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軍事が解らなければ、中国は語れない
空母建造、中国製ステルス、戦車輸出......。陸軍の内モンゴル、チベット鎮圧、海軍の太平洋航行、ベトナム衝突......。この国はいったい何を狙っているのだろうか。
いずれにしても人民解放軍が深く関係している問題ばかりである。
そして今、間違いなく軍が発言権を増している。もし人民解放軍の先軍政治が行われたら、中国は軍によって暴発する可能性もある。
現在、7つの軍区に分かれている解放軍が各地でクーデターを起こせば、 "核=原爆"を保有する彼らのターゲットは、日本になる可能性が高い。解放軍の原爆を日本に落とさせないために我々が知っておかなければならないことは何か。そう遠くない未来の出来事を知るには、中国の今を考えなければならない。
中国経済の危機→崩壊への道のり
インフレ、干ばつ、失業者増加......。
今、中国13億人が悲鳴を上げている。
倒産企業出現、不動産バブル崩壊、人民元の切り上げ、無政府状況......。
膨れ上がる民の不満に、中央政府は頻発する暴動を止めることができるのか。
今年、中国では共産党設立90年を迎える。国内の引き締めを戦争という形で人民の統制経済が行われれば、中国は崩壊の道へ進むことになろう。
中国崩壊はどのようなシナリオで進行するのか。崩壊への第2幕のストーリーが、本書で新たに展開される。 -
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「私たち原・日本人は大切なことを忘れてしまった!」
●「帰化人から日本を見れば」──石平
●「日本の文化力を世界に発信したい」──呉善花
●「日本論や日本文化論は真っ平ごめん」──黄文雄
時に出生国文化に抗いつつ、大所高所の視点で日本を語ってきた、中国四川省・韓国・台湾出身の3人の「外国からの帰化人」の鼎談本。彼らが、帰化人としての独特の心の葛藤を持ちつつも、普段の我々日本人(原日本人)にはなかなか見えてこない、さまざま局面における「真実」を、「マスコミ」「教育」「道徳」「食事」「風習」「夢」といった各章ごとのテーマに基づき解明する。考古学・比較民族学等で古くから広く研究されてきた「環東シナ海文化圏」を、文化人類的アプローチで徹底的に語りつくします。
主な内容
三つのまえがき
- 第一章 マスコミ
- 日・中・台のマスコミの特徴
活字メディアの台湾と映像メディアの韓国
台湾の政治記事で本当のことは一パーセントしかない
中・韓・台マスコミのいうことはどこまで信じられるか
日本のマスメディアをどう見るか
日本のマスメディアに顕著な自己批判
日本のマスメディアを監督・指導している中国
お笑い番組が氾濫する日本のテレビを批判する
韓国の親日言論・親北言論の現状
金銭をもらって記事を書く中国・韓国のマスコミ - 第二章 教育
- 日本とはこれだけ違う我々が受けた教育
台湾の近代教育、中国の反近代教育
中・韓・台の密告制度
国語、国文教育はこうだった
中・韓・台の歴史教育
日本語の禁止、日本文化の制限
日本の戦後教育への苦言 - 第三章 道徳
- 道徳教育は復活させるべきか
儒教倫理教育の大きな弊害
道徳の源泉にある宗教性と美意識
美は普遍性をもてるのか
これこそ日・中・台・韓の土俗的宗教だ
日本をはじめ、それぞれの国がかかえる青少年問題 - 第四章 食事
- 食は香港・広東にありから台湾にありへ
中華・韓食・和食──風土から生まれた食文化
蓼食う虫も好き好きの郷土料理の自慢話
日本のラーメン文化は「道」の域に達している
稲作民の文化的な性格
和食は目で食べる? 私の味わった和食
激辛の腕比べ
長寿国としての和食が世界的人気の真偽
これからの食文化はグローバル化かエスニック化か
朝食か夕食か - 第五章 風習
- 私が誇る国自慢としての美風
伝統生活の崩壊で失われた心の拠りどころ
日本の祭・神仏・皇室の意義
「寅さん」「おしん」人気の秘密
日流・韓流・中国流
カラオケ、マンガ、アニメが世界性を獲得した理由
おもてなしと仏教
それぞれの義理・人情観
「日本大好き族」は台湾以外にも生まれるか?
これだけは永遠に残したい日本の文化、風習 - 第六章 夢
- なぜか儒教国家の若者だけがでっかい夢ばかりを育てる
今の日本にはユース・ビー・アンビシャスがない
この道一筋何十年という日本人の夢
天下国家の夢なき日本
求められている精神的な豊かさの夢
自国を批判すれば売国奴になるのか
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