『2010年5月6日、NYダウが一時的に1000ドル急落』
あなたは、この事実を知っているでしょうか?更に、この話は続きがあり、
『ごく短時間にこの1000ドル近くも下がって650ドル以上も買い戻される』
という、最近の米国の企業業績やマクロ経済環境から見ても、
とても説明できない事態となりました。
これこそ、アブストラクトなのです。
~2010年、デフレ経済からアブストラクト経済へ~
この本の帯のキャッチコピーとなっている言葉、
本書が紹介しているのは、今の世界経済を襲っている新しい概念なのです。
そして、このことに気づいていないとしたら、
これからあなたは資産を守れなくなるのです!
アブストラクトとは、
「抽象的な」「あいまいな」という意味です。
つまり、価値のありそうなものが価値を失ったり、
価値の無さそうなものが価値を持ったりするのです。
今回の話のもとは・・・
もとは、金融界の大物の発言
「昔のように債券株式、ファンドを売買しても手数料が限りなく安くなって儲からなくなってきている。
だからウォール街の連中も考えた。
価値がはっきりわからないものを売れば
手数料をいくら取ってもわからないので大儲けできる」
こう言ったのは、著者の友人、アーネスト・ケッパー氏でした。
彼はもともと米国ウォール街の名門投資銀行EFハットンで
債券のトレーダーとして活躍し、
その有能ぶりから、後に世界銀行にヘッドハンティングされ、
アフリカ、中東、中南米、アジアなどの発展途上国に融資する
国際金融公社(IFC)の日本次席代表として日本にやってきたのです。
彼の日本にいる各国大使との人脈は凄いもので
大使なら誰でも紹介できるという“金融界の大物”です。
彼はまたこのようにも言っています。
「リーマン・ショックがなぜ起こったかわかるかい?
世の中がアブストラクトな時代に突入していることを証明しているのさ!」
ところで・・・
ところで、“アブストラクト経済”とは何か?
“アブストラクト経済”とは一体、なんなのでしょうか?たいていの方はこの言葉はわからないと思います。
上にも書いたように、
アブストラクトとは「抽象的な」という意味です。
価値があるモノが、
具体的(リアル)なものから、抽象的(アブストラクト)なものへ
皆様も言われてみれば実感されるかも知れません。
つまりは、より抽象的なものが、価値を持つということです。
そして、
- これは、単なるデフレとは全く違うのです!
- これは、もうすでに始まっているのです!
- これは、デフレ先進国の日本では特に顕著なのです!
今の経済はどんどんアブストラクト化が進んでおり、
その変化に気づきアブストラクトなビジネスや資産に投資した人が
儲けはじめているのです。
だから・・・
だから、こんな人に読んで欲しい!
このアブストラクト化はもうすでに始まってます。であるからこそ、
- 将来、どうやって資産を守ればいいのかわからない
- これからの世界経済が不安
- 株式、投資信託などに投資している
- 不動産をどうすればいいか悩んでいる
- いまやっているビジネスの将来が不安
- 新しい時代の勝者になりたいと思っている
…という方は、すぐにでも読んでください!
この本を購入いただくことは、
あなた次第で何倍、何十倍、何百倍ものリターンが
返ってくる投資となるでしょう。
著者について
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国際金融コンサルタント、経済評論家。スガシタパートナーズ株式会社代表取締役社長、立命館アジア太平洋大学学長特別顧問。立命館大学経済学部卒業後、大和証券入社。
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<1974年~1983年>
世界最大の証券会社メリルリンチに入社。ニューヨーク本社での研修後、メリルリンチ東京支店にて事業法人及び機関投資家の資金運用担当。メリルリンチ時代には、世界トップクラスの成績を上げた社員が招待、表彰されるクラブ Chairman,s Club、Million Dollar Producer,s Club のメンバーに選出される。
<1984年~1989年>
米国の名門投資銀行キダー・ピーボディに入社。事業法人担当最高責任者に就任、大手企業の金融・財務戦略担当チームを指揮する。
<1989年~1998年>
ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント株式会社に入社。機関投資家・年金及び政府系資金の財務戦略及び政策提言に関する担当の最高責任者に就任。1991年より代表取締役社長に就任。
<1998年~現在>
内外の金融機関、新興企業、ベンチャー企業のコンサルタントや金融顧問を務め、「経済の千里眼」の異名をとり、政財界に多くの信奉者を持つ。
著書に、ベストセラーになった『世界のマネーは東へ動き出した!』『2011年まで待ちなさい!』『2020年の教科書』『アブストラクト化する世界経済』『2011年の衝撃!』『3.11 後、日本人はどう生きるべきか?』『世界のお金持ちはどこへ投資しているのか?』『ウォールストリート式 年収1億円の条件』『2014年の大転換』『2014年、平成の大相場がやってくる!』(すべてフォレスト出版)、『新しいお金の流れに乗りなさい』(徳間書店)、『日本株で20年に一度の大波に乗る方法』『不動産投資でこう儲けなさい!』(すべて青春出版)など多数。