株式会社Paidy
Senior Marketing/UX copywriter
1982年生まれ、大阪府枚方市出身。立命館大学理工学部卒業、立命館大学MOT大学院テクノロジー・マネジメント研究科修了。
2007年に日経グループの広告会社、日本経済社に新卒入社。営業を経て、コピーライターに。2019年、楽天に入社。顧客戦略部でポイント戦略のコピーライティング、お買いものパンダのLINEスタンプ企画などを担当。2021年より現職。あと払いサービス「ペイディ」のマーケティング施策のコピーライティングや、アプリのUXライティング、ブランドボイスの設計など、「言葉による体験のデザイン」をプロダクト開発の最前線で実践している。
オンライン学習サービス Schoo、宣伝会議 文章力養成講座などで講師を担当。日本広告業協会(JAAA)懸賞論文入選、宣伝会議賞協賛企業賞受賞、ACCラジオCM部門ファイナリスト。統計検定2級。
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今の時代、仕事やプライベートのあらゆる場面で、メールやチャットでのコミュニケーション、SNSでの情報発信など、「書く」ことの重要性がものすごく高まっています。おそらく、人類史上、誰もかれもが、ここまで文字を大量に読み書きしているという時代はなかったのではないでしょうか。そんな情報洪水ならぬテキスト洪水時代だからこそ、正しく書く力、すなわち、自分の伝えたいことを正確にかつ、相手が短時間で理解できる(とともに、誤解しない)ように書くスキルが重要です。本書は、UXライター、コピーライターとして活躍する宮崎さんがこれまでの実務の中でつちかった、「確実に伝わる」「一瞬で人を動かす」文章を書くための技術をあますところなく公開しています。「技術」ですから、きちんと取り組んでいただければ、どなたにも習得可能です。「何を言いたいかわからない文章」と言われている方、「文章を書くのが苦手だけど仕事で書かなければいけない」という方は、ぜひともご一読ください。目からウロコが落ちること請け合いです。
POSTED BY貝瀬
View More「読み手ファースト」の文章術があなたの人生を変える!
「読みやすい文章が書けない」
「伝わる文章が書けない」
「簡潔な文章が書けない」
文章を書く上で、もしあなたがこうした悩みを持っていたとしたら、その悩みを一瞬で解決する方法があります。
「読み手ファースト」で文章を書く。たったこれだけです。
利用者約800万人「あと払いペイディ」のUXライターが明かす
あなたの文章が読みにくいのも、伝わらないのも、簡潔に書けないのも、すべて「自分」中心、つまり「自分ファースト」で文章を書いているからです。「こう書いたら読み手はどう受け取るだろう?」という、「読み手」の視点が欠落しているのです。
一瞬で確実に伝わる「読み手の脳に負担をかけない」文章の極意
「そんなこと言ったって、どうやったら読み手ファーストな文章を書けるようになるの?」と思ったあなた。安心してください。
文章術は、才能ではなく、技術です。
本書の著者、宮崎直人さんが実践する文章術は、しっかりとトレーニングさえすれば、誰でも身につけられるものです。なぜなら、その多くが科学的根拠に裏づけられたものや、古典といえる優れた文献で証明されているものだからです。宮崎さんの個人的な経験や、根拠のない主観的な主張ではなく、データや第三者による客観的事実に基づいています。
宮崎さんは、UXライター/コピーライターとして、アプリやWebサービス、メールなど、デジタルメディアで文章を書いていますが、そのすべてにおいて、効果の有無をデータで検証することが可能です。本当に読み手を動かす文章を、データで可視化できるようになったのです。そして、科学的根拠に基づいているため、再現性も高い。すでに効果が実証済みの文章術をあますところなく公開します。
まず第1章では、人間の脳の構造や、時代とともに変化する「読む」という行為について考察することで、読み手ファーストな文章が求められる理由を説明します。
第2章では、読み手ファーストな文章を書く上で最も重要な、「短く書く」ということについて書いています。無駄を削ぎ落したシンプルな文章を書くための、実践的な4つのテクニックを紹介しています。
①一文を短くする
②短い言葉に言い換える
③体言止めを活用する ④丁寧な言葉づかいを避ける
第3章では、読み手ファーストな文章を書くための、実践的なメソッドについて解説していきます。第2章と第3章が、本書の最も核となる部分です。「読み手ファースト 7つのルール」として以下のテクニックを解説します。
①文章も見た目が9割
②箇条書きが最強
③ひらがな7割:漢字3割が黄金比
④大事なことから先に書く
⑤文章はリズムが命
⑥横文字禁止令
⑦一晩寝かせてアップデート
第4章では、文章を書く上で「シンプルであること」が非常に重要であることについて、シャネル、ジョブズ、ショーペンハウアーなどの言葉を引用しながら解説しています。この章を読むことで、「なぜ文章はシンプルでなければいけないのか」がわかっていただけると思います。
第5章では、宮崎さんがコピーライターとして仕事をしてきた経験をもとに、キャッチフレーズやネーミングの仕事で役に立つ技術を紹介しています。そしてその中から、読み手ファーストな文章を書くためのエッセンスになるような部分を解説しています。
第6章では、今まさに宮崎さんが最も注力している分野である「UXライティング」について解説しています。UXライティングの基本から、実際に使われている事例までを紹介しながら「読み手ファーストな文章の体験をいかに設計するか」という部分について書いています。
第7章では、文章を「機能的ライティング」と「情緒的ライティング」の2つに分ける考え方について書いています。
第8章では、仕事で文章を書く際に気をつけるべきことをまとめています。私たちが仕事で書く文章は、そのほとんどが誰かに依頼されたものです。依頼者に喜んでもらえる文章を書く方法を解説しています。
この本は宮崎さんがUXライター、コピーライターとしての実務経験の中で培った「一瞬で、正確に伝わる文章」を書く技術を身につけるための方法が徹底的に解説されています。実践していただければ、どなたでも身につけることができる「技術」です。ぜひお試しください。
文章力をアップして人生を変えたいと願う
若手ビジネスパーソンや学生の皆さんは必読の1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下の通りです。
第1章 人間は文章を読まない
人間は文章の20%しか読まない
スマホの登場による「読む」体験の変化
デジタル化により文字数は無限に
人間の集中力はデジタル化により低下
「読んでもらえない」という前提で書く
Yahoo!ニュースの見出しは15.5文字
人間の脳から文章を考える
人類の脳は文章を読むことに適応できていない
現存する世界最古の文章
バズらなくていい、エモくなくていい
文章は目的ではなく手段である
第2章 短いは正義
短かさは読みやすさ
言いたいことを絞る
スティーブ・ジョブズと5つの玉
なぜポイントは「3つ」が最強なのか
内容を変えずに短くする
①一文を短くする
練習問題①
②短い言葉に言い換える
練習問題②
③体言止めを活用する
練習問題③
④丁寧な言葉づかいを避ける
練習問題④
漫画の読み手の負担を減らす工夫
文字を削るまでがライティング
練習問題⑤
第3章 読み手ファースト 7つのルール
一瞬で伝わる文章が一瞬で書ける
①文章も見た目が9割
「行間・改行・段落分け」が三種の神器
余計な強調・装飾をしない
noteのシンプルな強調
②箇条書きが最強
練習問題⑥
③ひらがな7割:漢字3割が黄金比
「こと」「もの」「ください」はひらがなに
ひらがなにしたほうが読みやすい言葉
ひらがな・カタカナ・漢字の解像度を上げる
練習問題⑦
Twitterの勝負は一瞬で決まる
④大事なことから先に書く
「F」のかたちで画面を見る
表示される文字数との戦い
練習問題⑧
なぜ私はnoteであいさつも自己紹介もしないのか
「突然ですが」禁止
⑤文章はリズムが命
テレビCMのコピーにリズムを学ぶ
書いたらまず音読する
写経と暗唱で鍛えるリズム感
読点の打ち方をマスターする
読みやすい見た目になるように打つ
音読して息継ぎする場所に打つ
練習問題⑨
⑥横文字禁止令
練習問題⑩
⑦一晩寝かせてアップデート
第4章 シンプルさこそ読み手ファーストの鍵
すべての道はシンプルに通ず
「シンプルさはエレガンスの鍵」
「シンプルの杖」
「シンプルは真理の特徴」
シンプルな文章に人間は好意を抱く
シンプルな文章は清流のように美しい
第5章 広告コピーに学ぶ読み手ファースト
読み手ファーストなコピーを書く3つのポイント
①読み手にとっての価値の言語化する
腐ったトマトの使いみち
見た目が怖いトマト、なぜ大人気に?
②読み手の「矢印」になる
③コピーは大喜利じゃない
コピーは「書く」のではなく「見つける」
たった4文字で売り上げ10倍
(1)たった4文字という短さ
(2)漢字とカタカナの組み合わせによる字面の良さ
(3)語呂の良さ
100案の中から選ばれた「鼻セレブ」
世界最高の社名
初見で読めない名前は絶対ダメ
Paidyからペイディへ
「読み手ファースト」という言葉
「#」をつけてハッシュタグにしてみる
第6章 UXライティングに学ぶ読み手ファースト
カゴメ「野菜生活100」の名コピー
あなたの文章を変えるUXライティング
コピーライティングとの違い
「詳しくはこちら」禁止
「あつ森」に学ぶUXライティング
お客様の本当の目的を言語化する
読み手の「記憶に残らない」文章の技術
最高の読み手体験を設計する
第7章 機能的ライティングと情緒的ライティング
機能的価値と情緒的価値
シンプルな「機能的ライティング」
エモーショナルな「情緒的ライティング」
文章のセンスの磨き方
「実用的な文章と芸術的な文章」
感性ではなく論理で書く
情緒的すぎる文章は機能しない
いきなりフィギュアスケートを目指さない
練習問題⑪
第8章 読み手ファースト仕事術
依頼者の期待を超える
コピーライターは接客業
書く前に書くことを依頼者と「握る」
「書く力」より「聴く力」
答えは依頼者の中にある
「何を書くか」より大切な「なぜ書くか」
就活・転職も読み手ファーストで
自己PRを「自分ファースト」で書かない
なぜ就活で「学生時代に力を入れたこと」を聞くのか
とにかくゴールの設定が大事
文章とは彫刻である
思考力より思考量
アイデアの向こう側へ
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