欧米に比べて、日本ではお金の教育が行なわれていないといわれます。お金教育の必要性が求められていますが、学校では教えてくれないなか、家庭の現場で、わが子に何をどのように教えていけばいいのか? 自分が今までロクにお金の教育を受けていないまま親になっている人ならなおさらです。そんななか、親子で唯一ともいうべきお金のやりとりがあるのが、「お小遣い」です。お小遣いは日本社会にも浸透している文化です。そんなお小遣いを通じて、お金のもらい方、使い方、貯め方、増やし方をわが子に教える方法を、著者の村田さんが具体的にわかりやすく解説してくれました。村田さんは、「すぐに使える資産が2000万円以上」が入会基準のコミュニティを主宰しています。自分や会員たちが親から教わってきたお金教育、わが子に教えているお金教育を調査・研究して導き出した最適な方法を提示。「子供のお金教育」の決定版ともいえる1冊となりました。
POSTED BY森上
「子供のお金教育」の決定版!
わが子のお金リテラシーを上げる、
お小遣いの【もらい方】【使い方】【貯め方】【増やし方】。
欧米の教育に比べて、日本の教育で大きく違う点。
その1つに「お金の教育」があります。
日本人のお金リテラシーが
欧米に比べて低い原因として、
ロクにお金の教育を受けないまま
大人になってしまうことにあります。
せめて、わが子にはお金の教育を受けさせたい。
でも、何から、どのように教えていいのかわからない……。
そんな悩みを抱える親御さんに
ピッタリの1冊が誕生しました。
日本社会でもごく当たり前に浸透している「お小遣い」。
このお小遣いの【もらい方】(親から見れば【あげ方】)、
【使い方】【貯め方】【増やし方】……。
「お小遣い」を通じて、
わが子のお金リテラシーを上げる――。
その具体的な教え方とルールを
まとめたのが本書です。
お小遣いのあげ方には、
大きく4パターンがあります。
【定額制】【報酬制】
【都度払い】【無し】。
◎それぞれのメリットやデメリットは?
◎わが子のお金リテラシーが上がる方法はどれ?
ちなみに、
著者がおすすめする効果抜群の方法は、
【定額制】と【報酬制】のハイブリッド型
です。
では、
◎そのハイブリッド型は、具体的にどのような方法なのか?
◎導入の際の注意点は何か?
◎お金教育における親のNG言動とは?
などなど、
ぜひわが子に実践したい
お小遣いのルールを
わかりやすく解説しています。
お金の教育を今まで受けてこなかった
親御さんでも大丈夫。
お小遣いのあげ方次第で、
わが子の将来が大きく変わります。
わが子が将来お金に困らない人になるために、
わが子のお金リテラシーを上げるために、
ぜひ実践したいお小遣いのルールをまとめた1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。はじめに
第1章 お金が人生に与える影響
◆たくさん稼いだら、人はお金持ちになるのか?
子供には「しっかり稼いでほしい」と願うけれど……
ⅠNとOUTの両方をコントロールする能力
◆年収5000万円あっても「苦しい」とつぶやいた医師
ⅠNとOUTについて、実例から学ぶ
【事例1】年収5000万円で金融資産500万円
銀行ウケの良さが仇となる!?
◆「年収2000万円、貯金ゼロ」VS「年収500万円、貯金2000万円」
お金のリテラシーが高いのはどっち?
【事例2】年収2000万円、貯金ゼロ
【事例3】年収500万円、貯金2000万円
コントロールに使った「ものさし」
「平均IN、少なめOUT」タイプの弱点
◆泥沼にハマる典型的なダメダメパターンとは?
「借りる」場合のダメパターン
「返す」場合のダメパターン
ダメパターンで借りて、ダメパターンで返す、破滅型
◆多くの人が何気なくやっている隠れたダメパターンとは?
サラリーマンが陥りがちなダメパターン
クリスマスプレゼントの先渡しはOK?
◆お金持ちの人と、そうでない人、両者の決定的な違いとは?
あなたのお金に対する意識がわかる! 「セルフチェック」テスト
お金に対するブレーキ「セルフチェック」診断の使い方
お金持ちの人と、そうでない人、いったい何が違う?
そもそもお金とは何か?
◆お金のINとOUTをコントロールできる大人を目指す
自分自身でお金の把握や管理する習慣を身につける
親の担当分野は、この2つ
お金教育は、わが子の人生の土台づくり
第2章 お金の教育って何だ?
◆「お金の教育」とは、何を教えることなのか?
お金の対価って何だ?
無意識にできるレベルまで身につかないと意味がない
◆小学生までで、人生の初期設定が決まる
心がまっさらな状態で吸収させる
お小遣いは、いつから渡し始めるのがいい?
「心がまっさらな時期」ならではのリスク──家庭内の言動にご用心!
◆お小遣いのあげ方は、4パターン
大人になってからの職業やお金の使い方に与える影響
「①定額制」の傾向
「②報酬制」の傾向
「③都度払い」の傾向
「④なし」の傾向
子供は親の生き方を〝正解〟と思い込む
◆「定額制」「報酬制」「都度払い」「なし」それぞれのメリット・デメリット
「最適なお小遣いのあげ方」を考える前に
「①定額制」のメリット・デメリット
「②報酬制」のメリット・デメリット
「③都度払い」のメリット・デメリット
「④なし」のメリット・デメリット
◆「お小遣いのもらい方」と感情コントロールとの関係性
大人になって衝動買いするパターンは?
◆お金で人間関係を買えるか?
お金で人間関係を買った人の末路
◆40歳前後で「今すぐ使えるお金」を2000万円以上持っている人の共通点
どんな手段で金融資産2000万円を手にしているのか?
3つの中で再現性の高い方法はどれか?
いきなり大金を手にしたとき、持っておくべき1つの感覚
◆私が母から教わったお金にまつわる2つのこと
借金には「良い借金」と「悪い借金」がある
一時的な大金よりも価値がある収入モデル
親からのお金の教えは、子供の生き方に大きな影響を与える
第3章 やってみよう! わが子の「お金教育」
◆わが子に効果バツグンだった最強の「お小遣いのあげ方」大公開
お金のリテラシーを上げる二本柱
◆残したら増えていく仕掛け──お小遣いのあげ方①「倍返し」その1
子供自ら調整するようになるお小遣いのあげ方
◆「倍返し」がお金教育に最適な理由──お小遣いのあげ方①「倍返し」その2
本来の目的とズレたままで続けても効果なし
「倍返し」の目的&「倍返し」で期待できる効果
親がお金を出してあげる範囲をあらかじめ明確にしておく
誕生日、クリスマス、お年玉との〝棲み分け〟を考えておく
開始時に「お小遣い期間=トレーニング期間」と伝える
なぜお小遣い金額を「ご近所相場の2倍」で設定するのか?
親が絶対にやってはいけない2つのNG行動
◆「ありがとう返し」でお金の本質を学ぶ──お小遣いのあげ方②「ありがとう返し」その1
「倍返し」と「ありがとう返し」の良い点、懸念点
「お金は自動的にもらえるもの」という勘違い
定額制の懸念点を「ありがとう返し」で払拭する
◆「ありがとう返し」の具体的な手順──お小遣いのあげ方②「ありがとう返し」その2
「ありがたさ」を基準に、値付けを考える
◆お小遣いをあげ始めたらできるだけ親は口出ししない
「自分で選び、自分で決める」がとても重要
子供たち自らで工夫したこと
お互いの価値観を交換する絶好の機会
第4章 親として日常から心得ておきたいこと
◆お金の考え方、実践法は、親そっくりになる
良いお金教育を実現するために、大人がやるべきこと
その使い方は、3つのうちどれに当てはまるか?
◆それは投資? 消費? それとも浪費?
NEED=消費、WANT=浪費
子供の〝ネット中毒〟〝ゲーム中毒〟をやめさせるコツ
◆似ているけれど、実はまったくの別物! 投資と投機の違い
「自己投資」」の意味と価値を伝える方法
それでも宝くじを買いますか?
ビギナーズラックは、本当にラッキーなのか?
一攫千金のワナ
◆こんなときどうする? 子供間でのお金の貸し借り
「断る力」を身につけさせるチャンス
友達からの「貸して」をうまく断らせる、2つの方法
やむを得ず、お金の貸し借りをする場合の注意点
◆「テストで良い点取ったらお小遣いちょうだい」と言われたら……
「社会に出て仕事をする」の疑似体験
「がんばった返し」を行なう際の4つの注意点
◆オリンピック選手の育て方から見えるお金教育のヒント
超一流アスリートの子育ての共通点
器械体操とお小遣いで鍛えられること
◆お金の話をタブーにしない
親は子供に正直であれ
私を一人の大人として扱ってくれた母
原理原則を話せば、子供はしっかり理解してくれる
親が絶対やってはいけない最悪な言動
◆夫婦間でお金に対する認識を一致させておく
正確な現状を見える化、共有
特に〝大きな買い物〟をする際は要注意!
◆「ありがとうポイント」の数で世の中を見直す機会を持つ
〝時給6万円〟を払っても大満足の理由
「ありがとう」と言われることをつねに考えるクセをつける
同僚Aさんのほうが給料が高い理由
◆「ズル儲け」はNG、「ラク儲け」はOK
ズル儲けは続かない
お客様も、仲間も、自分もラクにすると感謝される
◆マシュマロを食べた子と食べなかった子、その後の人生
幸せな人生を歩むのに、「我慢する力」は必要か?
「倍返し」は「マシュマロ習慣」
著者について
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株式会社ADVANCE代表取締役。「不動産投資で経済的自由を手にする会」代表。
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三重県出身。1970年生まれ。トヨタ系部品メーカーに勤めながら、2004年から「経済的自由を手にすること」を夢見て、不動産コンサルタントにアドバイスをもらいながら、物件を紹介してもらって、不動産投資を開始。しかし、入居者が全員退去するなどして破綻の危機に瀕する。プロが素人に対しリスクを言わずに売ることを平気でする甘い世界ではないことを身をもって知る。その苦い経験を活かし、猛勉強をすることで、「地方」「中古」「住居系」「RC造」「一棟物」という黄金の必勝パターンを見いだし、投資方法を方針転換。融資を受ける術を突き詰め、物件価格の全額を銀行融資でまかなったうえ、潤沢なキャッシュフローを生み出す物件を見極めて、複数棟を取得する方法を確立。その後、11カ月で総資産4億9000万円の収益不動産を購入。年間家賃収入6200万円を達成するなどし、業者の紐付けがない、独立系の投資家側に完全に寄り添う不動産投資コンサルタントとして独立。2009年より、入会基準がすぐに使える資産が2000万円以上という「不動産投資で経済的自由を手にする会」を主宰する。一棟物不動産投資コンサルティングでは、現在日本で最古かつ最大規模で、ダントツの実績を誇る。全会員の総投資額は1100億円以上、所有する物件数は2万2000戸に上る。家賃収入が1億以上を達成した会員を76名輩出し、再現性の高さには定評がある。趣味は山登り、トライアスロン。
◆不動産投資が経済的自由を手にする会 https://www.keizaitekijiyu.jp/index.html