1963年大阪生まれ
学習院大学経済学部卒業後、7年間一般企業に勤務。
1995年に渡米しジョージア大学大学院にて修士号・教育博士号(Ed.D)取得。
オレゴン州の公立高校で4年間社会科・日本語を担当。2005年から2013年までインディアナ大学ココモ校助教授・准教授として社会科教育法などの授業を担当。同大学経済教育センター副所長を兼任し地域の教員・学生を対象とした経済教育ワークショップを企画・運営。2004年に「National Teaching 9-11 Best Practices Award」、2009年と2011年にはインディアナ大学Trustees Teaching Awardを受賞。2013年より現職。
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アメリカの経済教育の特徴は、経済学の最も基本的な考え方である「希少性」と「選択」をじっくりと教えるところにあります。つまり、有限である資源やお金をいかに効率的に使うか、何にどのように使うかが、経済を考える上で最も重要だと言うのです。この基本をベースにして、家計、企業、銀行、政府は経済活動をしています。 こうした「キモ」を押さえることで、一般には難しいと思われている経済学が実は極めてシンプルな原理にのっとっていることがわかり理解しやすくなります。経済を学びたいすべての方にオススメの1冊です。
POSTED BY貝瀬
View More世界一シンプルで実践的な経済学の授業
「これまで経済について知りたいと思って
何冊か入門書を読んでみたけど、よくわからなかった」
「テレビや新聞の経済ニュースがよくわからないが、
どうやって経済を学べばいいかわからない」
という方たちに朗報です。
CEE(アメリカ経済教育協議会)の「経済教育のスタンダード」を
日本人向けにアレンジした知識ゼロからの入門書
『アメリカの高校生が学んでいる経済の教科書』(シリーズ累計14万部)の
最新版がついに登場。
「6コア経済原則」と「5セクターモデル」で学ぶ、
世界一シンプルで実践的な経済学の授業です。
社会人、学生、経営者、個人事業主、主婦の方まで、
経済の基礎知識を身につけたいすべての方にオススメします。
毎日の生活に使える“生きた経済学”を学べます。
もう、これで「お金に振り回される人生」とは
サヨナラです。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。
序章 経済学の基本は「希少性」と「選択」
希少性とトレードオフ――Scarcity and Trade-off
われわれの世界は「選択」で成り立っている
・「希少性」は経済学を考える上での基本
・人生は選択の連続
生産性と価格――Productivity and Price
全員が最大限のメリットを得るためには?
・どうすれば生産性は高まるのか?
・国際的な分業とグローバリゼーション
・価格はどのように決まるのか?
経済の循環――Cycle of Money
「金は天下の回りもの」は正しい
・企業と家計の関係
第1章 家計の経済学 ――複利のパワーを味方につける!
72のルール――Rule 72
預けたお金は何年で2倍になるか?
・難しい計算は必要なし!
金利〈その1〉――Interest part1
「単利」と「複利」のどちらがトクか
・お金を預けるなら必ず「複利」にしよう!
金利〈その2〉――Interest part2
「月利」と「年利」のトリックにだまされない!
・金利のトリック「月利」に注意!
金利〈その3〉――Interest part3
「短期金利」と「長期金利」
・利息は金融の潤滑油
・金融の基本的なビジネスモデル
金利〈その4〉――Interest part4
預金金利とローン金利
・お金を預けるときの金利
・お金を借りるときの金利
給料――Salary
可処分所得の減少に注意!
家計の目的は「幸福の最大化」
労働――Labor
労働市場が賃金の額を決める
・労働も商品の一種
・賃金は労働力の需要と供給で決まる
・人的資本を高めよう
第2章 企業の経済学 ――人々を満足させることで利益を得る
企業――Company
最終目標は「利益の最大化」
・企業とは何か
起業家――Entrepreneur
経済を活性化させる欠かせない存在
・起業家とは何か
・起業家のインセンティブ
・経営学とは何か
融資と投資――Financing and Investment
企業は常にお金を必要としている
・融資と投資の違い
株式――Stock
会社の経営権を少しずつ売って資金を調達する
・「公開会社」と「非公開会社」
債券――Bond
出資者に必ず返さなければならない資金調達方法
・債券発行者は定期的に利息を払う
決算書――Accounting
会社の業績がわかる“通信簿”
・「バランスシート」と「損益計算書」
利益――Profit
どうすれば「利益の最大化」を達成できるのか
・「収益」と「利益」の違い
収益――Sales
どうすれば売り上げを増やせるのか
・利益と収益・費用の関係
ビジネスを立ち上げる――Start a Business
どのような分野で戦うべきか
・消費者と競争相手がどれくらいいるか
・ライバルをいかに出し抜くか
価格――Price
モノの値段はどう決まるのか
・なぜダイヤモンドは水よりも高いのか
・「需要」と「供給」
・商品は市場で配分される
・価格というインセンティブ
「需要」と「供給」――Demand and Supply
値段と量は買い手と売り手の気持ちで変わる
・価格に応じて欲しいの人の数が変わる
・売り手の気持ちも価格を左右する
・需要曲線と供給曲線の読み方
第3章 金融の経済学 ――あなたの「利息」は、あなたの「信用」で決まる
金融――Finance
利息が仲介する経済活動
・預金は銀行の借金
・時間と利息はトレードオフの関係にある
・家計・企業と銀行の関係
・ローンは慎重に組もう
・貸し手の判断基準「3C」
・リスクと利息
・信用が高いほど金利は低くなる
インフレーション――Inflation
お金の価値とモノの価値
・望ましい物価上昇率は1~2パーセント
デフレーション――Deflation
物価が下がると不景気になる
・デフレはデフレを呼ぶ
・適度なインフレは経済を活性化させる
金利とインフレ率――Interest and Inflation
消費するか貯蓄するかは物価次第
インフレは金利を上げる
・金利が上がれば、株価は下がる
・「名目」金利と「実質」金利
中央銀行――Ccentral bank
中央銀行の目的は「物価の安定と金融システムの安定」
・金利は景気のアクセルとブレーキ
・中央銀行の金融政策
公開市場操作――Open Market Operation
日銀がお金の量を調節する仕組み
・中央銀行と市中銀行の国債売買
第4章 政府の経済学 ――目的は国民全体の生活を良くすること
国内総生産――Gross Domestic Product
国全体の経済規模を表す
・政府の目的は「経済成長の最大化」
・「国内総生産(GDP)」とは
・GDPの「三面等価の原則」
・「名目GDP」と「実質GDP」
財政政策――Financial Policy
国の経済活動がスムースに回るように調整
・財政政策の3つの役割
・失業者を雇うのは政府? それとも企業?
「大きな政府」と「小さな政府」――Big Government v.s. Limited Government
政府はどこまで国民の面倒を見るべきなのか
・政府と民間との適切な距離は?
・減税する? それとも増税?
資源配分――Resource Allocation
政府には国民の経済活動を保障する役割がある
・市場の自動調節作用
・国民の財産権を守る
市場の失敗――Market Failure
「情報の非対称性」と「外部性」
・「適切な競争」と「十分な情報」が大切
・第三者に思わぬ影響を与える外部経済
公共財――Public Goods
国民全員が使える社会インフラと公共サービス
・消費の非競合性と非排除性
・公共事業でGDPを増やす
・政府もトレードオフに直面している
政府の失敗――Government Failure
費用負担と利益は平等にはなり得ない
・経済的には正当化できない政策
・なぜ貿易障壁はあるのか
・政府は増税よりも借金を選びがち
国債――Government Bond
政府の活動資金を税金以外で調達
・政府の借金
・国債の利回り(長期金利)を見れば景気がわかる
・短期金利と国債の関係
第5章 貿易と為替の経済学 ――国際的な分業で世界全体が潤う
貿易――Trade
国民経済の利益が最大化する
・5番目の経済主体「外国」
・為替レート――Exchange Rate
・通貨の価値は常に変動する
・1ドルの値段はいくらか
・通貨も市場で取引される
フロート制(変動相場制)――Floating Exchange Rate System
為替レートは需要と供給で決まる
・外国為替市場は世界各地にある
政府の市場介入――Market Intervention
市場の行きすぎを政府が抑制する
・政府が円安、円高を誘導
・「公開市場操作」とは
・アベノミクスでなぜ円安・株高になったのか
為替レートの影響――Effects of Changes in Foreign Exchange
国の経済は為替レートで決まる
・為替レートが企業へ与える影響
・為替レートが家計に与える影響
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