2019年現在、人財不足が深刻になっています。これは、一時的なものではなく、少子高齢化が進む日本において、今後も続くものだと思います。そんななか、中小企業で採用予定数が15人程度の中小企業に1万人近くの応募がある会社があるなど、いい人財が集まる会社は日本全国に多く存在します。その格差は広がっていく可能性があります。では、その違いは何なのか? それは思考法でした。つまり、採用に対する考え方が違うのです。その思考を基に、採用戦略、戦術が組まれているのです。「とりあえず採用してから育てる」は危ない――。御社の「採用の常識」を覆す、中小企業の採用担当者&経営者必読の採用バイブルが誕生しました。
POSTED BY森上
採用コンサルのスペシャリストが説く、
いい人財が集まる会社の採用戦略、大公開!
採用がうまくいっていない中小企業の経営者、採用担当者に質問です。
「ウチは無名・中小だから人が集まらない」
「人が集まらないから採用基準を下げる」
「採用してみないとわからない」
「コミュニケーション能力が高い人が欲しい」
「とにかく即戦力!」
あなたは、
このようなことを考えていませんか?
もしそうだとしたら、
残念ながら、
今後も御社には「いい人財」は集まらないでしょう。
なぜなら、
これらはすべて、
採用がうまくいかない会社に共通する
ダメな思考法だからです。
それは、
御社が有名だろうと、無名だろうと、関係ありません。
御社が大手だろうと、中小零細だろうと、関係ありません。
「売り手市場」でも、採用がうまくいっている会社があります。
「同規模の中小企業」でも、採用がうまくいっている会社があります。
「同業界」でも、採用がうまくいっている会社があります。
「同条件の企業」でも、採用がうまくいっている会社があります。
では、
いい人財を「集める」ではなく、
いい人財が「集まる」会社は、
どういう考え方で採用活動をし、
採用戦略を練っているのか?
その思考法&実践法を公開したのが本書です。
著者は、
中小企業の採用コンサルのスペシャリスト。
加えて、
ベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社』
著者が完全監修。
この最強タッグが、
人財不足で悩む中小企業のために、
いい人財を集めて、
見抜き、つかまえ、離さない技術を徹底解説します。
【内容の項目】※一部抜粋
◎いい採用ができない会社の5つの理由
◎採用が下手な会社ほど、「即戦力」「コミュニケーション能力」を求める
◎「人財」ではなく、「人手」の採用になっていないか?
◎「誰を採用するか」以上に大切なのは、「誰が採用担当か」
◎「集める」ではなく、「集まる」
◎「採用してみないとわからない」のウソ
◎採用パイプライン
◎採用の4Pマーケティング戦略
◎いい人財が集まる採用基準の設定法、選定法
◎自社に合った採用方法の見つけ方
◎効果的なスカウトメールの書き方
◎求職者に興味を持たせる技術
◎見極め、惹きつける面接術
◎間違った採用をリカバリーする方法 and more!
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。はじめに――あの会社はどうして優秀な人財を採用できるのか?
第1章 採用をなめてはいけない──なぜ採用がとても大事なのか?
いい採用ができない会社に共通する「最悪の勘違い」
「人さえいれば……」という時代!?
採用がうまくいかない、根本的な原因
やっぱり、採用も「始めが大事」──A good beginning makes a good ending.
「始め」を疎かにするデメリット
「採用を真剣に考える」とは、実際どういうことか?
焦って人を採用すると、ロクなことがない
イメージしていた人物像に近い人が応募してきた!
採用後に発覚した期待外れの「即戦力」
「採用の失敗」だけは、絶対に避けるべき失敗
採用は「点」でなく、「線」と「面」で考える
確かに「人手不足にあえいでいる」けれど……
採用失敗のダメージは、思う以上に大きい
組織力も売上アップも、まずは素材から
成果が上がる組織の公式
一流のリーダーでも、限界はある
人を見抜く力こそ経営力
採用は「競争」とわかっているか?
採用の市場原理
「採用してみないとわからない」のウソ
選考で特にどこを重視したかで、その会社の経営力がわかる
採用は、勝つか負けるか
求職者の心理プロセスの中身
なぜ営業活動より採用活動のほうが厳しいのか?――限られたパイを奪い合う戦い
採用活動は、種まき·水まき活動である
学生が成長する機会
「企業の社会的責任」を果たすのが採用活動――選考する企業側の社会的責任(CSR)
本気で向き合う選考プロセスが生み出す大きなメリット
だから、採用をなめてはいけない――第1章のまとめとして
第2章 いい採用ができない会社の5つの理由
ダメ採用は、ダメ営業?
ダメ営業マンは何が間違っていたのか?
ダメ営業マンも採用に苦戦している人も、変われる
「片手間でやっている」から、うまくいかない──いい採用ができない理由①
片手間でやっているかどうかの基準
大企業のいい採用ができる理由は、知名度があるからだけではない
いい採用ができる中小企業にあって、いい採用ができない中小企業にないもの
「他責にする」から、うまくいかない──いい採用ができない理由②
同じ商品でも売れる営業、売れない営業の違い
トップセールスマンの「商品への自信」に学ぶ「自社への自信」のつけ方
他責にした瞬間に起こること
「相手を知らない」から、うまくいかない──いい採用ができない理由③
知らなければ、戦略も立てられない
求職者について知っておくべきこと
情報は、待っていても入ってこない
「マーケットを知らない」から、うまくいかない──いい採用ができない理由④
「マーケットを知っている」とは、どういうことか?
採用のマーケティング
「行き当たりばったり」だから、うまくいかない──いい採用ができない理由⑤
「あたりまえ」になっているか?
採用のPDCA
自社の採用活動を再チェック――第2章のまとめとして
第3章 いい採用を実現させるために案外やっていないこと
経営の問題の根源は、「採用基準」にあり──誰を採用するか①
問題解決の手順の第1ステップ
安易に採用基準を下げると、組織は疲弊する──誰を採用するか②
「採用基準」を下げていいのは、この2パターン
採用基準を下げるかどうかは、入社後の教育をセットで考える
3つの覚悟があれば、採用基準を下げてもいい
採用の質を下げても、お客様への提供の質は下げられない──誰を採用するか③
質の優先度を下げる会社、増加中
採用するうえで、一番やってはいけないこと
誰をバスに乗せるか──誰を採用するか④
行き先を決める前にやるべきこと
VUCA時代に求められる経営戦略とは?
「バスに誰を乗せて行きたいか?」を言語化する
採用を妥協したらどうなるか?──誰を採用するか⑤
世界的名著の教え
採用後の教育でなんとかなる!?――私の失敗談を交えて
デメリットは、売上減だけにとどまらない
「人財」ではなく、「人手」の採用になっていないか?
常に探し続ける
いい人財を見抜く基準──採用基準を設定する正しい方法①
採用基準を下げず、採用要件を盛り込みすぎない
人財の素質を見抜く2つのポイント
「先天的·後天的能力」を見抜く──採用基準を設定する正しい方法②
人間の意識レベルには5つの階層がある――ニューロロジカルレベル
人の意識を変える手順――正しい「場」を設計する
コミュニケーション能力は、入社時には必要のない能力
「後天的に」伸ばせる能力は、採用基準から外す
「価値観」のマッチングを重視する──採用基準を設定する正しい方法③
教育しても変えられないもの
絶対に外せない採用基準
いい人財を「集める」ではなく、いい人財が「集まる」会社の採用基準
面接官の主観に左右されない採用基準を設定するコツ
「誰が採用するか」で採用の質は変わる
人生を変えた1冊の本と1本の電話
「何をするか」より「誰とするか」
採用とは、人財を供給する活動
採用担当にふさわしい人、ふさわしくない人
採用する「人数」と「期限」を定める──どう採用するか①
なぜ「期限」設定が必要なのか?
理想的な期限設定
中途採用で「期限なし」は危ない
採用戦略·シナリオをつくる──どう採用するか②
戦略がなければ、どんな戦術も効果なし
数値化して、全体を俯瞰して管理する――採用パイプライン
採用パイプラインを使ったシナリオ作成例
第4章 いい採用を実現させる具体的なステップ
採用がうまくいっている会社の戦術とは?
作成した戦略をどう実現するか?
御社を「知らない」から応募がない──いい人財を集める①
人は未知のものを怖がり、不安だから近寄らない
知らない=怖い
「知らない」を「知っている」に変える努力をしているか?
自社を「知ってもらう」方法──いい人財を集める②
採用の4Pマーケティング戦略
自社を知ってもらう方法
「リアル」「早期化」重視の時代
強くて愛される会社がやっていること
自社に合った採用方法の見つけ方
エントリーは、「量」より「質」──いい人財を集める③
量に比例してかかる3つのコスト
「はじめまして」で伝えるべき情報──いい人財を集める④
人が動かない4つの理由
目には入っても、脳には入っていない
「知らない」を「知ってもらう」に変える秘策――「インパクト」×「コンパクト」
「はじめまして」の後につなげるべきこと
効果的なスカウトメールの書き方
求職者に興味を持たせる技術──いい人財を惹きつける
会社説明会では、説明はいらない
求職者が求める知りたい情報とは?
知名度が低い会社がマッチングの精度を上げた方法
見極め、惹きつける技術──いい人財をつかむ面接術
採用面接を行なう2つの目的
面接官は誰がやるのか?――いい人財をつかむ2つの役割分担
相手のホンネを引き出し、こちらに惹きつける面接のスタンス術
見極めるポイントは、結果主義でなく、プロセス主義――できる面接官が持っている「掘り下げ力」
掘り下げることで、惹きつけられる
適性検査と人間の役割
志望動機は聞かない
志望動機とは、自分と会社とをつなぐもの
自社が応募者にどういうポイントで選ばれたいか?
いい人財を逃さず「動機づけ」する技術──内定後フォローの方法
内定辞退者続出の時代
内定者フォローが必要な場合のやり方――2つのステップ
間違った採用をリカバリーする方法
人間が幸せを実感するとき
「日本でいちばん大切にしたい会社」に学ぶ人財採用の目的
「間違った採用」の定義
ミスマッチを防ぐ施策
間違った採用をしてしまったら
おわりに
著者について
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株式会社アタックス・セールス・アソシエイツ 取締役/採用コンサルタント。
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1981年、愛知県みよし市生まれ。南山大学総合政策学部卒業。学習塾の教室長、人材会社の法人営業担当兼キャリアアドバイザーを経て、株式会社アタックス・セールス・アソシエイツに入社。アタックス入社後は、採用コンサルティング事業を立ち上げ、営業コンサルタントとの二刀流で、年間 250 回以上の現場支援、研修、セミナーに従事。採用コンサルタントとしては、超売り手市場のなか、これまで携わった会社すべてが短期間で採用目標達成を実現。支援してきた職種は、営業、SE、施工管理、警備員、建築・土木関連職、物流管理、製造現場職人、デザイナー、清掃、配送、機械メンテナンス、店舗接客、事務職など多岐に及ぶ。採用できない会社が自力で採用できる会社へと変わっていることから、これからも「強くて愛される会社を一社でも多く世に生み出す」「絶対達成する会社を一社でも増やす」ために、人財の採用から育成、戦力化までを一貫して担うコンサルタントとして、全国の会社に伴走し続けていく。 -
経営学者・元法政大学大学院教授・人を大切にする経営学会会長。徳島大学客員教授。1947年静岡県生まれ。静岡文化芸術大学文化政策学部・同大学院教授、法政大学大学院政策創造研究科教授、法政大学大学院静岡サテライトキャンパス長等を歴任。他に、「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞実行副委員等、国・県・市町村の公務も多数務める。専門は、中小企業経営論、地域経済論、地域産業論。これまでに8000社以上の企業等を訪問し、調査・アドバイスを行なう。著書にベストセラー『日本でいちばん大切にしたい会社(1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)』(あさ出版)など多数。アタックスグループ顧問。
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