医師・医学博士。ナチュラルアートクリニック(四ツ谷)院長。統合医療ドクター。麻酔科指導医、麻酔科専門医、救急専門医、高加齢医学専門医。1995年岡山大学医学部卒業。
あらゆる薬剤やテクニックを用いて、「人間の生理機能を意図的にコントロール」することで「体を守る」医療を習得。災害派遣医療チーム(DMAT)のチームリーダーとして東日本大震災に出動。国立国際医療研究センター救急部臨床研修指導医、川口市立医療センター救命救急センター医長、愛宕病院ER・救急蘇生センター救急部長などを歴任。
2005年より「病気にならないようにする、できるだけ薬を使わずに治療する」ため、補完代替医療、分子整合栄養医学を学び、独自の理論「ハイブリッド栄養医学○R」を構築。副腎疲労やうつ症状、アレルギー、がんなどを治療。2015年開業。
メディア出演多数。著書に『疲れがとれない原因は副腎が9割』(フォレスト2545新書)、『体が勝手に元気になる だる消しスープ』『だるさ一掃×よく眠れる×自律神経が整う1日1杯 疲れのおそうじスープ』(ともにアスコム)がある。
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『疲れがとれないのは副腎が9割』(フォレスト2545新書)では、お疲れのビジネスパーソンに向けて本当の疲れの原因を解明、本書はさらに発展し、免疫力を上げて病気にならないようにする方法について360度の角度からまとめました。著者の御川先生は、医療と医学に関しては博覧強記、真のウェルビーングを追求するドクター。本書はコロナ禍から何度も打ち合わせを重ね、ようやく形になりました。これ以上は削れないというエッセンスを集めた結果、かなり存在感のある書籍となっています。一般の方から医療従事者まで手に取っていただけると思います。
POSTED BY水原
View More「普通の免疫」を維持しよう
2019年に始まった新型コロナ感染症(SARS-CoV-2/COVID-19)以降、これほど、「免疫」という言葉が注目された時代はないでしょう。
人類を悩ませるのは、新型コロナウィルスだけではありません。既存の症状である花粉症、アレルギー症状、インフルエンザ、そして今後は未知の因子が現れる可能性があります。数年後(10年以内)には次のパンデミックが来ると予想できます。
しかし、こうした外部の要因に、私たちはなすすべがないわけではありません。極論すれば、ウイルスや花粉は悪者でもなければ、病気やアレルギーの原因でもないのです。それらが、ヒトにとっての「本当の敵なのかどうかを判別する能力」=「免疫力」の低下が問題なのです。つまり、問題は外にあるのではなく、自分自身の身体にあります。
はっきり言えるのは、現代人は免疫力が低下しているということ。そんな現代人にとって、「免疫を高めるのが良い」と言われますが、まずは「普通の免疫状態」でいること、これが大切です。
そして自分で免疫をコントロールし、「普通の免疫」を維持することで、必ずしも医療のお世話にならずとも、健康に、自分らしく生きていくことができるのです。
長年、救急医療の現場で、事故や病気で運ばれてくる、生命の瀬戸際の患者さんを処置し、悲惨な状況に追い込まれる場面も数え切れないくらい見てきた著者。「免疫」の重要性を嫌と言うほど思い知らされ、かつ、標準医療(日本の保険診療)のなかで免疫をコントロールする難しさも痛感してきました。
そういった経緯もあり、救急医療の助けが必要な人を減らし、人が本来持っている自己回復力(病気にならない力)を高める、そして免疫力を高めるための医療を模索。オリジナルのハイブリッド栄養医学®を構築し、病気の予防、免疫の機能を高め維持するため研究し、その実践方法をA からZの事典風資料「免疫A to Z®」としてまとめました。
なんとなくわかったようでわからない「免疫」について、今こそ知ってほしいのです。
本書の目次
Part.1 「免疫」とは何だろう?
「免疫」とは何だろう?
そもそも人はなぜ病気になるのか?
免疫システムとは免疫3兄弟TM「防御」「攻撃」「制御」
【粘膜免疫=防御】
【全身免疫=攻撃】
【免疫制御=制御】
「免疫を上げる」とはどういうこと?
清潔すぎる社会が免疫システムのバランスを崩す
正常な免疫システムのすごい力
大切なのは神経質になりすぎないこと
Part.2 免疫 A to Z®
A
ビタミンA〈天然型〉
IgA抗体
アルコール
不安と怒り
アシュワガンダ
大気汚染、空気汚染
オートファジー
B
ビタミンB群
入浴
C
ビタミンC
コラム1 ステロイドが免疫を高める!?
クルクミン
CBD
D
ビタミンD
DHA EPA
コラム2 適度に必要なアラキドン酸(オメガ6脂肪酸)
E
エキナセア エルダーベリー
EGCG
F
疲労
腸内細菌叢、食物繊維
コラム3 腸内フローラ移植(便移植)と腸内環境
食べ物
G
うがい
グルタミン
グルタチオン
GSE
H
湿度
水分補給
水素
I
免疫
屋内
不確かな情報の伝染
自然の中で
ヨウ素、ヨード
J
自律神経
K
漢方
換気
草津温泉/温泉
基礎疾患
L
リーキーガット症候群、腸漏れ症候群
孤独
リンパ球
M
マグネシウム
想
メラトニン
ミトコンドリア
口腔
N
一酸化窒素
鼻うがい
栄養
O
オリーブ葉抽出エキス
P
歯周病
プラスチック
胃酸抑制剤
プロバイオティクス
タンパク質(アミノ酸)
Q
ケルセチン
R
休息とリラックス
レスベラトロール
S
セレニウム
睡眠
笑い
喫煙
ストレス
砂糖
サン・ゲージング
T
体温
U
運動
紫外線
V
バイブレーショナル・メディスン
ワクチン
W
洗う
X
生体異物、異種エストロゲン
Y
カンジダ菌
葉酸
Z
ザクロ
亜鉛 -
著者の御川先生は、標準医療だけでなく補完代替医療も駆使し、患者さんがよくなるためならあらゆる道を探る統合医療ドクター。これまで具体的な治療が示されていなかった慢性疲労も、「副腎」を休める方法で、多くの患者を治療してきました。独自の手法は、救急医として勤務していた頃、働きすぎから副腎疲労となり、自らを完治させた経験から確立されたもの。栄養や健康法、生き方を見直すことで副腎を元気にしていく基本のエッセンスをシンプルにお伝えします。
POSTED BY水原
View Moreいくら寝てもとれない疲れは
「年のせいだと思うのですが……」
「年のせい」でもなく
「気のせい」でもありません。
「副腎」を休めれば元気が出ます!
慢性的な疲れがデフォルトとなり、諦めている人は少なくありません。
しかし本当は、ある症状を抱えています。
副腎疲労症候群。
実はかなり多くの日本人が、この副腎疲労症候群による慢性的な疲労に悩まされているのです。
これは1日寝れば治るような急性の疲労ではなく、どれほど寝てもひどい疲労感が続き、最後は動けなくなることもあります。
ほとんどの病院では、「加齢が原因」「自律神経失調症」「気のせい」「更年期」「原因不明」「寝れば治る」といわれることがほとんどで、標準医療では実態がつかみにくい症状です。
実は、「副腎」という小さな臓器が鍵を握っており、副腎を元気にすれば慢性疲労は回復することがわかってきています。
しかし、どうすれば謎の臓器「副腎」を元気にすることができるでしょうか?
そのヒントが、腸、脳、細胞の健康にあります。
本書は、原因と対策を、栄養から健康法、生き方まで、わかりやすくお伝えします。できるところから取り組むことで、生まれ変わったように元気を取り戻すことが可能になります。
本書の目次
序章 寝ても疲れがとれない「副腎疲労」
香川さん、疲労がとれずクリニックを訪れる
聴き慣れない「副腎疲労」実はよくある症状
365日働き詰めのドクターが副腎疲労に
働き盛りが燃え尽きたときに引き起こされる
さまざまな要因が絡む副腎疲労
副腎疲労を機に生き方の見直しを
第1章 「副腎」が疲れきってしまうメカニズム
香川さん、朝起きられなくなる
副腎のお疲れチェックリスト
副腎は「元気の素」を作る臓器
肉体にも心にもあらわれる症状
原因と対策――栄養、ミトコンドリア、腸、脳
第2章 免疫のカギを握る「腸」を整える
香川さん、結果が悪くて食生活を振り返る
副腎疲労の一要因は腸内の炎症
腸壁の細胞に穴が空く「リーキーガット症候群」
炎症を抑えるために副腎が酷使される
原因1 「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」のバランスの乱れ
原因2 カンジダ菌の増殖
原因3 グルテンとカゼイン
腸環境の悪化が与える残念な影響
まずは食事の見直しから
腸を整える生活習慣の提案
「リーキーガットなんて存在しない」という医師も
第3章 人体の司令塔「脳」の機能を正常化する
香川さん、幸せホルモン不足でイライラする
人体を一定の状態に維持する「ホメオスタシス」
内臓の働きを調整する自律神経
自律神経のバランスを整える「セロトニン」
脳の興奮を鎮める「G A B A」
視床下部は自室神経やホルモン分泌の「総司令塔」
ストレスがホメオスタシスのバランスを崩す
コルチゾールの分泌が止まらない「リーキーブレイン」
過剰なストレスから体を守るフィードバックシステム
脳をサポートする栄養素1「不飽和脂肪酸」
脳をサポートする栄養素2「ビタミンB群」
脳をサポートする栄養素3「コレステロール」
第4章 細胞内の「ミトコンドリア」を活性化させて生命力を上げる
香川さん、運動不足を気にし始める
エネルギー産生工場「ミトコンドリア」
ミトコンドリアがATPをつくるメカニズム
「細胞へのエネルギー供給」と「化学反応の代謝促進」
ミトコンドリアを元気にする方法1「呼吸」
ミトコンドリアを元気にする方法2「ファスティング(断食)」
ミトコンドリアを元気にする方法3「リラックス」
ミトコンドリアを元気にする方法4「運動」
体内に蓄積した重金属をとり除く
カビ毒(マイコトキシン)を避ける
ミトコンドリアに思いを馳せると
第5章 「栄養」で副腎疲労を改善する!
香川さん、疲れすぎて栄養点滴をする
カロリーは満たされているのに栄養素不足の現代人
補いたい栄養素1「マグネシウム」
補いたい栄養素2「ビタミンB群」
補いたい栄養素3「タンパク質」
補いたい栄養素4「ビタミンD」
補いたい栄養素5「亜鉛」
血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」
消化のメカニズムが発動される三つの相
第6章 副腎疲労をきっかけに生き方を見つめ直す
香川さん、休暇をとって人生を見つめ直す
24時間戦った末の「5時から男」
居酒屋ではなくカフェで一人の時間をもつ
湯船に浸かる習慣を
マインドフルネスをとり入れる
一日15分情報を遮断する
日記を書く
通勤のストレスを軽くする
仕事を周りに任せていく
副腎疲労をきっかけに生き方を変える
最近は子どもも疲れている
子どもの慢性疲労は生活習慣から改善を
倒れるまで自分を酷使しても誰も喜ばない
「副腎疲労かも」と思った人へ三つのメッセージ
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