1968年生まれ。韓国語学者。高校時代に韓国に興味を持ちはじめ、当時としては珍しい韓国・朝鮮語を学べる天理大学外国語学部朝鮮学科へ進学。同大学を卒業後、韓国・全南大学校大学院国語国文学科に学び、博士課程修了。同大学講師を経て、現在は北海商科大学教授。16年間にわたる韓国在住時では、韓国各局のテレビ番組にレギュラー出演し、「全羅道方言をしゃべる日本人学者」として大ブレイク、「韓国で一番有名な日本人」となった。
ところが、著書『韓国人の日本偽史』(小学館)の中に日本の右翼的な歴史認識に立った記述があると韓国で報じられ、強烈なバッシングを受ける。失意の中、2006年に韓国人の妻と3人の息子とともに故郷・北海道へ戻る。しかし、その後は心機一転、韓国語を教授するかたわら、研究活動に精力的に励んでいる。
著書に『韓国の若者を知りたい』(岩波書店)、『韓国の歴史』(河出書房新社)、『韓VS日「偽史ワールド」』(小学館)など多数。