田母神俊雄氏推薦!
「日本をもっといい国にするために、こんな若き地政学者の登場を待っていた!」
地政学とは、国際社会の常識とされている戦略で、
「自国の国益のために行う戦略」である。
この学問は、第二次世界大戦中、日本でも盛んに研究された。
しかし、敗戦後GHQによって研究は禁止され、
危険な学問として、日本では長らく封印されてきた。
しかし、世界は地政学を常識として
日本に対して、さまざまな戦略を仕掛けている。
知らないのは日本だけ。
地政学を知らなければ、これまで同様、
他国にいいようにされてしまうだけである。
やがて日本は「世界地図」から消えていく!?
日本は50年にわたり日米安保のもと、アメリカの戦略に乗り、これまでやってきた。
しかし現在、アメリカの経済力の低下、中国の台頭により、
その勢力図が変わりつつある。
しかも唯一の同盟国アメリカにとって、
国益の第一は地政学上、日本ではないのである。
アメリカが日本を捨て、中国に委譲するとき、
戦略なき日本は、世界地図から消えていく。
そして、日本は中国にのみ込まれていく。
その中国は、海洋に勢力を広げようとしている。
その範囲は、台湾、沖縄から将来的には
太平洋をアメリカと分割することまで目論んでいる。
つまり、沖縄独立も視野に入れているということである。
そんな中、民主党は「沖縄ビジョン」を掲げ、
外国人参政権を与えようとしている。
果たして、日本は中国と手を組んでうまくやっていけるのか。
かつて日本に国土を蹂躙された老獪な国は、日米同盟のようにはいかない。
その先にあるのは、日本の属国化なのである。
日本に残された道は、地政学上3つしかない
地政学で言うランドパワーの国(中国)とシーパワーの国(アメリカ)に挟まれた、
シーパワーの国である日本は、
戦略上、3つの選択肢しかない。
- 日米同盟の維持
- 中国による属国化
- 日本の独立
しかし、真の独立などそんなに甘くない。
日本に一番欠けているもの、それは世界観、
つまり、日本のアイデンティティである。
世界が「カオス化」していく中、
日本がアイデンティティを取り戻し、世界に伍していくために、
今こそ、地政学という 「世界の常識」を知らなければならない。
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著者について
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1972年横浜市生まれ。地政学・戦略学者。戦略学Ph.D.(Strategic Studies)。 国際地政学研究所上席研究員。戦略研究学会編集委員。日本クラウゼヴィッツ学会理事。
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カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学(BA)卒業後、英国レディング大学院で、戦略学の第一人者コリン・グレイ博士(レーガン政権の核戦略アドバイザー)に師事。現在、国際関係論、戦略学などの翻訳を中心に、セミナーなどで若者に国際政治を教えている。
日本にほとんどいないとされる地政学者の旗手として期待されており、ブログ「地政学を英国で学んだ」は、国内外を問わず多くの専門家からも注目され、最新の国家戦略論を紹介している。
著書に『地政学アメリカの世界戦略地図』(五月書房)、『“悪の論理"で世界は動く! 』(李白社)、訳書に『大国政治の悲劇』(ジョン・ミアシャイマー著)、『米国世界戦略の核心』(スティーヴン・ウォルト著)、『進化する地政学』(コリン・グレイ、ジェフリー・スローン編著)、『胎動する地政学』(コリン・グレイ、ジェフリー・スローン編著、)、『幻想の平和』(クリストファー・レイン著)、『なぜリーダーはウソをつくのか』(ジョン・ミアシャイマー著、以上、五月書房)、『戦略論の原点』(J・C・ワイリー著)、『平和の地政学』(ニコラス・スパイクマン著)、『戦略の格言』(コリン・グレイ著、以上、芙蓉書房出版)、『インド洋圏が、世界を動かす』(ロバート・カプラン著、インターシフト)がある。