマーサーが勝ち残れるのか?
第4章 ライブコマースのはじめ方
◎ライブコマースは、「エンタメ」×「コマース」の掛け合わせ
◎ライブコマースの台本の基本となる「5W1H」
◎ライブコマースの「5W1H」とは?
◎「5W1H」がないと、どうなるか?
◎プラットフォームの選び方――企業篇
◎プラットフォームの選び方――個人・SNS活用篇
◎プラットフォームの選び方――個人・専用プラットフォーム活用篇
◎ライブコマースの失敗パターン①――「人」が欠落している
◎ライブコマースの失敗パターン②――「物」が欠落している
◎ライブコマースを成功させるための絶対要素
第5章 ライブコマースの効果を高める方法――実践テクニック篇
◎「動画」と「ライブ」の違いを意識する
◎成功の鍵を握る3人の登場人物
◎3人の登場人物の具体的な役割
◎ゲストの力を借りる――視聴導線を厚くする①
◎SNS広告を活用する――視聴導線を厚くする②
◎感情に訴える、未来を売る
◎「クラファン」的なライブコマース
◎台本に一番必要なのは「余白」
◎出演者の「ストーリー」づくりも重要
◎個人なら「ノー台本」もアリ
◎必要な機材は?実はスマホ1台でOK
◎よりコメントを多く集めるためのテクニック
◎終わった後は、必ず「コメント分析」
◎ライブコマースの中身を改善させる「離脱率」
第6章 ライブコマースで「人」が主役の時代へ
◎なぜライブコマースで人を巻き込むのか?
◎ライブコマースは、「ナラティブ」を生み出す装置
◎ライブコマースを軸に、マーケティング戦略を練る
◎ライブコマースで化学反応を起こす
◎改めて、「ライバー」と「コマーサー」の違いは何か?
◎次のジャパネットは、誰が担っていくのか
◎専門性と覚悟が求められるタレントコマーサー
◎「キャンプ芸人」はコマーサーになれるか?
◎再びカリスマ店員の時代がやってくる
◎コマースの歴史は、インフルエンサーの歴史と重なる
◎メタバース時代のライブコマースはどうなる?
◎ライブコマースが流通革命を起こす
おわりに――「時間と価値の選択肢」を届けたい
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