なぜ、あなたは「不安」から逃れられないのか?
いまこのページをご覧いただいているあなたは幾つだろうか。20代? 30代? 40代?
もしあなたが20代ならば
漠然とした将来への不安をきっと抱えていることだろう。
あるいは30代であれば、
目の前に立ちはだかる、さまざまな問題の解決に
日々、頭を悩ませているかもしれない。
人は年を取れば取るほど、
いろいろなリスクが我が身に降りかかってくる。
仕事の責任、リストラの恐怖、家庭の問題、
住宅ローン、子供の教育費、自身の健康、死……。
しかし、人生には一定量のリスクが常について回る。
若い時にはそうしたリスクに気づかずに、
ただがむしゃらに生きているだけにすぎない。
誰しもが
経験を重ねるたびに、頭に詰め込む情報が増え、
考える選択肢が増える。
それゆえに不安になったり悩んだりするだけのことである。
世間の「常識」や「当たり前」を疑え!
世の中には明らかに間違った怪しい「常識」や「当たり前」が
そこかしこにあふれている。
たとえば
人生を「オン」と「オフ」で切り分けて考える
ワークライフバランスなそこのあなた。
人生を「オン」と「オフ」に切り分けると
固定観念に縛られていくことに、なぜ気づかないのか。
知識、テクニック、スキルは磨いたほうがいいと
信じてやまないビジネススキル信奉者。
じつはそんな努力よりも
誰もが持つ「古い感覚」を取り戻したほうが
すべてうまくいくことを教えたい。
そもそも、人間は年を取れば取るほど
「努力」なんてしてはいけないのだ。
そのような「常識」や「当たり前」から
ひとたび解放されるだけで、不安も悩みも一切なくなる。
「自分を磨く」なんて、もう、やめろ!
不安解消のために、自分を磨く。自己保身のために、他人を欺く。
ひたすら「いいこと」を繰り返して、尊敬を集めようとする。
将来不安のために、金儲けに奔走して、貯蓄に走る。
あなたがこうした「みっともない」生き方に
疑問を感じない男であれば
本書は必要ない。
しかし、これだけは覚えておいてほしい。
世の中の常識は心を不安定にするだけだ、ということを。
みっともない男になりたくなければ
まずは世の中を疑うことである。
自然流の生き方を身につけよう
本書は麻雀の世界で20年間無敗の伝説を打ち立てた
雀鬼こと桜井章一によるメッセージをまとめたものである。
氏の生き方を一言で表現すれば
「自然流の生き方」ということになる。
本来の人間が持つ感覚を十二分に引き出す生き方。
これこそがもっとも強く、無敵な生き方だ。
ぜひ、本書でその真髄を身につけ
不安や恐れや悩みのない人生を歩んでほしい。
※本書は、本作品は2010年に刊行された
『この世の掟(ルール)をぶち破れ!』(李白社刊)を改題・再編集したものです。
著者について
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1943年東京都生まれ。
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大学時代に麻雀に触れ、のめり込む。
昭和30年代後半、裏プロの世界で勝負師として瞬く間に頭角を現す。以来、20年間「代打ち」として超絶的な強さを誇り、「雀鬼」の異名ををとる。その間、負けなしの無敗伝説をつくった。現役引退後、著者をモデルにした小説、劇画、映画などでその名を広く知られるようになる。
現在、麻雀を通して人間力を鍛えることを目的とする「雀鬼会」を主宰し、全国から集まった若者を指導している。
著作にベストセラーとなった『人を見抜く技術』『負けない技術』(講談社)、『努力しない生き方』(集英社)、『逆境を生き抜く知恵』(竹書房)などがある。
雀鬼会オフィシャルサイトHP
http://www.jankiryu.com/