世界の超VIPを魅了する水野和敏氏とは何者か?
日産のレース監督時代は全戦全勝の偉業を成し遂げ、エンジニアとしてはポルシェ、フェラーリを超えた
世界初のマルチパフォーマンス・スーパーカー「日産GT-R」を開発しました。
クルマ好きにとっては、まさに「神」。
しかし、水野氏のスゴイのは実績だけではありません。
その実績を残すまでの「過程」――つまり仕事への取り組み方が常人離れしているのです!
たとえば……、
・あえて通常よりも少ないヒト・モノ・カネ・時間で仕事をする
・好きなことを仕事にしようとする人間は雇わない
など、非常識なものばかり。
しかし、これこそが仕事で成功するための「本質」なのです。
「本質」を見つけさえすれば、誰であろうとレースに勝てるし、
世界最高のクルマ日産GT‐Rを開発することができると水野氏は語ります。
もちろん、水野氏が身を置いていたクルマ業界にかぎらず、
「本質」はあらゆるビジネスシーンに隠れており、だれでも見つけることができます。
『非常識な本質』では、この本質の見つけ方、使い方を、読者の皆様にお伝えしていきます。
製造業はもちろん、サービス業や一般のサラリーマンでも使える
もしあなたがサラリーマンなら・・・本書を読むことで、「自分の仕事」ができるようになります。
上司とケンカをしても勝ち、自分のやりたい仕事の提案ができる唯一の武器が「本質」です。
本質でものを言えば、役員がなんと言おうと、会社のルールだろうと、
みんなに、「なるほどね、そうだよね。それ以外答えはないよね」と言わせられる力があります。
そして、社内での理想のポジショニングも確立できるのです。
もしあなたがモノをつくる人なら・・・
本書を読むことで、最小の資源で、世界最高のものがつくれるようになります!
水野氏は「日本人と日本の文化のもつ力と国際競争力」の証明のため、
クルマといういちばんハードルの高い商品で全力を尽くしてきました。
その過程で、常識に覆い隠されてきたビジネスの「非常識な本質」をいくつも発見し、
バリューとは一線を画す、モノづくりにおける新たな日本の戦略のヒントを得たのです。
これが「非常識な本質」だ!
「本質」を見つけるには、常識にとらわれていてはいけません。必ず、常識を越えた向こう側にあるからです。
・勝つためには予算と人員の削減が必要
・世界一の楽しさを知っている人は、世界一苦しんだ人
・日本製は評価されていない
・ヒット商品は99パーセントの反対から生まれる
・エリートほど使えない
・ヒト・モノ・カネ・時間の過剰はチームを崩壊させる
・好きなことを仕事にしたいという人は絶対に成功しない
・人間の能力は無限
・公式書類の定説はつねに嘘
・いちばんデキる人間に作業させるな
・学校の勉強はしてはいけない
・いちばん速いクルマはレースで負ける
・高級品は恒久品…etc.
目次
第1章 非常識な本質第2章 はみ出し者が生きる道
第3章 「お客様は神様」の本当の意味
第4章 世界一を目指した型破りな開発
第5章 答えはいつも会社の外にある
第6章 ブランドの正体
著者について
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日産GT-R開発者
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1952年長野県生まれ。72年日産自動車に入社。日産GT-R(R35型)をはじめ、乗用車系・スポーツ系車種を中心に開発責任者として辣腕をふるう。また、89年NISMO(ニスモ)に出向しレーシングチームの監督兼チーフエンジニアに就任した際には、国内耐久選手権3年連続チャンピオン、92年デイトナ24 時間レース総合優勝獲得。2013年の日産自動車退社後も、カリスマエンジニアと呼ばれ、新商品開発の講演や媒体の取材、そして自身での配信等、活動中。