空き家・古家不動産投資の第3弾になりますが、この間、著者の活動は目覚ましい成長を遂げていました。会社の別事業として利益が70倍にもなっていたのです。これは中小零細企業、個人事業主の方の新収入源としての提案をしてほしいと思ったのが、この本が誕生するきっかけです。実際に著者の会社の財務表まで公開しています。正直、すごい数字です。空き家は全国で800万戸以上。この本のノウハウは中小零細企業、個人事業主の方を救う一手になるかもしれません。
POSTED BY稲川
環境の変化に左右されない、利益をつくる最適な方法
会社の経営において、現在の環境は想像もつかないスピードで変化しています。「テクノロジー・イノベーションリスク」「台風・地震・感染症流行などの自然災害リスク」「インフレリスク(為替リスク)」、そして、米中貿易戦争や韓国との関係悪化などの「グローバルリスク」。
こうしたさまざまなリスクに、これまで同様の経営を行っていれば、やがて淘汰されてしまいます。
言い換えれば、すでに大手企業も認め始めた「副業」を、中小零細企業、個人事業主もやらなければ、生き残っていけない時代を迎えたのです。
つまり、「企業も副業が必要な時代」を迎えたということです。
そもそも、大手企業は環境の変化に備えて土地やビルを所有し、その有形固定資産などでP/Lを支えています。
しかし、中小零細企業、個人事業主にとって土地やビルを所有するほどの資金はありません。
また、そうした投資に手を出すより、真面目に本業に取り組むという姿勢が強いため、投資に二の足を踏むという経営者が多いのも事実です。
しかし、いつ本業が傾くかもしれないという不安や恐怖のなかで、従業員の生活も守れなくなったら元も子もありません。
そこで、中小零細企業、個人事業主や士業の方にとって、ミドルリスク・ミドルリターンで本業とは別の利益を生み出す方法を説いたのが、「空き家・古家不動産投資」です。
空き家・古家不動産投資とは、全国に800万戸以上ある空き家から、賃貸住宅に再生可能な物件を購入し、リフォームをかけ、入居者を付けるという、まさに「大家業」という副業です。
では、なぜ空き家・古家不動産投資なのかというと、
・低予算、少額から始められる
・本業がリスクに影響されても、定収入という利益を確保できる
・1棟ずつコツコツと増やすことによって会社の新収入源となる
・戸建て需要は多いが、供給が少ないので入居者がすぐに付く
・家族などの入居者が多く、長年住んでくれるため家賃収入が確実
・従業員のための福利厚生としても活用できる
・社会問題である空き家が減り、会社としての地域貢献にもなる
など、来たる大廃業時代へ空き家・古家不動産投資が、経営のリスクヘッジとなっていくのです。
成功事例満載! 空き家・古家不動産投資で経営を乗り越えた人が続出
空き家・古家不動産投資は、経営者でも可能です。というのも、著者自身が東大阪という工場がひしめく地域の塗工加工業の経営者でありながら、実際に会社の利益を70倍にしているからです。
その財務表も本のなかで明らかしていますが、著者の勧める空き家・古家不動産投資で、財務体質を変えた経営者や士業の方も大勢います。
・4年で粗利4300万円を稼いだ建築会社
・コロナ禍により本業をストップさせても大丈夫だったサービス業の個人事業者
・空き家・古家不動産投資のおかげで本業の仕事も増加した司法書士
・メリットを告白。登録者14万人を超えるユーチューバー税理士
・キャッシュフローが劇的によくなったリゾート会員販売会社
・会社のベーシックインカム事業に変わったデザイン会社
このように、空き家・古家だからこそ始められる不動産投資は、やってみると結果が出る、これからの投資術です。
しかも、企業が始めれば事業として、新収入源の柱となってくれます。
「企業も副業が必要な時代」ならではの、結果が出やすい方法なのです。
目次
第1章 会社に安定的な利益をつくれない不安な時代資金も底をつき、会社の存続も危ぶまれる恐怖
自社ビルは会社の資産には邪魔
不動産は稼げる流動物件にしなければ意味がない
「金持ち父さん貧乏父さん」と同じ。自社ビルは負債でしかない
そもそも中小零細企業がたやすくビルを所有することは難しい
4つのリスクから企業も「副業の時代」がやってきた
第2章 会社に新収入源を生み出す「空き家・古家不動産投資」
今、目の前にある「空き家」が会社の利益を確保する
これが空き家・古家不動産投資で会社の利益を安定させた証拠だ!
私の初めての不動産投資は自己資金からだった
空き家・古家不動産投資を始めて「会社1社→5社」「売上1.7億円→5.7億円」「利益率1 %→5%」に!
業種の違うビジネスをすることで多くの気づきがある
ビジネス変化のタイムラグは、家賃収入でまかなえる
空き家は800万戸以上。戸建て供給は少ないが需要は多い
空き家は安くて利回りが高く、投資効率がいい
不動産の利回りと設備投資を比べてみると……
売上を上げるのではなく、営業外利益で稼ぐ
成長する企業は、B/S(資産)で収益を上げている
2代目経営者こそ空き家・古家不動産投資が役に立つ
複数経営で「間接費」も下がる
地域の会社から全国展開ビジネスへ
事例 古家再生事業がゼロから4年で粗利4300万円
事例 個人事業主にとっては家賃収入は最大のリスクヘッジ
事例 本業の仕事も増加。精神的ゆとりを得た司法書士
副業として空き家・古家不動産投資に着手した4つの理由
事例 ITエンジニアが副業で自立
業種別 空き家・不動産投資の勧め
第3章 空き家・古家不動産投資で会社に利益をつくる方法
物件購入からリフォーム、入居・管理までの流れ
事例 建築士から見た空き家・古家不動産投資
事例 不動産管理会社から見た空き家・古家不動産投資
空き家・古家不動産投資のリスクも知っておく
不動産投資は株式投資とは大きく違う
事例 登録者数14万人を超える人気ユーチューバー税理士が感じたメリット
大家業は少人数でできる仕組みがある
不動産投資における「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」
第4章 会社の新収入源を確保していく方法
空き家・古家の戸数を増やして家賃収入を増やしていく
事例 奈良のリゾート会員販売会社の古家不動産投資の成功例
経営者が10年で年金を生み出すシミュレーション
第5章 空き家再生で福利厚生・社会貢献、そしてSDG’sへ
福利厚生として独身社員、新入社員へ社宅代わりに活用
古家で支払う新しい退職金のかたち
外国人研修生の住まいとして活用
SDG’sを宣言! 空き家問題も解決され地域貢献に
全国に広がる空き家・不動産投資の活動
事例 北陸地域に魅せられたデザイン会社社長が古家を4軒購入
身内の相続問題に空き家を活用
困っている人にアドバイス。空き家を再生して価値ある物件に
大廃業時代に向けて
今後やってくるM&A時代にも対応できる
コロナショックのような予期せぬ災害にも対応できる
事例 コロナショックで実感した会社のベーシックインカム事業
空き家・古家不動産投資は「四方良し」のビジネス
不動産投資も経営も断る勇気を持つこと
空き家・古家不動産投資にも「損切り」が必要な理由
経営者は孤独である。大家も孤独である
100年ビジョンに空き家・古家不動産投資の芽が育まれる
著者について
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一般社団法人全国古家再生推進協議会理事長、一般財団法人日本不動産コミュニティー認定講師。株式会社オークマ工塗代表取締役、株式会社カラーズバリュー代表取締役、株式会社琥珀代表社員、合同会社ステップライフ代表社員、日本知的資産プランナー協会認定コンサルタント、一般社団法人全国企業主導型保育支援協会理事、zenschoolマスター。
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2000年5月、東大阪の小さな貸工場で部品塗装の会社を開業。従業員3人から初めて、下請け業の経営に苦しむものの、2013年に始めた空き家・古家不動産投資がきっかけで会社が5社になり、グループ売上5.7億円にする。 零細企業が強い経営の源は不動産収入(B/S収益)であることに気がつき、自ら実践を始め、最適なものは空き家・古家不動産投資と確信して4年間で資産1億5000万円、家賃収入1500万円にする。空き家・古家不動産投資が新しいビジネスアイデアを生み、実行力が上がることを実感し、教育・建築・物販・不動産・コンサルタントと事業の幅を広げる。
全国で空き家・古家不動産投資の一般社団法人全国古家再生推進協議会を設立し、会員数5000人・再生実績1000戸以上のコミュニティーを設立。現在も全国の空き家をなくす事業を拡大する一方で、工務店・職人に下請け脱却の仕組みを提供。また、大家さん向けJ-REC認定不動産実務検定講座を講師として、毎年セミナーを開催して好評を得ている。
こうした成功から、教育事業・社団法人化ビジネスモデル構築の支援もしている。また、zenschoolマスターとして企業の新製品開発やイノベーションを起こす活動のほか、「2025年には127万社がなくなる」と言われる大廃業時代で、少しでも多くの零細企業が生き残れるように“企業の副業”を勧めている。
著書に『儲かる!空き家・古家不動産投資入門』(三木章裕氏との共著、フォレスト出版)がある。
一般社団法人全国古家再生推進協議会ホームページ
https://zenko-kyo.or.jp/