株式会社中尾マネジメント研究所(NMI)代表取締役社長
株式会社旅工房取締役。株式会社LIFULL取締役。株式会社ZUU取締役。東京電力フロンティアパートナーズ合同会社投資委員。LiNKX株式会社監査役。
1964年生まれ。大阪府摂津市出身。1989年大阪大学大学院工学研究科修士課程修了。同年、株式会社リクルート入社。2018年まで29年間同社勤務。2019年NMI設立。NMIの業務内容は、①業績向上コンサルティング、②経営者塾(中尾塾)、③経営者メンター、④講演・ワークショップ、⑤書籍執筆・出版。専門は、事業執行、事業開発、マーケティング、人材採用、組織創り、KPIマネジメント、経営者育成、リーダー育成、OJTマネジメント、G-POPマネジメント、管理会計など。
著書に『最高の結果を出すKPIマネジメント』『最高の結果を出すKPI実践ノート』『自分で考えて動く社員が育つOJTマネジメント』『最高の成果を生み出すビジネススキル・プリンシプル』(フォレスト出版)、『「数字で考える」は武器になる』『1000人のエリートを育てた爆伸びマネジメント』(かんき出版)など多数。Business Insider Japan で「自律思考を鍛える」を連載中。
リクルート時代での29年間(1989年~2018年)では、主に住宅、テクノロジー、人材、ダイバーシティ、研究領域に従事。リクルートテクノロジーズ代表取締役社長、リクルート住まいカンパニー執行役員、リクルートワークス研究所副所長などを歴任。住宅領域の新規事業であるスーモカウンター推進室室長時代に、6年間で売上を30倍、店舗数12倍、従業員数を5倍にした立役者。リクルートテクノロジーズ社長時代は、リクルートが掲げた「ITで勝つ」を、優秀なIT人材の大量採用、早期活躍、低離職により実現。約11年間、リクルートグループの社内勉強会において「KPI」「数字の読み方」の講師を担当、人気講座となる。
著者の関連商品
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リモートワークが普及する昨今、「現場の状況を把握できない」「メンバーの困りごとがわからない」と焦るリーダー、マネジメント層が増えているそうです。そんな方々にぜひとも本書をお勧めします。業績に直結する日々の積み重ねは、経営会議ではなく、現場に潜んでいます。取り返しがつかない状況に陥る前に、本書の手法で「現場をしっかり把握」することが肝要です。
POSTED BY寺崎
View Moreあなたは会社で働くのは「楽しい」ですか?
突然ですが、2つ質問をさせてください。
質問① あなたは、会社で働くのは「楽しい」ですか?
質問② あなたが会社のリーダーや経営者であれば、あなたの組織のメンバーは「楽しい」と思って働いていますか?
これらの質問に対して、会社で働くのは大変なものだ、「楽しい」なんて甘いことを言っていたらダメだ。そう思っている人が多いのではないでしょうか。しかし、あなたにとっても、一緒に働く仲間にとっても、働いている時間が「楽しい」ほうがいいはずです。
「人は、自分がやることを自分で決めることができると『幸せ』を感じる」
これは心理学者のカール・ロジャースの言葉です。
逆に自分がやることをすべて人に決められると「幸せ」ではなくなります。
キーワードは「自律自転」。
つまり、自分でやることを決めて、自分で動くということです。
この本は、現場で働くのが楽しくなるための技術をまとめた本です。働くのが楽しい人と組織が多くなると業績が向上します。そして、その楽しく業績を挙げている人と組織をもとに、事業の方向を変化させ続ける。すると、さらに業績が向上します。そうすると現場のメンバーは自分たちの声が事業をよい方向に変えていると感じ、さらにやりがいを感じ、働くのが楽しくなる。
こんな好循環が起き続けるのです。
しっかり現場を見て、現場を自律自転させるマネジメントの技術
現場のメンバーに活躍してもらうには、リーダーが「現場を見て」、現場のメンバーが何をしたくて、何が得意なのかを知る必要があります。そして会社、リーダーが彼らにやってほしいことと、これらの接点を見つけることがポイントです。
その結果、現場が自律的に動き始めるのです。
そして、リモートワークやオンラインコミュニケーションが普及してきた現在では、これを対面だけではなく、オンラインで実現しなければなりません。当然、職場で実際に会って把握するよりも難易度が上がります(「だから、当社は職場への出社を増やしているのだ」と思った方は、ぜひ序章を読んでください。これからはリモートワークとリアルワークの併用が当たり前になるでしょう)。
これからのリモートワークとリアルワークの併用時代に現場のメンバーを見るスキルが、この本のテーマである「現場が動くマネジメント」です。この本では、序章で、多様な働き方は不可逆であること、つまりオンラインでの仕事の仕方のレベルを上げるのは必須である理由について説明します。その後の章では、以下のように5W1Hで「現場が動くマネジメント」についてひもといていきます。
第1章 Why なぜ、現場を見る必要があるのか?
第2章 What 現場で何を見るのか?
第3章 How どうやって現場を見るのか?
第4章 Who 誰が現場を見るのか?
第5章 Where どこで現場を見るのか?
第6章 When いつ現場を見るのか?
それぞれの章の冒頭に「まとめ」を付けました。全体像をつかみたい方は、それぞれの章の冒頭のまとめを順に読んでもらえればと思います。
本書の構成
序章 多様な働き方は不可逆
【序章まとめ】
働く場所の多様性は不可逆――いつまた感染症がやってくるか?
企業の多様性を資本市場が評価する時代――マッキンゼーのレポートから分析
多様性がイノベーションを生む――ポイントは「D&I」+「専門性」
多様性を認めないのは強者だけ――従業員を混乱させる「ダブルシグナル」の存在
多様なやり方を組み合わせる――「OR」ではなく「AND」という選択
第1章 Why なぜ、現場を見る必要があるのか?
【第1章まとめ】
現場は「部分最適」になりがち――あらゆる組織は「サイロ化」する
部分最適に拍車をかける間違った制度の運用
全体最適が組織の生産性を上げる――部分最適は制約条件理論で解決する
一番大きく凹んだ場所はどこにあるのか?――ボトルネックを特定する
KPIマネジメントの4兄弟
現場の見える化を阻害する「権限移譲」――権限移譲のよくある勘違い
なぜ、現場を見る必要があるのか?
【コラム】「分ける」と「対立」する組織の宿命から逃れるには?
第2章 What 現場で何を見るのか?
【第2章まとめ】
「トップダウン」と「ボトムアップ」どちらが正解か?
なぜ、現場を「見える化」する必要があるのか?
自律自転している人・組織とは?
現場の状況を把握するためのツール「G‐POP®」
【コラム】現場の悪い兆しを把握する
第3章 How どうやって現場を見るのか?
【第3章まとめ】
現場を正しく把握するには?
現場を正しく把握する手法1 日報・月報
現場を正しく把握する手法2 業務レポート
現場を正しく把握する手法3 ウォークアラウンド
現場を正しく把握する手法4 チーム会・課会
現場を正しく把握する手法5 1on1
現場を正しく把握する手法6 グループコーチング
現場を正しく把握する手法7 CRM・SFA・MAツール
現場を正しく把握する手法8 何もしないのに現場が見える仕組み
現場を正しく把握する手法9 結局は組み合わせるのがベスト
第4章 Who 誰が現場を見るのか?
【第4章まとめ】
「権限委譲」の勘違いが現場の見える化を阻害する
現場を把握する人1 現場のリーダー
現場を把握する人2 上司の上司
現場を把握する人3 人事や経営企画などの本部
現場を把握する人4 経営者
現場を把握する人5 親会社
第5章 Where どこで現場を見るのか?
【第5章まとめ】
「リアル」「オンライン」「テキスト」のどれで現場を見るべきか?
3つのコミュニケーションにはどのような特徴があるのか?
どこまで会わずにできるのかを考えるのがコツ
「リアル」「オンライン」「テキスト」を有効に組み合わせる
第6章 When いつ現場を見るのか?
【第6章まとめ】
多忙なマネジャーにとって「現場を見る頻度」こそ悩ましい
現場を見る頻度についての優秀なリーダーと一般的なリーダーの違い
兆しの段階で現場を捉える重要性
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本書でご紹介した「G-POPシート®」「ロングミーティング」を独自にアレンジして使用できるツールをご用意しました。ぜひ、日々の業務にお役立てください。
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ロングセラーとなった『最高の結果を出すKPIマネジメント』の著者・中尾隆一郎さんの最新刊です。リクルート時代から数多くの問題解決、課題解決に取り組んできた現場のプロフェッショナルによるたたき上げのメソッド。経営者を集めた中尾塾で約2万5000件あまりの課題に取り組んできたなかから生まれた、超シンプルで実践的な課題解決法をまとめました。ビジネスパーソン個人からあらゆる組織の課題に応用することが可能です。
POSTED BY寺崎
View More「問題を切り分けたつもり」から脱却せよ
この本は課題解決の本です。
解決したいテーマを「上手に分解」して「本当の課題」を特定する、つまり「課題設定」することができれば、驚くほど「課題解決」しやすくなります。逆にいうと「課題設定」を間違うと、本当の課題は解決されないうえに、無駄なことに時間を使う羽目になります。
本書で紹介する課題解決は次の4ステップです。
①「現状把握」=本当の課題を特定する
②「解釈」=課題解決策を見つける
③「介入」=現場に課題解決策を実行してもらう
④「感情を保留」=①〜③をうまく進める
つまり、課題を特定し、解決策を見つけ、そして現場に実行してもらう、その方法を紹介する本です。ただ、本当の課題を特定するために、解決したいテーマを「分解する」という話を聞くと、「分解? そんなの誰もが、いつもやっている。簡単なことだ」と言う人がいます。
その通りです。
「分解」だけならば、ほとんどのビジネスパーソンがやっていることです。
ただし、その「分解」の「レベル(水準)」には、雲泥の差があるのです。
「①現状把握」で「課題設定」することができれば、驚くほど「課題解決」がしやすくなります。逆に「課題設定」を間違うと、本当の課題は解決されないうえに、無駄なことに時間を使う結果を招きます。
それくらい、「①現状把握」は重要です。
問題を分解する方法はたった2つしかない
しかし、心配は不要です。
「上手に分解する方法」はたった2つしかないからです。
❶プロセス(時間軸)で分解する
➋2つの軸のマトリックスで分解する
このどちらかです。
この2つを使えるようになれば、課題が簡単に特定できるようになります。
本書で解説する問題解決メソッドは、2年半以上続けてきた経営者向けの塾から生まれたものです。塾では毎週、大小さまざまな規模・業種・地域の経営者の問題・課題を聞いてアドバイスしています。毎朝、週あたり約13時間かけて、問題・課題のシャワーを浴びてアドバイスをし続け、累計約2万5000件の問題・課題に対応した結果、ある重要なポイントに気づいたのです。
それは、この本で紹介するステップ、すなわち「①現状把握→②解釈→③介入+④感情の保留」を意識、無意識に使っていて、うまく課題解決をしている経営者が多いことです。
そして、このステップを知らない人も、「①現状把握→②解釈→③介入+④感情の保留」を意識すれば、すぐに使えるようになり、課題解決力が上がるということがわかりました。
つまり、このステップさえ知れば、誰もが容易に課題解決できるようになるということなのです。
そこで、本書では、「①現状把握→②解釈→③介入+④感情の保留」の「理論」に加えて、血の通った「ケーススタディ」を紹介することで、より読者のみなさんが使いやすくなるようにしました。
もくじ
序章 ビジネスは最初の「分け方」が9割
解決したいテーマを分解するのは意外と難しい
課題解決をするための4つのステップ
第1章 そもそも「課題解決」における「課題」とは?
本当の「課題」を見つけるのが難しい理由
――「問題」と「課題」の決定的な違い
「値下げをすぐにすべきだ!」に潜む「問題」と「課題」の整理
この問題は「課題」となりえるのか?
問題を「課題化」するときに陥りがちなこと
――「事実」と「類推」の切り分けが難しい理由
――「感情」による判断が課題の特定を狂わせる
CTスキャンでも闇夜の鉄砲でもない分解法
――陥りやすい間違った分解法①「CTスキャン方式」
――陥りやすい間違った分解法②「闇夜の鉄砲タイプ」
第2章 最重要ステップ①「課題」を特定するための「現状把握」
「分けたつもり」の人があまりにも多い
――ひたすら「ヒットを打て! 」というだけの役員
――「売上拡大」という課題をどのように分解するか?
――「現場が持てる荷物の大きさにする」際の注意点
――問題を分解して「課題」のポイントを探る
課題発見法❶プロセスで分ける
課題発見法➋マトリックスで分ける
プロセスで分ける① ビジネスの基本は「創る→作る→売る」
プロセスで分ける② 売れる営業パーソンは前工程で分岐させる
プロセスで分ける③ 穴の空いたバケツモデルは後ろから改善する
プロセスで分ける④「創るプロセス」はいつの時代も重要
プロセスで分ける⑤ プロジェクトは一番最初のステップが肝心
プロセスで分ける⑥ 会議をプロセスに分けて課題を抽出する
プロセスで分ける⑦ 仕事の依頼もプロセスで分ければうまくいく
ビジネスのプロセスを改善するECRS
ケーススタディ|プロセスを分解して現状把握する
マトリックスで分ける① もっとも重要な「第二領域」
マトリックスで分ける② キャッシュ・カウ( 金のなる木)
マトリックスで分ける③ アンゾフの成長マトリックス
マトリックスで分ける④ 「ジョハリの窓」
マトリックスで分ける⑤ SWOT
マトリックスで分ける⑥ ジョブズも活用したマトリックス
マトリックスで分ける⑦ マネジメントスタイルに活用する
マトリックスで分ける⑧ 自由に軸を使って課題を特定してみる
第3章 ステップ②「課題」を深掘る「解釈」
視点は「フォーカス& ディープ」
――ポイントはKPIマネジメントにおけるCSFを探るプロセス
――「40% 」というマジックナンバー
――フォーカスすべき顧客をセグメント化して深掘り①
――深掘り② 顧客の恩恵は何か?
――深掘り③ 対象外の顧客の意見の取り扱い
――ユーザーの要望をさらに強化し、利用を躊躇させているものを解決
――1つの重要な指標を掲げて深掘りのプロセスを繰り返す
ケーススタディ① 倒産しそうな工務店の目星をつけられないか?
ケーススタディ②「売上増」なのに、なぜ人件費率が上がっているのか?
第4章 ステップ③課題を解決する「介入」
「課題」に対しては「介入している」という意識を持つ
「不退転の決意」「背水の陣」「ルビコン川を渡る」の弊害
「思考」をすり合わせるのではなく、「行動」をすり合わせる
――「心理的安全性」を高めて優れたチームにする方法とは?
――心理的安全性を実現させるための「成功循環モデル」
――成功のためには「急がば回れ」
ケーススタディ|顧客のステップを分解して可視化することで課題を解決する
第5章 課題解決をはばむ「感情」を保留する
「感情を抑える」のではなく「感情を保留」する
――その場で「反応する」という決定を下さない
保留する感情は「怒り」や「嫌悪」だけではない
――「誰が言ったか」ではなく「何を言ったか」で判断すべき
――感情を「保留」できなかったために起こした失敗体験
今の日本をつくったのも、世界最大の国をつくったのも「感情の保留」
ケーススタディ①取引先との協働で最大の成果を出す方法
ケーススタディ②ウェビナー集客の課題を分解して解決した事例
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スクーというオンライン講義に中尾さんが登壇するときに、先方の担当者交えて、どういうテーマで攻めるかについてZOOMで打ち合わせをしていたときのこと。「僕ね、いまOJTに凝ってるんですよ。かなり実績でてきてて、最近はよくコンサルするんです。それはね……」と話し出した内容がすごかったので、思わず「それ、うちから本にしませんか?」ということで実現した企画です。内容濃く普遍的なので、ロングセラー狙えます、はい。
POSTED BY寺崎
View More1on1、グループコーチング、最新AIツールを活用した
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第2章 進化するOJTとその問題
第3章 今日から始められるOJTレベルアップ
第4章 OJTの目的は自律自転する組織を創ること
第5章 自律自転する組織論が生まれた背景
第6章 OJTに取り入れるべき「グループコーチング」入門
第7章 グループコーチングで活用するG-POPマネジメント
第8章 G-POPマネジメントの全体像
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POSTED BY寺崎
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それでは、始めましょう!
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DAY4 ケーススタディから学ぶKPIマネジメント事例集
DAY5 KPIマネジメントの体制と進め方
【付録】KPIマネジメント実践シート
よくある質問
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経営マネジメントジャンルで3万部突破の異例のヒットとなった『最高の結果を出すKPIマネジメント』の著者・中尾隆一郎さんの最新刊です。今回はリクルート時代に培い、現場で磨き続けてきた「ビジネススキル」を78に厳選して公開してもらいました。本書は一時期Amazonで1万円超のプレミアがついた中尾さんの幻の絶版本『リクルート流仕事ができる人の原理原則』が内容のベースになっていますが、当時課長クラスだった中尾さんはその後、リクルートテクノロジーズ社長などマネジメントに携わり、ビジネススキルの原理原則をたゆみなく進化させてきました。結果、最強にして最良の「ビジネススキル大全」が平成最後に誕生しました。
POSTED BY寺崎
View More仕事の成果は「最も弱いスキル」に影響される
仕事で「成果」を挙げるには、
様々な知識や「スキル」が必要です。
そして仕事の「成果」は、
その仕事に必要な「スキル」のうち、
最も弱いスキルに影響されます。
例えば、提案営業職には
「プレゼンテーション力」
「クロージング力」
「ヒヤリング力」
という3つのスキルが必要です。
それぞれ10点満点中5点のスキルが必要だとします。
ある営業メンバーAさんのスキルレベルが、
プレゼンテーション力 5点
クロージング力 8点
ヒヤリング力 3点
だとします。
すると営業成績は、最も点数の低い
ヒヤリング力3点の影響を強く受け、
結果3点レベルの売上結果になるのです。
ビジネススキルは総合的に身につけなければNG
Aさんのプレゼンテーション力は
5点なので問題ありません。
クロージング力は8点なのでかなりのレベルです。
しかし、ヒヤリング力3点に足を引っ張られて、
3点レベルの売上結果しか出せないのです。
これはビジネス書のベストセラー『ザ・ゴール』の
エリヤフ・ゴールドラット教授が提唱している
「制約条件理論」の著者なりの解釈が根拠です。
制約条件理論では、
「もっとも弱いところ(制約条件)を守ると、
総合して強くなる」といっています。
その1番弱いところが、上記の提案営業職の例では
「ヒヤリング力3点」にあたるのです。
つまり、仕事で成果を上げるためには、
様々なスキルがある一定レベル必要なのです。
特に変化が大きく、業務が複雑になってくると、
ますます多様なスキルが必要になってきます。
必須ビジネススキルの原理原則を78に抽出!
本書はリクルートに29年間勤め、
リクルートの業績拡大に貢献した著者が
自身のチームメンバー、プロジェクトのスタッフに
これまでひたすら伝授し、実践し、磨き続けてきた
(いわば社外秘の)現場叩き上げの
78のビジネススキルをまとめたものです。
少し欲張ったので分厚い本になりましたが
興味を持ったページだけ読んでも
内容が理解できる構成にしています。
気になるところから読み進めてみてください。
全ビジネスパーソン必携。
本書の目次
第1章 ROIを意識して生産性を上げる
第2章 最強のフレームワークを使って思考を磨く
第3章 数字を使いこなして判断する
第4章 思考と行動のルーティンを変える
第5章 事象の裏側を探って仕事のレイヤーを上げる
第6章 マネジメントの原理原則を身につける
第7章 さらにレベルアップするためのスマート・スキル
~ものの見方を変えてみよう~
第8章 マネジメントに役立つ厳選名著17選