1967年生まれ。1990年筑波大学第三学群基礎工学類変換工学卒業後、野村證券入社。個人投資家向け資産コンサルティングに10年、機関投資家向け日本株セールスに12年携わる。野村證券在籍時より、『会社四季報』を1ページ目から最後のページまで読む「四季報読破」を開始。20年以上継続中で、100冊以上を読破。同時に『日経新聞』を読み込み、ポイントを話し合う「日経新聞・読み合わせ会議」を主宰。独自の読み方と記事の切り抜きを20年以上継続中。
2013年野村證券退社。2014年四季リサーチ株式会社設立、代表取締役就任。2016年複眼経済観測所設立、2018年複眼経済塾に社名変更。2017年3月には、一般社団法人ヒューマノミクス実行委員会代表理事に就任。テレビ・ラジオなどの投資番組に出演多数。「会社四季報オンライン」でコラム「四季報読破邁進中」を連載。『インベスターZ』の作者、三田紀房氏の公式サイトでは「世界一『四季報』を愛する男」と紹介された。
著書に『会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方』(東洋経済新報社)、『「会社四季報」最強のウラ読み術』(フォレスト出版)、『10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート』(KADOKAWA)、『プロ投資家の先を読む思考法』(SBクリエイティブ)などがある。
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※
『株式投資で成功する人だけが知っている3つの法則』中野稔彦著
はお手元に紙の書籍でお届けします。
それ以外のコンテンツについては
オンライン上での視聴となります。
「こんなふうに記事と記事がつながっていくんだ」 「こんな小さな記事から、こんな想像ができるんだ」 「世界はこんな転換期を迎えているんだ」 と、まるで謎解きのように記事から記事へと展開していきます。 著者は証券マン時代から20年以上、この独自の読み方で 機関投資家を相手に仕事をしてきた人物。 投資家の方だけではなく、ビジネスパーソンにとっても大変役に立ち、 就活生なんかも、この読み解き方を知れば、 どこの会社でも入れるのではないかと思います。
POSTED BY稲川
View More「会社四季報」の達人が教える「日経新聞」のすごい読み方
「会社四季報」をすみからすみまで読みつくす著者のもう1つのすご技に、
「日経新聞」の独自の読み方がある。
毎朝、紙面をすべて読みつくし、使える記事を切り抜き、重要な箇所に赤線を引いていく。
著者はこの作業を30年近く継続している。
「日経新聞」を投資やビジネス、社会人の常識として読む人は多い。
しかし、なにげなく読み過ごしてしまう記事の中には、実は情報が多く隠されている。
そして、記事1つひとつの点を線につなげていくことによって、
投資のヒントや世の中の大きな変化を示していることに気づく。
本書は、著者独自の「日経新聞」の読み方を通じて、
市場はどう変化しているのか、世界はどう動いているのか、そして日本の未来はどうなっていくのかを、記事から読み解いていく。
・世界のEV市場はどうなっていくのか?
・半導体戦争で日本の位置づけはどうなっていくのか?
・世界の情報戦の意味するところは何か?
・AIは本当に市場を制するのか?
・宇宙ビジネスはどんな段階に入っているのか?
・人口増や人口減は市場にどんなインパクトを与えるのか?
・インバウンドはコロナ以前とコロナ後ではどう変わっているのか?
・日本が目指す観光立国の本当の意味とは何か?
・異常気象は私たちの生活にどう直撃しているのか?
・Z世代の活躍から未来をどう考えるのか?
・日本のマイナス金利解除で日本はどうなっていくのか?
・少子化と移民の問題は日本の国力にどう影響するのか?
・景気循環サイクルから大きな変化は読み取れるのか?
・イスラエルのパレスチナ侵攻で反ユダヤ主義が台頭する世界とは?
・ユダヤマネーはこれから先、どこへ向かうのか?……など
「日経新聞」を読み解くだけ、以上のようなことがわかってくる。
そして、世の中の変化を即座につかむことによって、
市場の変化を予測し、10倍株(テンバガー)を見つける眼力を鍛えることもできる。
そうした眼力を鍛えていただくために、本書は記事の見出しから何が読み解けるかといった「Q&A」方式で構成している。
「日経新聞」の流れるような記事の変遷に、本紙の面白さがわかるはずだ。
ぜひ投資に、ビジネスに、就活に大いに活用していただきたい。
目次
はじめに
第1章 日経新聞はこう読む——独自に生み出した読み解き術
●日経新聞はなぜ投資に必要なのかを実感した証券マン時代
●ただ目を通すだけにせず情報を正確な視点でとらえる
●日経新聞を読み込む3つの視点
●誰もが見る記事にこそテンバガー(10倍株)を見つけるヒントが隠されている
●日経新聞の紙面構成を把握する
●新聞は後ろから読んで、記事から投資のポイントを探す
第2章 世の中の大きな変化をつかむ「キーワード読み」
●日経新聞のキーワード探しから世の中の大きな変化を知ることができる
●EVは本当に脱炭素化に寄与するのか
●人口増が市場に与えるインパクト
●これからの世界の主導権を握る「半導体」の正体を読み解く
●世界の戦略から見えてくる日本が原発を選んだ理由
●コロナ後のインバウンドは日本の産業界を変えるのか
●観光立国とは何か。「大阪・関西万博」誘致の真の狙い
●日本列島が変わる!? 2033年には都市が一変する
●スパイたちの「情報戦」はまさに世界で起こっている
●異常気象が当たり前となった世界でとらえるべき視点
●人は常に新しいものに飛びつく生き物である
●「AIが市場を制する」とは違う視点が新たな市場を生み出す
●世の中のあり方を変えるものに注目し、その先の社会の姿を想像する
●キーワードから自分なりの「投資テーマ」を考える
●デフレ脳からインフレ脳へ。東証の改善要求から時代の先を読む
●日本経済が変わる。ついにマイナス金利が解除された意味
第3章 景気循環のサイクルで時代の変化を読む
●経済の歴史は繰り返し、そして成長を遂げていく
●ある企業の株価から、すでに日経平均4万円超えはセットされていた
●サイクル論から企業の未来を予測する
●サイクル論が示すデフレの終焉とデフレ企業
●コンドラチェフサイクルにピタリとはまった、ある業界の変遷
●コンドラチェフの波で宇宙開発はまさに大周期を迎えている
第4章 日経新聞から政治経済の大局を読む
●日本の国力を担う「少子化問題」と「移民政策」
●世界の富は誰が握っているのかが見えてくる驚愕的な数字
●米国は変わるのか。国をけん引していくZ世代の祈り
●イスラエル・パレスチナ衝突で米大統領が対立。反ユダヤ主義が世論を変える
●米国を支配するユダヤマネーに民主主義がぐらつき始めている
●新聞紙上から読み解くユダヤ資本の巧みな動き
●ユダヤマネーはこれから先、どこに向かうのか?
第5章 テンバガー(10倍株)を探す投資観を鍛えるために
●先行指数の先の先を想像することがテンバガーを見つける条件
●身近なもの、興味のあるものにテンバガーのヒントが隠されている
●今から注目しておくと結果的にテンバガーになっている株を探せ
●時代はすでにZ世代が握っている
●あるスーパーサイクルに想像を超える世界がやってくるかもしれない
●ヘゲモニーサイクルへの突入か!?「金」の年に日本の大転換が始まる
おわりに
この本は、著者が主催する「四季報ワークショップ」を実際に受講して得たウラ読み術のエッセンスをまとめたものです。これまで四季報のどこを読んでいいかわからなかったのですが、たった5つのブロックだけで、これだけの情報が得られるということに、驚きと楽しさを感じました。そんな臨場感を味わっていただければと思います。
POSTED BY稲川
View More20年以上、会社四季報を読破し続ける達人が教えるウラ読み術
2000ページ以上ある会社四季報を
隅から隅まで読むプロが、その読み方を解説します。
会社四季報は全部で14のブロックに分けられていますが、
そのうちの5つのブロック(ABEJN)を中心に読むことで、
4つのことを知ることができます。
1.企業を知る
2.企業の歴史を知る
3.企業の今を知る
4.企業の未来を知る
そして、会社四季報を通して
「企業の健全性」「企業の継続性」「企業の成長性」を
さまざまなコメントや数字から読み取っていきます。
以上、5つのブロックから、次のようなことがわかってきます。
●Aブロック
このブロックは企業の自己紹介とも言えます。
とくに【特色】欄を読み進めていくうちに、
企業の変化がわかり、企業の強みも見えてきます。
投資をしない方、就職活動の学生にもお勧めの読み方です。
●Bブロック
大きな特徴は、アナリストではなく記者の目を通じて
記されている【コメント】欄です。
ここにはポジティブワードやネガティブワードが現れ、
こうした定性評価から企業の健全性を知ることができます。
●Eブロック
ここではキャッシュフローの数字から
企業の健全性や継続性を知ることができます。
自己資本比率、PBR、キャッシュフローなどの見方を解説します。
●Jブロック
見るべき数字は「売上高」と「営業利益」の2つ。
売上高で企業の成長性を測り、
営業利益で企業の稼ぐ力を測ります。
●Nブロック
最後にチャート分析とバリエーションになります。
チャートは細かく分析する必要はなく、
PEGとPSRというバリエーションを判断材料としていきます。
ここでの注意点は、けっしてPERで判断しないこと。
株価が割安か割高かでは、伸びる企業は探せません。
以上の5つのブロックを知るだけで、
あなたもテンバガー(10倍株)を見つけ出すことが
できるようになるかもしれません。
四季報のウラ読み術は、
あの3大投資家の1人、ピーター・リンチも
同じような考え方を持っていました。
相場がブルであろうとベアであろうと、
成長する企業は、会社四季報にある約3700社のうちに
必ず存在するのです。
この本で、あなたの投資観が一変するかもしれません。
目次
第1章「会社四季報」は、世界でも類を見ない独自視点から生まれた
投資家に限らず、ビジネスパーソン最大の武器「会社四季報」
世界に類を見ない上場企業の情報誌の3つの強み
私が四季報を読破するきっかけ
まずは「証券コード・社名」欄を眺めてみる
4冊目の四季報読破で成長株を見つける
銘柄コードの一定の番台に固まっている大化け株
読み込むことで企業のイメージを深化させる
四季報を読んでいくとわかる4つの「知る」
第2章「会社四季報」を読み始める前に知っておきたい裏ワザ
「会社四季報」に入る前に身につけたい指標感覚
「会社四季報」に入る前に身につけたい独自の視点
ミクロの積み重ねでマクロな全体が俯瞰できる
妄想が企業や事業を動かしている
気づきが大きな転換点を示唆している
バイアスがかかっていない記者の情報
「市場別決算業績集計表」で市場の平均をイメージする
各業種の成績と言える「【業種別】業績展望」
世界最大の投資家、ピーター・リンチと四季報活用
リンチが唱えたテンバガー株(10倍株)
リンチが教える投資法と四季報のウラ読み術
第3章 5つのブロックだけを見る、「会社四季報」ウラ読み術
「会社四季報」ここだけ見ればいい5つのブロック
◆Aブロック(証券コード・社名)のウラ読み術
正確な企業情報を確認しよう
【特色】欄からわかる、私たちに身近な企業
【特色】欄に書かれたポジティブワードを見逃がすな
◆Bブロック(業績予想記事・材料記事)のウラ読み術
2つのコメント欄から直感で会社の展望を嗅ぎ取る
記者のコメントを読んで、メッセージ性を感じ取る
自分なりの視点でキーワードに注目しよう
コメントからの定性評価で企業の成長性がわかる
◆Eブロック(株式・財務・キャッシュフロー)のウラ読み術
自己資本比率から企業の健全性を測ろう
PBRから企業の健全性を測ろう
キャッシュフローから企業の健全性を測ろう
◆Jブロック(業績)のウラ読み術
見るべき数字は売上高と営業利益だけでいい
企業の成長性を判断してみよう
◆Nブロック(株価チャート・株価指標)のウラ読み術
チャートはあくまで方向性を見るだけでいい
PERを割安かどうかで考えると間違える
株価が高いか安いかよりも大事な「カタリスト」
PEGとPSRという指標と期待値を両立させるバリエーション
PER、PEG、PSRの3つの指標から市場評価をしてみよう
比較するときのスクリーニングはネットが便利
四季報で経済活動のビッグ・ピクチャー(大局)を見る
第4章「会社四季報」で過去から今を学び、今から未来の仮説を立てる
「過去から今」を学ぶ四季報活用法
「モノづくり」を牽引してきたホンダとソニーから現在のトレンドを探る
国内生産にこだわるファナックの気骨
和歌山一貫生産で世界に輸出する島精機製作所
日本電子材料もモノづくり再構築を志向
現在から未来への仮説「ジャポニズム時代」の再来
リーバイスが「メイド・イン・ジャパン」で需要喚起
ヒューレットパッカードの「メイド・イン・ジャパン」へのこだわり
フランスを中心に欧州で起こった「ジャポニズム」の歴史を振り返る
東インド会社が「ジャポニズム」を世界に広めた
アメリカの「ジャポニズム」はティファニーが火を点けた
イギリスのジャポニズムはロンドン万博が契機となった
「未来への仮説」を関連銘柄から類推する
四季報での「気づき」のテーマを未来予測に転換する
気づきのテーマ1 組み合わせがすごい
気づきのテーマ2 強い「アナログ」と強い「デジタル」を探す
気づきのテーマ3 「両にらみ経済」からの妄想ストーリー
気づきのテーマ4 アウトバウンド
気づきのテーマ5 気づきの銘柄と「発想の転換」
気づきのテーマ6 質にこだわる「量より質」
気づきのテーマ7 個別最適化
気づきのテーマ8 モノから体験・参加へ
気づきのテーマ9 少人化・無人化
第5章 投資家として企業の人格を知る
株主になるなら企業の歴史、企業風土を直に感じてみる
企業に接する早道として株主総会に出席する
株主総会でわかる企業の本当の姿
企業や企業の跡地を訪ねることで、「企業を知る」が進化する
セイコーの技術が世界で初めて水運儀象台を完全復活させた
熟練工の手作業で組み立て、検査を実施する高級車の生産工場
リニア中央新幹線と甲州ワインのコラボの可能性
日本の近代産業の起源である鉱山経営の跡地を訪ねる
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