「独立したい!」と思ったら、まずこの本から始めましょう
「社会人として十分に経験を積んだ」「そろそろ自分の可能性を試してみたい……」
自分の力で新しいビジネスを始めることは
人生最大のイベントであり、当然ですが、
それが成功するかどうかによって
その後のあなたの人生は大きく異なってきます。
本書は、独立・起業を考えている人向けの入門書として書いたものです。
初めて事業をするとなると、本来の業務だけでなく、
店舗・事務所などの契約をはじめ、資金調達、マーケティングと広告・宣伝、
営業活動、会社設立、従業員の採用、経理・申告など、
あなたがこれまで経験したことのない、数多くの業務をこなさなければなりません。
経験したことのない業務を無難にこなすには、事前の情報収集や学習、準備が欠かせません。
新規開業者向けのセミナーに参加したり、起業した先輩の体験談を聞いてみるのもよいでしょう。
経験者の話を直接聞いて、ナマの情報が得られれば、大いに参考になるかと思います。
もっとも、自分の身近に体験談を話してくれる人がいるといったケースは限られてくるでしょうし、
人から聞く話はどうしても断片的な情報になってしまいがちです。
そこで、起業に必要な知識を網羅した本を読んで、
起業とはどういうことで、何が必要になるのかといった全体像を
理解しておく必要があります。
「独り立ちして稼ぎたい」人の必修知識を教えます!
まず第1章「はじめの一歩を踏み出す前に」では、独立・起業を思い立ったときから会社を辞めるまでの流れについて解説します。
ここではあなたが、サラリーマンのほうが向いているのか、
独立してもやっていけるのかが重要なポイントになります。
つづく第2章「事業プランと資金計画の立て方」は、
事業コンセプトをどう設定するのか、資金調達の方法など、
独立・起業にあたってもっとも重要なところです。
そして第3章「開業に向けた具体的な準備」は、
事業を始める前までに決めておきたい、やっておきたい諸項目をとりあげています。
第4章「独立1年目の売上アップ術」は、
売上を増やすためのマーケティングや営業についての基本的な説明をします。
売上がないと事業をつづけることができなくなりますので、
起業にあたってもっとも重要なことの1つです。
そして、個人で事業をやる人は
第5章「個人事業はこうして始める」を、
また、会社をつくって事業をやる人は
第6章「株式会社はこうしてつくる」を読んでください。
どちらか迷っている人は、まずは個人事業で始めることをおすすめします。
個人事業で始めたのち、いつでも会社組織に変更できるからです。
さらに、従業員を雇うことを考えているのであれば、
第7章「従業員を雇うときの実務」程度の知識は備えておいてください。
第8章「経理のやり方と節税ポイント」は、
起業する人すべてにとって最低限必要な知識です。
独立・起業の「?」が全てクリアになります!
「起業するのって難しそう……」そんなイメージでせっかくの独立のチャンスに対して
躊躇している人はいませんか?
本書を読めば、そんな思いはスッキリ解決されます!
「豊富な図表」と「わかりやすい解説」で、一度読んだだけで、
独立から起業までのの基礎知識がしっかりと頭に入っていきます!
この1冊さえあれば、あなたはもう、りっぱな事業主です!
★本書の内容は2012年7月時点の情報をもとに作成しています。
著者について
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公認会計士・税理士。
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アーンスト・アンド・ウイニー会計事務所、監査法人を経て独立。
現在、高橋会計事務所代表。経理・財務・税務の指導ほか、中小企業の経営コンサルティングを行う。独立・起業の支援から節税対策、資金繰り、税務調査など、経営全般を強力にバックアップする、経営者のパートナーとして評価が高い。
わかりやすい経営アドバイスに定評があり、全国で講演会を数多く実施(国際会計教育協会、税理士会支部、税務研究会、銀行関連会社、商工会議所など)。 著書に『小さな会社の節税アイデア160』『個人事業の節税アイデア115』『小さな会社にお金を残す節税の法則』『儲かる会社に変わる本 小さな会社が大きく稼ぐための110のアイデア』(いずれもダイヤモンド社)、監修書に『個人事業のはじめ方と運営』(ナツメ社)、『フリーランス・個人事業の青色申告スタートブック』(ダイヤモンド社)など多数。