これだけはシリーズ定番の「相続・贈与」の新版が誕生しました。「多死社会」と呼ばれる日本では、今後高齢化にともなって亡くなる親世代が確実に増えます。それと同時に相続のトラブルも不可避でしょう。ぜひ前もって本書を読んで準備することをおすすめします。

POSTED BY寺崎
絶対にもめないように早めの対策を!
親が亡くなってから、遺族の間で遺産相続や配分に関するトラブルが
発生するケースは少なくありません。
たとえ遺産が少なく相続税がかからなくても、
何らかのもめごとは起こります。
高齢化社会が進むなか
70代以上の親を持つケースが多いでしょう。
高齢の親を持つ60~70代の人もいるかもしれません。
相続に関するトラブルは、
遺言書があればいいというものでもありません。
たとえば特定の人に多く分け与えるような内容の遺言の場合。
いくら「遺言書が優先される」といっても
納得できない遺族が必ず出てきます。
遺言書の問題だけではありません。
「そもそも相続税は誰にいくらぐらいかかるのか?」
「遺産がいくらぐらいあれば税金がかかるのか?」
「生前贈与などの方法はどうすればいいのか?」
「誰がいくら相続するか、もめそう……」
・・・相続・贈与にまつわる悩みはつきません。
相続税の問題も深刻です。
遺族が生活に不自由していなければ
金銭トラブルも少ないでしょうが、この景気です。
ここに親の介護問題が絡めば
相続税は絶対ムダにはできないのです。
親が高齢になり判断力も衰えてからでは
的確な相談もできません。
遺族も高齢化します。
だから、まだ親が元気なうちに
対策を立てておくべきなのです。
「まだ親も60代で元気だから、今から相続の話をするのは……」
「そもそも、うちにはそんな財産はない」
「私は結婚して家を出ているから相続は関係ない」
そんなふうに考えている人は少なくないでしょう。
実際に、親も子も元気だと
相続の話など持ちかけづらいものです。
しかし、いざとなってからでは遅いのです。
なるべく早いうちに
生前贈与も含めた財産分割の話をしていくべき
というのが今の時代の常識となりつつあります。
本書はそのためのノウハウをあますところなく解説しました。
遺族がいがみ合うのは哀しいもの。
大いに参考にしてください。
本書の構成
プロローグ 相続・贈与に見て見ぬふりをしていると……第1章 まず知っておきたい「相続」のしくみ
第2章 相続税はどんな税金か知っておこう
第3章 相続に活かしたい「贈与」のしくみ
第4章 相続財産の「財産評価」をしてみよう
第5章 相続税はこうして計算する
第6章 税金を安くする相続税対策の立て方
著者について
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1954年、東京生まれ。公認会計士、税理士。
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中央大学卒業後、大手監査法人に入社。1983年、梅田公認会計士事務所を設立。
企業における幅広いコンサルティング活動を精力的に行なう。約250社の中堅・中小企業並びに外資系現地法人に対し、財務指導から税務実務まで幅広いサポートを続けている。
2004年、企業に対するサービスをよりスピーディに行なうため、社会保険労務士、司法書士との合同事務所「キャッスルロック・パートナーズ」を設立。さらに2006年、税務部門を税理士法人として新たなスタートを切った。
主な著書に、『わかる! 国際会計基準』(ダイヤモンド社/共著)、『「原価」がわかれば儲かるしくみがわかる!』(ナツメ社)、『決算書は「直感」で9割読める』(PHPビジネス新書)、『経費で落ちるレシート・落ちないレシート』(日本実業出版社)、『マンガでわかる 親子で読む 絶対もめない!相続・生前贈与』(実業之日本社)、『これだけは知っておきたい「税金」のしくみとルール』(フォレスト出版)、『イチからわかる!「会計」の基本と実践』(すばる舎)など多数ある。
[梅田公認会計士事務所]ホームページ
http://www.ume-office.com/
[キャッスルロック・パートナーズ]ホームページ
https://www.sosapo.org/lp/castle_rock/" target="_blank">