トヨタの人材育成研修担当として、トヨタの全世界数万人のホワイトカラー社員に普及させた著者の渡邉さんが、「自工程完結」という伝統的な概念を体系立てて、実践しやすく8つのステップにまとめたメソッドは、業種や職種を問わず、全ビジネスパーソンに役立つはずです。本書は、トヨタが世界一効率化している企業である理由がわかると同時に、その重要エッセンスが体得できる、超お得な1冊です。
POSTED BY森上
「ムダな作業」と「やり直し」をなくし、
「スピード」と「質」の両立を実現!
トヨタ社員だけが知っている超効率仕事術
「早く帰りたいのに、なかなか帰ることができない……」「仕事が思うように前に進まず、溜まっていく一方……」
そんな残業を生み出してしまう
2大原因が存在します。
それは、
【ムダな作業】
【やり直し】
です。
プロセスにムダがあったり、
ムダな作業をしていたり、
ミスや勘違い、確認不足によるやり直しがあったり……。
これらが原因で、
想定以上に時間がかかってしまい、
帰る時間が遅くなるわけです。
そんな
「ムダな作業」や「やり直し」をなくし、
「スピード」と「質」の両立を実現する
超効率仕事術を公開したのが本書です。
本書でお伝えする「超効率仕事術」は、
トヨタに長年継承されてきた概念
「自工程完結」がベースとなっています。
トヨタの全世界数万人の
ホワイトカラー社員に普及させた著者が、
「自工程完結」という伝統的な概念を体系立てて、
8つのステップにまとめたメソッドです。
職種・業種を問わず、
誰でも実践できるものになっています。
効率化が求められている
全ビジネスパーソンに役立つ1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。第1章 トヨタ社員だけが知っている「超効率仕事術」とは?
トヨタに息づく「自工程完結」とは何か?
ホワイトカラー向け「自工程完結」が生まれたきっかけ
ホワイトカラー向け「自工程完結」の誕生
「目的地」「最短ルート」「到着時間」を確認・準備する
ミスばかりだった新入社員に起こった劇的な変化
「自工程完結」をベースにした「超効率仕事術」
「超効率仕事術」で何が変わるのか?
第2章 プロセス&スケジュールをつくる
Step1 仕事の目的とアウトプットを考える
「やり直し」になるかどうかは、依頼されたときの答え方で決まる
仕事を始める前に、必ず考えなければいけないこと
「つくるもの」「やること」がわかっていれば、仕事はうまくいく!?
「普通」には、人それぞれの「普通」基準がある
依頼主への確認は必須
仕事の「目的」と「目標」の違い
不十分なアウトプットをつくってしまう人の共通点
ミスする人が忘れていること
「最高のアウトプットを出す」は、本当に正しいか?
「最高」を追求するデメリット
アウトプットを考える際の最重要ポイント
アウトプットの種類は2種類
アウトプットが曖昧になっていないかをチェックする最強ツール
アウトプットを間違えている人が9割
「正しいアウトプットを考える」ための2つのチェック方法
「前回もやっていたから、今回もやる」は、改善にブレーキをかける
そのアウトプットは本当に必要か?
仕事を始める前の「安心感」がアップする簡単な方法
アウトプットが曖昧なまま、人に依頼するときの対処法
Step2 大まかな実施事項をリストアップしてスケジュールをつくる
思いつく作業から仕事していませんか?
最短プロセスをつくるための第一歩
今までどおりのプロセスに引きずられない
効率を最大化する「実施事項の順番」
順番を事前に考えておかないと発生するデメリット
スケジュールは、後ろからつくる
逆算スケジュールが、あらゆる対策を教えてくれる
実施事項以外に、スケジュールに入れておきたいこと
Step3 大まかな実施事項を作業レベルまで分解する
ついつい後回しにしてしまう仕事の共通点
「分解」の威力z
実施事項を分解するときのコツ
「どう分解すればいいかわからない」ときの対処法
作業には、必ず理由がある
Step4 分解した作業が完了したときに、どんな状態になっていればいいかを考える
ミスが起こりやすい要注意の瞬間
作業の完了状態を定義する
誰でもわかる「作業完了」基準をつくる
不明確なチェックポイントが引き起こしたミス
人を責めるな、仕組みを責めろ
ミスを防ぐ仕組みのつくり方
いいチェックポイント、悪いチェックポイント
Step5 作業をするために必要な「物」「情報」を考える
予想外のムダや手間が発生する原因
作業をするには何が必要?
「時間」「場所」の確保は、仕事を進める最優先事項
「情報」も重要な準備物
準備物の抜け・漏れを防ぐ方法
必要な物や情報は必ず用意しなければならないわけではない
詳細なプロセスをつくる大切さ
第3章 人を巻き込んで、さらに効率を上げる
Step6 作業の役割分担を考える
自分一人でやりきる人が「できる人」という幻想
問題はすでに浮き彫りになっている
人の力を借りる前に求められる重要なエッセンス
人に任せる仕事の内容基準
成果の良し悪しは依頼の仕方で9割決まる
依頼相手から思いどおりのアウトプットが出てこない原因
なぜあの人は、まわりの人の協力を得られるのか?
スケジュールはどんどん修正する
Step7 関係者にプロセスとスケジュールを共有する
人に見てもらうことで、プロセスやスケジュールはもっと良くなる
プロセスとスケジュールを共有するメリット
上司や関係者からの無用なプレッシャーがなくなる
アドバイスや指摘を最大限生かす方法
その場で修正したほうがいい2つの理由
超効率的に仕事が進む報連相の理想のタイミング
進捗報告のタイミングが決まったら、その場ですぐやるべきこと
Step8 スケジュールの進捗管理
スケジュールをただの「目安」にしていませんか?
スケジュールに遅れが出たときにまずやるべきこと
トヨタの原因探し
トヨタのスケジュール挽回&再発防止策の土台
スケジュールが常に遅れ続ける人、挽回できる人の違い
遅れの挽回策を考える
一人で挽回が難しいとき、「悪い知らせほど、すぐに報告」
「バッドニュース・ファースト」を使うときの前提条件
協力者が見つからず、遅れの挽回が難しいときの対処法
見直し案を考えたときに必ずやるべきこと
事前の合意をしないまま、遅れと低いアウトプットを出した人の顛末
第4章 次の仕事へつなげる仕事術
仕事が終わったあとは、絶好の成長タイミング
プロセスやアウトプットを反省し、改善点を考える 次の仕事をラクにこなすための秘策
仕事中にしか気づけないポイントが存在する
ルーティン仕事を効率化するおすすめツール
職場全体の効率化のためにできる超シンプルなこと
著者について
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業務効率化コンサルタント。
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宮城県仙台市生まれ。東北大学文学部卒業後、トヨタ自動車入社。5年間、トヨタの海外事業体の人材育成に携わり、「トヨタの問題解決」や「自工程完結」を全世界約100事業体に向けて教育。特に、「自工程完結」の考え方は、長年概念として受け継がれてきたものを初めて体系立てて、整理し、社内テキストの執筆や研修講師として全世界の事業体に普及させた実績を持つ。研修対象は、日本国内のトヨタ事技系社員だけで2万人以上。海外事業体を含めると、数万人を超える。
その後、本人が一番やりたかったレクサス企画部に異動し、3年間商品企画を担当。仕事内容が全く異なる中でも、「自工程完結」メソッドを実践し、通常1車種担当の中、2車種を任されるが、残業時間は会社規定の360時間の中で収めて、数々の実績を出す。
2016年12月にトヨタを退社し、業務効率化コンサルタントとして独立。中小企業やベンチャー企業の経営者向けに業務効率化のコンサルティングを行ない、効率化により社内のミスやムダをなくし、残業時間の短縮、コスト削減や売上アップに貢献。また、一部上場企業から中小・零細企業のビジネスパーソン向けに、「超効率仕事術」のセミナーや社員研修を行なっている。