「7つの習慣」の言葉をストーリーで学ぶ、新しいかたち
『完訳 7つの習慣』から大切な言葉を厳選し、その言葉の意味をわかりやすい言葉に置き換えました。
そこに「7つの習慣」をより深く学ぶために、
イメージしやすい物語を添えて、「7つの習慣」を実践しやすくしました。
たとえば、1日目は、こんな感じです。
DAY1
【7つの習慣の言葉】
「大きな変化、劇的な変化を望むのなら、
土台と鳴るパラダイムを変えなくてはならない」(インサイド・アウトより)
↓
【わかりやすい言葉にすると……】
「毛虫が蝶になるような大きな変身を遂げたいのならば、
これまでの自分を捨てることが必要だ。
生まれ変わるつもりで、価値観を見つめ直してみよう」
↓
【物語で学ぶ】
「母親からの卒業」
ある女性は、1人娘だったこともあり、母親から大事に育てられました。
しかし、その一方で、彼女の行動が制限されてしまうことも数多くありました。
やりたいと思ったことでも、母親が少しでも不安に思うことは
強く止められてきました。
その状況は、彼女が成長しても少しも変わりません。
大学生のときには、映画を見て、海外の文化に興味を持った彼女が、
「夏休みに、1週間、イギリスの家庭にホームステイをしてみたい」
と母親に相談をしてみたのですが、
「とんでもない。あなたには無理。危ないからやめておきなさい」
と、聞く耳を持ってくれませんでした……(続く)
さあ、この女性に今後どのようなことが起こるのでしょうか?
そして、彼女はどう成長していくのでしょうか?
このように、1日1話「31のストーリー」で綴っていきます。
1カ月間読み終えたら、また初めに戻って繰り返し読んでいくうちに、
あなたの中に、「7つの習慣」が身についてきます。
まさに、"習慣"となるのです。
また、この本はイメージしやすい写真が掲載されています。
これもあなたの学びを助けてくれます。
この本を繰り返し読んでいただくことで、
確実に自分を成長させることができます。
そして、人生を大きく変える気づきを得ることができるのです。
スティーブン・R・コヴィーについて
スティーブン・R・コヴィー(Stephen Richards Covey)は、世界で最も影響力のあるビジネス思想家の1人で、リーダーシップ論の権威。
ユタ大学、ハーバード大学経営大学院などで学び、
教職を経て「7つの習慣」をはじめとするリーダーシップ論を提唱。
1989年、ビジネスコンサルタント会社「コヴィー・リーダーシップ・センター」を設立。
1997年に合併し、「フランクリン・コヴィー社」の副会長となる。
以後、世界各国の政府や企業のリーダーに対し、広くコンサルタントとして活躍。
日本では、著書『7つの習慣 成功には原則があった!』(ジェームス・スキナー、川西茂訳)、
『第8の習慣 「効果」から「偉大」へ』(フランクリン・コヴィー・ジャパン編)などで話題となり、
2013年、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』(フランクリン・コヴィー・ジャパン編、以上キングベアー出版) が刊行され、新たに注目を集めている。
ユタ州立大学商経学部終身教授。2012年7月、79歳で永眠。
目次
DAY1 毛虫が蝶になるような大きな変身を遂げたいのならば、これまでの自分を捨てることが必要だ。
生まれ変わるつもりで、価値観を見つめ直してみよう。
DAY2 もしも、良い人間関係を築きたいのならば、
やるべきことは、自分自身の人間性を高めることだ。
相手は、あなたがどのような人間かを見るだろう。
DAY3 自分を惑わす気持ちに負けてはいけない。
取り返しがつかなくなる前に本当に大切なものが何かを、
もう一度、考えよう。
DAY4 亡くなる瞬間を想像してみよう。
どんな人たちのことを想い、どんな言葉を伝えたいのだろう。
その想いをいつも忘れないことだ。
DAY5 もしも将来、欲しい結果を得たいのならば、
今、そのために犠牲にしなければいけないことを明確にしよう。
代償を先に払わなければ、成果を得ることもできない。
DAY6 どんなに悔やんでも、過去は変えられない。できることは、
変えられない過去を認めて、今日、できることに集中することだけだ。
DAY7 その場にいない人に対して、どのような態度を取るのか?
その態度を見れば、その人の人間性がわかる。
その場にいない人に対しては、悪くいわないことだ。
DAY8 誰かと意見がわかれたときには、自分だけではなく、
相手も満足できる意見を見つけよう。
それができなければ、結局は自分も傷つくことになる。
DAY9 どんなに能力がある人でも、明日の天気をコントロールすることはできない。
しかし、自分のことならば、誰でも自由にできる。
DAY10 どんな出来事も、あなたを傷つけることはできない。
汚い贈り物でも、受け取らなければ汚れることはない。
出来事をどのように受け取るかを決めるのは、自分自身だ。
DAY11 相手に気持ちを伝えるのに、着飾った言葉は必要ない。
相手を思う気持ちがあれば、必ず態度で伝わる。
伝えたいのは言葉ではなくて、気持ちなのだ。
DAY12 誰かに頼みごとをするときには、心から信頼しよう。
そうすれば、最高の力を発揮してくれるだろう。
信頼には、人を動かす大きな力がある。
DAY13 もしも、起きてしまったことで悩んでいるのなら、
その答えは、自分自身の中にある。
問題の答えが、自分の外にあると考えてはいけない。
DAY14 間違いを犯すことは誰にでもある。
しかし、間違いを認めることができる人は少ない。
間違いを認めることができないから、大きな問題になるのだ。
DAY15 これだけしかないと思えば、争いになるだろう。
どんなものでも、十分にある。
そう考えれば、お互いに豊かになれるだろう。
DAY16 間違った努力を繰り返しても、成果は生まれない。
せっかくの努力を無駄にしないために、
努力の方向が正しいことを常に確認しよう。
DAY17 本当にやりたいことの邪魔をしているのは、
やりたくないことではない。
やっても良いと思うことが、本当にやりたいことの時間を奪っているのだ。
DAY18 目的を達成したいのならば、
まずは、進むべき道を教えてくれる正しい地図を持つことだ。
道が決まれば、そのための行動も生まれる。
DAY19 空気がなければ、人は生きられない。
同じように、人は孤独にも耐えられない。
大切な人に、あなたを必要としている気持ちを伝えよう。
DAY20 誰かに反抗されて困っているのなら、
解決のために、相手にできることを無条件で行ってみよう。
自分を変えずに、相手を変えることはできない。
DAY21 これまでの人生を振り返ってみよう。
ある決断の結果が、今の自分を作ったのだ。
そして未来は、これからの決断で作られる。
DAY22 スケジュールには、最初にやりたいことを入れよう。
あまった時間に、やりたいことを入れるのではなく、
やりたいことからスケジュールに入れるのだ。
DAY23 診断をしないで、薬を出すお医者さんはいない。
状況がわからなければ、正しい対処ができないからだ。
適切な行動を取るために、まずは相手を理解しよう。
DAY24 自分をもっと成長させたいのなら、
自分とは違うものを持っている人とつき合ってみよう。
その人が与えてくれる影響は思った以上に大きいはずだ。
DAY25 お互いのために、持っている期待を明確にしよう。
自分が思っているだけでは、相手には伝わらない。
相手の期待がわからなければ、応えることもできない。
DAY26 想像できないことを達成することはできない。
まず、自分が欲しいものを手に入れている姿を想像しよう。
明確に想像すればするほど、実現が近づいてくる。
DAY27 本当に大切なものを犠牲にしてしまったら、どんな成功も虚しいだけだ。
自分にとって、何よりも大切なものを見失ってはいけない。
DAY28 自分に起こった出来事が人生を決めるのではない。
その出来事にどのように対応したのかが、自分の人生を決めるのだ。
DAY29 人間関係には、応急処置はきかない。
築くにも、修復をするにも時間が必要となる。
相手のために、できることをコツコツと続けていこう。
DAY30 人生で使える道具は自分自身の力だけだ。
その道具のメンテナンスを怠ってしまったら、
肝心なときに、その道具は使いものにならない。
DAY31 種をまかなければ、収穫を得ることはできない。
人生で成果を得たいのならば、そのための種をまこう。
どんな種をまくのかで、得るものが違うのも当然だ。
著者について
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1966年生まれ。日本メンタルヘルス協会公認心理カウンセラー。日本コンサルタント協会公認PBC コンサルタント。成蹊大学経営工学科卒業後、海外スポーツビジネスを経験し、帰国後、ヨネックス株式会社勤務。テニススクール担当として200カ所以上の事業所で販売促進企画を実施。退社後、父親の経営する緑ヶ丘ローンテニスクラブの経営改善に着手し、赤字テニスクラブを業界トップのテニスクラブに改善。また、ビジネスの経験と心理カウンセラーとしての知識を応用したセミナーは高い評価を受けている。
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著書に38万部を超えるベストセラー『大切なことに気づく24の物語』をはじめとした「24の物語」シリーズ(フォレスト出版)、『すれ違ってしまった相手との心の修復法』(PHP研究所)、『人生が変わる感謝のメッセージ 』(大和書房)、『上達のコツ』(きずな出版)など多数。 -
「7つの習慣」をベースとしたセミナー・研修を展開。企業の各種セグメントを対象に、リーダーシップ向上、生産性向上、組織の実行力向上などを目的とした指導を行う。教育方面では、中学・高校への「7つの習慣」の導入・定着支援により、生徒の行動力や目標達成力などを高める貢献も積極的に実施している。
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