著者の村上さんが従事されている「クリッピング業務」に対して、私は以前から興味がありました。本書の中でも村上さんご自身が解説していますが、「クリッピング業務」とは、クライアントから依頼された1,500個のキーワードに関連する記事を毎日、新聞・雑誌から必要な記事を見つけて切り抜き、情報提供するサービス業務のこと。村上さんは14年にわたりお客様に20万点以上の記事を提供してきた実績を持つ、情報クリッピングの第一人者です。プライベートの読書でも、これまでに3,500冊以上を読破。そんな博覧強記がどのようにして読書をしているのか? それが「キーワード読書術」だったのです。村上さんが長年の経験・知識・知恵で培ってきた方法を240ページ弱で習得できるだけでも、とてもお得な1冊だと思います。
POSTED BY森上
なぜ、同じ本を読んでも、
欲しい情報を吸収できる人、
できない人がいるのか?
============================================質の高い読書は、「キーワード設定」で決まる!
超一流「情報クリッピングマスター」が伝授する、
必要な情報を吸収し、忘れない、新・読書術!
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あなたは今までに、
次のような経験をしたことはありませんか?
「本を読んでも、まったく内容を覚えていない」
「家の本棚にある本を見ても、どんなことが書いてあったのか思い出せない」
「読んでいる途中で、以前にも読んだことがある本だと気づいた」
「『最近読んだ本』や『オススメの本』を聞かれても、何も思い浮かばない」
なぜ、このようなことが起こってしまうのか?
あなたの
「理解力が足りないから」
「記憶力が悪いから」
ではありません。
本を読んでも情報がとれないのは、ズバリ、
「読む前にキーワードを設定していないから」
です。
何か調べたいことがあるときは、
ネットの検索エンジンの検索ボックスに
「キーワード」を入力して、欲しい情報が手に入る。
「情報をとること」と
「キーワードを入力すること」は
常にセットになのです。
読書も同じです。
本を読む前に「キーワード」を設定して、
それを「検索するような感覚」で本文を読めば、
欲しい情報がとれるのです。
では、 欲しい情報をとるために、
どのようにキーワードを設定し、
どのように読めばいいのか?
そのノウハウを体系化した
究極メソッド「キーワード読書術」の
重要エッセンスをまとめたのが本書です。
「キーワード読書術」の
主なメリットは、次の4つです。
【1】欲しい情報を着実に吸収できる
【2】省エネができる(速く読めるようになる)
【3】自分に合った本を選べるようになる
【4】期待外れの本からも、役立つ情報を吸収できる
14年で20万記事、3500冊以上を読破した
超一流の「情報クリッピングマスター」が、
【必要な情報を吸収し、自分を成長させる】
新しい読書術を大公開します。
ビジネスパーソンからOL、主婦、学生まで、
本を読むすべての人が
「質の高い読書」を実現できるノウハウ満載の1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。はじめに
第1章 なぜ、今まで「欲しい情報」がとれなかったのか?
◎「クリッピング」と「キーワード」
◎情報を「とれる人」と「とれない人」は、何が違うのか?
◎「キーワード」を意識して欲しい情報をキャッチする練習
◎欲しい情報がとれるようになったたった1つの理由
◎速読・多読が向いている本、向いていない本
◎情報がとれない2つの原因──外的要因と内的要因
◎情報過多の時代は、刺激が多すぎて読書に集中できない──情報がとれない外的要因①
◎スマホが視界に入ると、つい手が伸びてしまう──情報がとれない外的要因②
◎スマホを遠ざけて、耳をシャットダウンせよ!──外的要因対策
◎読書に集中するコツ
◎プロの調査員がやっている、邪念を封じ込めるための環境づくり
◎「悩み」や「願望」が明確になっていない──情報がとれない内的要因
◎「キーワード」というズーム機能でピントを合わせる──内的要因対策
第2章 キーワードを設定する方法
◎欲しい情報を分解して「キーワード化」する
◎その本におけるあなたの「AND検索のキーワード」は何ですか
◎「他人のキーワード」を通して、自分のキーワードを見つける
◎検索エンジンの「サジェスト機能」で、「他人のキーワード」を収集する
◎「読書」のサジェストキーワードを五十音順に見てみる
◎収集した「サジェストキーワード」をグルーピングする
◎「情報収集」のサジェストキーワードを五十音順に見てみる
◎知らないと確実に損をする「関連キーワード取得ツール」
◎「関連キーワード取得ツール」を使って、好きなことを徹底的に深める
◎狙っている「キーワード」があるから、省エネが可能になる
◎ビジネス書における「休憩ポイント」はどこ?
◎「自分株式会社」が必要な情報を、自分でクリッピングするような感覚で読む
◎「センスの良いキーワード」とは?
◎スキマ時間に「キーワードの洗い出し」をしておく
第3章 設定したキーワードが出ている本を選ぶ方法
◎阪神ファンの渡辺謙さんにふさわしい「スポーツ新聞」は?
◎「飲み会の幹事」と「本選び」の意外な共通点
◎リストアップしたキーワードを、「読書サイト」で検索する
◎「読者のレビュー」を参考にして、表示された本を精査する
◎レビューで良書かどうかを見抜くための判断基準──「個人的な評価」ではなく「客観的な事実」
◎レビューで頻繁に出てくる「キーワード」に注目
◎本書を読んだあとに、読者に書かれるレビューを予想してみた
◎読者レビューの頻出キーワードを手っ取り早く入手する方法
◎レビューがまだ書かれていない「新刊」が良書かどうかを見抜く方法
◎読む前に、「Q&Aサイト」でキーワードが含まれる質問を検索する
◎読書は「事前準備」が9割
第4章 キーワードをアップデートする方法
◎時間をかけて本を選んでも、期待どおりにはいかないこともある
◎設定したキーワードは出てきたけど、著者に否定されてしまった場合──パターン①
◎「目指すゴール」が同じなら、投げ出さずに粘る
◎設定したキーワードが全然出てこない場合──パターン②
◎頭の中にたくさんの「潜在的なキーワード」を抱えておく
◎読み進めるうちに、気になるキーワードが出てきた場合──パターン③
◎ベストセラー本のキーワードの特徴
◎クリッピングの現場で「キーワード」が出ないとき、どう対処しているのか?
第5章 読書でさらに情報を吸収する秘策
◎2種類のアンテナを縦横無尽に張り巡らせる
◎初めて知った知識を吸収する──テーマ①
◎今すぐ真似できそうな著者の行動を吸収する──テーマ②
◎この3点セットの行動を徹底的に真似る
◎残念な本に出合ってしまったときの対処法
◎自分の主張の「お墨付き」をストックする──テーマ③
◎絶妙な比喩表現、言われたらうれしいセリフを吸収する──テーマ④
◎自分の「心の声」が言語化されているフレーズを吸収する──テーマ⑤
◎あなたの〝心の声〟に著者から「いいね」をもらえる
◎「抜き書き」という圧倒的な人生の味方をつくる
第6章 インスタグラムに読書記録を残そう!
◎読書で集めた情報を「備忘録」として残す
◎インスタグラムで読書記録をつける「3つのメリット」
◎本の要点をキーワード化して「ハッシュタグ」にする
◎ハッシュタグをつけるときの注意点
◎テキストを書くとき、写真を撮るときに気をつけること
◎インスタグラムで人気の「読書アカウント」の2つの特徴
◎他人の投稿を「自分の読みたい本探し」に利用する
◎「投稿時間」ではなく「投稿日」を意識する──上級テクニック
◎タレント本の投稿をするときのポイント──パターン①
◎発表! 今までに最も「いいね!」が多かったタレント本は?
◎アスリート本の投稿をするときのポイント──パターン②
◎小説も「試合当日」に投稿!?
◎映画の原作本の投稿をするときのポイント──パターン③
◎タイトルの「季節」や「時期」に合わせて投稿──パターン④
◎本の「表紙のデザイン」にピッタリの日に投稿──パターン⑤
◎「本の内容」にピッタリの日に投稿──パターン⑥
◎読むときは「一人クリッピング」、読んだあとは「一人マーケティング」
おわりに
著者について
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情報クリッピングマスター。
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京都市生まれ。立命館大学産業社会学部卒業。2005年から現在まで、クリッピング業務(=新聞・雑誌から必要な記事を見つけて切り抜くこと)に従事。「文章を読むプロ」として14年間、毎日朝から晩まで「アンテナを立てて、情報を漏らさず、大量の活字を読みまくる生活」を送り、クライアントに20万点以上の記事を提供してきた実績を持つ。プライベートでも近所の図書館を10カ所はしごするほどの“無類の本好き”で、これまでに3,500冊を読破。読んできた文字数の合計は、公私を合わせると「30億字」を超えている。これまでの経験・知識・知恵から導き出したノウハウを「キーワード読書術」として完全体系化。本書が初の著書となる。
◎著者Instagram:「名もなき読書家」(@no_name_booklover)