●サブプライム問題を予測した男の「世界恐慌に勝つ投資戦略」とは?
さっそくですが、本書の著者である中原圭介氏は
2005年9月に出版した著作『仕手株でしっかり儲ける投資術』(日本実業出版社)
の中で、すでにサブプライム問題を予測していました。
本書では、その中原氏が今後の世界予測と資産防衛法を
具体的に解説します。
以下は、その抜粋です。
日経平均が2003年5月初旬に
バブル崩壊後の安値7609円を付けてから、
これまでの相場は堅調に推移しており
個人投資家でも多少の投資技術を持っていれば、
この2、3年で資産を数倍にすることは十分に可能でした。
しかし、世界的な株高が続くのは長くてもあと2年と見ています。
世界経済はアメリカの住宅バブルによる過剰消費によって支えられています。
バブルはそう遠くない将来に弾けます。
また、原油高も一段と進み
早晩80ドルは超えてくると予測しています。
その結果、世界経済は減速し
世界的な金余りで株式市場に流れていた投資資金は
金融商品に怒涛のごとく逃避するでしょう。
(『仕手株でしっかり儲ける投資術』(日本実業出版社)より抜粋)
もちろん、サブプライム問題を予測できた人は
ほかにも多くいるのは事実です。
しかし、中原氏の一貫した投資戦略と相場観が
相場に左右されないものであることが証明されたのです!
本書では、その中原氏が今後の世界動向を予測。
その上で資産を防衛し、しかも着実に増やしていくために
あなたが今、何をするべきなのか?
具体的に解説していきます。
●投資環境が変わった!今までのセオリーは、もう通用しない!
中原氏は、相場環境にされない投資法を実践しているので、
サブプライム問題による影響をほとんど受けませんでした。
サブプライム問題の表面化をきっかけに
世界経済を牽引するアメリカが不景気になれば
世界恐慌になる可能性は十分にあります。
さらに、少子高齢化、増税、低賃金、原油・食料価格の高騰など
国家破産の危機を迎える日本で
あなたは今、何をするべきなのでしょうか?
1つ言えるのは、サブプライム問題をきっかけに
世界的に投資環境が大きく変わってしまったということです。
今まで常識とされていたセオリーは、もはや通用しないのです。
●運用はプロに任せるな!
例えば、金融工学。
この10年間で見ても、LTCMの破綻と今回のサブプライム問題に
いずれも金融好学が深く関わっていました。
金融工学が役に立たないのは
その短い歴史の中で、すでに証明済みです。
しかし、金融工学を否定すると
金融機関で売られている金融商品の大半が
売る理由付けを失ってしまいかねません。
だから、金融の世界では
いまだに金融工学が権威を持ち続けています。
そんな中で、運用をプロに任せるのは危険です。
例えば…
■国際分散投資
■長期資産運用
■投資信託(ETF除く)
■FX
など、一般投資家が資産を増やすセオリーとされている投資法
または人気のある投資法ですが
実は、全て危険です。
その理由についても、本書で解説していきます。
●今後の世界経済が読める!何をするべきかが分かる!
本書の内容は、以下の通りです。
序章 破綻寸前の日本の現状
第1章 資産運用の基本1 ~リスクのコントロール方法を身につける~
第2章 資産運用の基本2 ~世界経済と相場のトレンドの掴み方を身につける~
第3章 「外貨預金」で資産を守る
第4章 「株式投資」で資産を増やす
おわりに 日本経済が生き残る道 ~お金に支配されない人生を送るために~
リスクのコントロールからトレンドの掴み方まで
資産運用の基本を丁寧に解説。
その上で、誰にでもできるシンプルな投資法を提唱していきます。
今後、世界経済の混乱において
安心して資産運用をしたい方は、ぜひご一読ください!