もう、「勉強しろ!」と言わなくていい!
「どうしたら、うちの子は勉強するようになるの?」「宿題くらい毎日やってほしい!」
「志望校に合格してほしい!」
「おちこぼれてほしくない!」
「稼げる大人になってほしい!」
古今東西、時代を問わず、親に共通する悩みの1つが、
「子どもにもっと勉強してほしい……」ということ。
「遊んでばっかりいないで、もっと勉強しなさい!」
「あのころもっと勉強しておけばよかった……」、
あなた自身、自戒の念を込めて、子どもに諭しているのだと思います。
しかし、子どものためを思って言えば言うほど、
子どもが言うことを聞かなくなっている気がする……
子どもがやる気を失っている気がする……
そんなふうに思っていませんか?
「どうしたら、自分から勉強するようになるんだろう」
「できれば、勉強好きな子になってほしい!」
そんなあなたの願いを叶える1冊が刊行されました。
ベストセラー『勉強にハマる脳の作り方』(フォレスト出版)の著者、
篠原菊紀氏が、最新の脳科学と臨床心理学を交え、
あなたの子どもを勉強好きにするノウハウを公開します!
「どうすれば、うちの子は勉強するようになりますか?」
このページに来ていただき、ありがとうございます。あなたのお子さんは何歳ですか?
0歳? 幼児? 小学生? 中学生? 高校生ですか?
本書の主たるターゲットは、0~18歳までのお子さんをもつ方です。
私は本書の著者、諏訪東京理科大学教授の篠原菊紀と申します。
日夜、私たち人間の「脳」について研究しています。
以前、長年の研究結果をもとに、
『勉強にハマる脳の作り方』(フォレスト出版)という本を出版しました。
おかげさまで多くの方から反響をいただき、ベストセラーとなりました。
そのせいか講演をするたびに、
お子さんをもつ親御さんたちからこう質問される機会が増えました。
「うちの子が、全然勉強しないんです……」
「うちの子は、どうすれば勉強するようになるでしょうか?」
「どうすれば、うちの子は集中力がつくでしょうか?」
「記憶力をつけさせる方法は?」
「志望校に合格させたいのですが……、どうすればいいでしょうか?」
「うちの子がほかの子より勉強ができないんです……」
ゲームのように勉強にハマる!
なぜ子どもは勉強をしないのでしょうか?その答えは簡単です。
人間の脳は、残念ながら、「気がついたら」勉強をはじめてしまっている、
「自然に」勉強をしてしまう、というようにはできていないからです。
呼吸、給水、食事のように自動的に欲求が起こり、
それを自動的にしてしまうようにはできていません。
人の脳にとって、勉強は、
いまだ不自然極まりない行為の1つなのです。
こう言うと、がっかりされてしまうでしょうか?
いえ、ちょっと待ってください。
そうであっても、子どもの脳を、
「自然に勉強してしまう」方向に導くことはできます。
たとえばゲーム好きの子が、ついゲームをしてしまうように。
テレビ好きの子が、ついテレビを見てしまうように。
ケータイ好きの子が、ついケータイを使ってしまうように。
私は、多チャンネル近赤外線分光法(NIRS)という機械を使い、
年中脳活動を調べています。
パチンコ、ゲーム、ミクシー、ツイッターなどなど、
いわゆるハマりやすい行為での脳活動も調べています。
そこで浮かび上がってくる「ハマりの仕組み」、
つまり、「夢中になる仕組み」を利用すれば、
ゲームや遊びやSNSについハマってしまうように、
子どもが勉強を好きになり、自分から机に向かいだすように、
その確率を高めることはできます。
実は、「子どもが勉強をする」ようになることは、
子どもの脳の問題ではありません。
子どもの脳と親の脳の「間(あいだ)」の出来事なのです。
残念ながら、親自身が、子どもの脳が
勉強に夢中になるのを邪魔している場合もあるのです。
わが子が勉強好きになるようにしようとしているのに、
かえってわが子を勉強から遠ざけてしまっていることもあるのです。
この本では、「脳科学」や「臨床心理学」の知識を活用し、
親子の「間」を操作し、親が邪魔することなく、
わが子が勉強に夢中になることをめざします。
「子どもに勉強してもらいたい!」
「自分の子どもをほかの子より劣らせたくない!」
「集中力をつけてあげたい!」
「記憶力をつけてあげたい!」
「テストの点数を上げさせてあげたい!」
「志望校に合格させてあげたい!」
などお考えの方には、きっと役に立つはずです。
※本書は、2010 年1 月 に小社より刊行された『子供が勉強にハマる脳の作り方』を改題および最新データにもとづき加筆・再編集したものです。
目次
まえがきプロローグ うちの子はどうしたら勉強するようになるの?
第1章 わが子がゲームみたいに勉強に夢中になる!
~脳が勉強にハマる仕組み
第2章 わが子が勉強せずにはいられなくなる!
~知っておきたい 子どもの「脳のクセ」
第3章 わが子の「集中力」「やる気」をアップさせる!
~脳科学と臨床心理学でわかった!「集中力」と「やる気」のつくり方
第4章 わが子の「記憶力」をアップさせる!
~脳科学でここまでわかった!強い「記憶」のつくり方
第5章 わが子が「目標達成」しだす!
~脳科学でわかる成功する「未来の記憶」のつくり方&「勝負力」の鍛え方
あとがき
著者について
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公立諏訪東京理科大学 情報応用工学科教授(応用健康科学、脳科学)、地域連携研究開発機構 医療介護・健康工学部門長、学生相談室長。
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東京大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。
多チャンネル近赤外線分光法(NIRS)を使って、「学習している時」「遊んでいる時」「運動している時」など日常的な脳活動を調べている。
フジテレビ「とくダネ!脳活Johnny」「今夜はナゾトレ」、BSフジ「クイズ!脳ベルSHOW」、NHK「チコちゃんに叱られる」「子ども科学電話相談」「あさイチ」、日テレ「頭脳王」、SBC「モーニングワイド・ラジオJ」などで解説や監修を担当。 アミューズメント産業、教育産業、介護予防事業などとの共同研究多数。
ベストセラー『勉強にハマる脳の作り方』『一生クビにならない脳』『ニューロマーケティング入門』『子どもが勉強好きになる子育て』(すべてフォレスト出版)、「高齢ドライバー脳活ドリル」(二見書房)、「もっと! イキイキ脳トレドリル」(NHK出版)、「クイズ! 脳ベルSHOW 50日間脳活ドリル」 (扶桑社ムック)、「「すぐにやる脳」に変わる37の習慣 」(KADOKAWA)、「ナンプレシリーズ」(永岡書店)など著書、監修多数。
オフィシャルホームページ「はげひげ」の脳的メモ http://higeoyaji.at.webry.info/