お客が途切れることのない仕組みとは
商品に差がない、価格も底をついている、いつでも買える、消費に貪欲ではない……。
お客様は、昔カラーテレビを買い求めたように
ニーズで消費しなくなっています。
つまり、いくら商品に自信を持っていても、
どこよりも安く売っていようと、
お客様にとっての購買意欲にはならないのです。
では、どうすればいいのか?
それは、お客様が商品を必要とした瞬間に、
あなたの会社の商品やサービスを
「選んでもらえるか」しかありません。
しかし、小さな会社ほど、
お客様にとって忘れ去られやすいのに
選んでもらうための努力をしていません。
どうすればお客様は、あなたの会社を選んでくれるのか?
実はこれ、お金もかからず、誰にでも簡単に、
今すぐできる手法なのです。
成功企業が続出! お客が応援してくれる小さな会社
「モノが売れない時代だから」と言い訳はできません。なぜなら、八方ふさがりに思われる時代でも
お客の心をガッチリつかみ、
成功している小さな会社がたくさんあるからです。
たとえば……。
◆住所も連絡先もないチラシで集客を60倍にした工務店(福井県)
◆商品も地域も限定されていても部数を伸ばし続ける新聞販売店(大阪府)
◆新人女性が月に40件も契約を取る不動産管理会社(東京都)
◆ホームページの動画で日本一ボルボを売る中古車販売店(神奈川県)
◆社長の思いを乗せて全国にプリンを販売する洋菓子店(宮城県)
◆「シマウマを見た!」でお客を喜ばせ集客するエクステリア店(茨城県)
◆フェイスブックを使って日本一タキシードを売る洋品店(大阪府・東京都)
◆思いを綴ったハガキで売上を過去最高に導いた造園業(新潟県)
業種・業種問わず、どの会社も過去最高の利益を出しています。
その手法が、この本で紹介している
「感性マーケティング」です。
どんなツールでも使える「感性マーケティング」
「感性マーケティング」は、まったく売り込みをせず、お客様との関係性を築くだけ。
このマーケティングは、じわじわと効いていき、
最終的には、お客様があなたの会社が気になって仕方がない
という気持ちになっていきます。
チラシであれば、数回に分けて撒くストーリーチラシ。
訪問営業であれば、挨拶だけの手紙。
HPであれば、社長の思いだけを描いたミッション動画。
看板であれば、コミュニケーションツールとしてのメッセージボード。
ハガキであれば、お客様を喜ばせるだけのまごごろハガキ。
お客様の感性に訴えるのに、どれもお金はかかっていません。
必要なのは「ある法則」だけ。
この法則さえ知れば、どんなツールを使っても
お客様の共感を引き出すことができます。
この本は、売る苦痛から解放され、お客様から応援され、
安心して仕事が続けられる手法が満載の1冊です。
目次
はじめにPrologue こんな時代でも儲けている会社はたくさんある
●商品も地域も決まっているなかで部数を伸ばす新聞販売店
●チラシを“ある方法”に変えたら、問い合わせが60倍になった建築会社
●お客の心に訴える「感性マーケティング」とは何か?
Chapter1 お客の本当の気持ちを知れば答えは見えてくる
●売り込めば売り込むほど、お客は不快になる
●あなたの会社の商品・サービスのこだわりを、お客は感性で選んでいる
●安売りで自滅した先は倒産しかない
●お客が「欲しい」と思ったときに選んでもらえるか?
●あなたの会社はお客の認知リストに入っているか?
●「お客様の気持ちになって考える」ってどういうこと?
●何がお客の心をとらえているのか?
●お金をかけず、誰でも簡単に、いますぐ始められる手法
Chapter2 お客とつながる「感性マーケティング」で20倍効果の仕組み
●住所も連絡先もない不思議なチラシに反応がある
●あるきっかけで「商売の基本」を知った
●挨拶だけのチラシが、たった2週間で反響が出る
●反響はあてにせず、お客とつながることだけを考える
●チラシからお客とのコミュニケーションが始まる
●ありのままの姿に共感し、見込み客が続々やって来る
●「ストーリーチラシ」では自分の思いや体験を語る
●お客の感性に訴える「FUVSの法則」
●「FUVSの法則」でお客の体験と共有する
●色気を出して売り込むと「ストーリーチラシ」は失敗する
●「情熱」や「思い」はあなたの実体験から語る
●私の経歴に感動して仕事をくれた社長
●体験していないことは絶対に語ってはいけない
●「自分を知ってもらう」とはお客との共通項探し
●感性マーケティングはストーリーを見せることが重要
Chapter3 お客の感性に訴える「ストーリーチラシ」のつくり方
●はじめに「お客」「商品」「地域」を特定する
●ゴールまでの期間を設定する
●1回目のチラシは「自己紹介」が鉄則
●ご挨拶チラシであなたの会社の連絡先を載せない理由
●「FUVS法則」を入れたチラシでお客との関係づくり
●「お客に自分を知ってもらう」という軸はぶれないようにする
●告知を予告しておくことで、お客の興味を惹きつける
●最後まで「手書き」に徹する理由
●つながりを重視し、お客とのコミュニケーションを取る
●お客とのやり取りを掲載することで効果倍増
●レイアウトは自由。手づくり感が味わい
●アイキャッチ、文章、紙のサイズなども決めておく
●最後の「告知チラシ」はちょっと盛大につくる
Chapter4 どんなツールを使ってもうまくいく「感性マーケティング」
●感性マーケティングで多くの小さな会社が成功している
【成功事例1】素人営業でも「訪問営業」で毎月40件の契約を上げる不動産管理会社
●誰でもできる「パターン営業」で契約件数を20倍した秘密
【成功事例2】HPの動画で思いを伝え、日本一ボルボを売る中古車販売店
【成功事例3】看板をコミュニケーションツールとして、お客が応援してくれる焼き鳥屋
【成功事例4】フェイスブックを活用してタキシードを日本一売る紳士服専門店
【成功事例5】「社長の名刺」を子どもたちに配って大人気の住宅メーカー
【成功事例6】ハガキで思いを込め、売り上げを過去最高記録に導いた造園業
Chapter5 本物でなければ売れない時代に求められる「感性マーケティング」
●この街に元気を取り戻したい! ある経営者の挑戦
【成功事例7】「シマウマ散歩大作戦」で街に笑顔が戻り、結果的に会社の知名度がアップしたエクステリア店
●本気の思いが人を動かし、困難を突破させる
【成功事例8】自分の役割に気づくことで道が開け、おかげで数年先まで予約がいっぱいの工務店
Epilogue これから10年先も仕事を続けていくために大切なこと
【成功事例9】お客が応援してくれて部数を伸ばす新聞販売店の思い
【成功事例10】お客のことを考えれば、お客がお客を紹介してくれる
●売ることの苦痛よりも、お客とつながったほうが仕事も楽しい
●「応援するから、がんばって」と言われる会社を目指そう!
おわりに
著者について
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1位づくり戦略コンサルタント、NNA株式会社代表取締役。
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1962年生まれ。在阪のモノづくり企業に従事した自らの体験を踏まえ、コンサルタントとしてこれまで1300社以上の指導実績を持つ。また、豊富な現場経験から生み出された「No.1戦略」「下請け脱却戦略」をはじめ多彩なテーマで年間200回以上のセミナーを行い、「実践的かつ即効性がある」と好評を博している。自ら主催する「あきない実践道場」には全国からたくさんの経営者が参加。その理論を実践し短期間に多くの成功事例を生み出している。
日本最大の製造業ポータルサイト「エミダスホームページ大賞」業者制作部門グランプリと総合グランプリを2年連続受賞。『商工にっぽん』(4月号)の「稼ぐ名刺ベスト5」に選出。日本郵政公社全日本DM大賞ハガキ部門銅賞受賞。2006年より、ある上場企業の中国での戦略コンサルティングに携わり、中国市場におけるビジネスモデルを確立し、事業基盤の拡大、大幅な販売続伸に貢献。その成果により、プロジェクトチームが社長賞を受賞。「人を元気に 会社を元気に 地域を元気に!すること」を掲げ、経営者とより良い未来を一緒に創っていくことを自らの使命としている。
著書に『小さな会社★集客のルール』『小さな会社★NO.1のルール』『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』『お客を呼ぶ! スゴい仕掛け』(いずれもフォレスト出版)がある。
ホームページ https://www.nna-osaka.co.jp/